ドローイング150. 京都の路地の風景

　最終講義の準備をしている。これまでのデザイン遍歴でも講述しようと思い学生時代に制作した建築作品などを集めていた。そのなかに裸婦のクロッキーがあって、初見では今より上手いじゃないかという印象があった。だが年齢とともに認識が変わっているから実際どうなのかなぁ。さてその裸婦クロッキーは大学に置いてきたから最近ので代用しておこう。
　今日は立春である。文字通り春が始まるという季節だ。町屋の二階の窓からは空が青く少し暖かくなり光は透明感があり、そう!冬がようやく終わったと思わせてくれる天気だ。たしかに今朝は町屋越しにそんな風景が見えるけど、寒いぜよ。予報では来週はまた寒くなるようだ。冬と春のせめぎ合いが始まった頃といったほうがよいか。
　あら路地向こうのマンションの駐輪場に親子が登場した。人並みに綺麗なオカンと少年か。オカンのママチャリの後ろに屋根の付いた子供用のシートが付いている。多分少年が以前乗っていたシートかもしれない。ママチャリって家族とか普通の暮らしを露骨に表現しているのようなところがあって面白い。
　それにしてもダウンコートのオカンの体型をみていると、身長が160cm位で足は細からず太からずで綺麗な方だろう。体型は人並みにバランスが取れていると観察すると、この画像の体型に近いではないかと偶然の符合に笑ってしまう。週末の朝の京都の路地の風景である。さて家の掃除でもしますか。