
キングサーモン(マスノスケ)はアラスカあたりでは巨大化し、尾叉長2m、 60Kg くらいまで大きくなるようだ。
大きな川にしか遡上しないようで、北海道ではマスノスケが恒常的に遡上産卵する川はないが、根室や釧路沖などでロシア沿海州に回帰する途中の若い個体が捕獲される。根室の回転寿司では地元でとれるキングサーモンが一番人気だ。
昭和40年代の頃、釧路川にイトウ釣りに通った時に、大きな背中に苔の生えた真っ黒い巨大トラウトが捕獲され、調べたらなんとマスノスケであったという話を地元の釣り師に聞いたことがある。
道東の西別川などではしばらくの間マスノスケの稚魚放流を続けていた時期がありヤマベ釣り師たちも協力してマスノスケの幼魚は釣っても丁寧にリリースしていた。
しかし、結局カムバックキングサーモンは商業的には実現せず、やがてキングサーモンの孵化放流事業は中止された。もしかするとその時の子孫が今現在も道東の河川に多少遡上しているのかも知れない。
ある時、知り合いの漁師さんから大きなクール宅急便が届き、荷を開けてみると巨大なキングサーモンがでてきた。釧路沖で捕獲されたという。
ステーキにしたりルイベのようにして刺身で食べたりしたが、とてもおいしかった。
鮭児よりはやや大味だが脂がのって本当においしい。魚体がはるかに大きく魚肉はブロック状に切って冷凍保存したが食べきるのに半年かかった。
マスノスケが我が国で捕獲されることはそう多くはないようで、とにかく珍しい食経験であった。

道東の歌姫

最後から2番目、やっと順番がきました。 19番、津軽海峡冬景色。



いいぞ 今日はいつもより高音域の声がでているぞ。しかし。

かね二つ鳴ったところです。
2012年9月2日、北見市でのNHKのど自慢大会は13年ぶり、次回は恐らく15年後だといいます。最初は500名近くの応募があり、そこから250名にしぼった後の予選で最終的に20名が選ばれます。彼女より遙かに上手な人たちが全部予選で落ち彼女が出場者20名に選ばれたのは何故か、彼女にもまったくわからないそうです。ともかく1200名の観客の前で必死に歌い、八代亜紀さんと身近に過ごせたのは一生の思い出になりそうです。
ちなみに彼女のつけているマフラーは海軍の飛行機のりだった祖父が戦後持ち帰った落下傘( 絹製 )の切れはしを染めたものです。

