オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

道東の渓流でヤマベ300匹

2012-09-16 21:49:34 | ヤマベ釣り
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2012年9月16日(日) 曇り 時々小雨
朝9時に北見市を出発。ひさしぶりに道東の渓流にヤマベ釣りにいった。このところ釣り友達の F氏のご近所の方たちが、どうしてもおいしいヤマベの天ぷらを食べたいと哀願し続けているので、心やさしいF氏はやむなく出撃することになった。


  F 氏と、そのF1氏。


すでにヤマベの旬の時期は過ぎているが、いまどきのヤマベのほうがあっさりして天ぷらに良いという意見もある。
はたして、今日は例年にくらべ源流域はかなりの渇水状態でヤマベは数は多いが良型(ここでは15cm 前後が良型 )が少ない。サクラマスの産卵はすでに終わって、産卵行動に参加した3年魚はホッチャレヤマベの状態だ。二年魚の小型ヤマベは針にかかりにくい大きさだが、わっと餌に群がってじゃまをする。ご存じのとおり、道東の Native 小型ヤマベ釣りには、ある程度の技術が必要で、私の経験では一般的に道南や日本海側のデカヤマベのように釣りやすくはない。渓流には草木がおおいかぶさり、すぐに釣り糸がひっかかって振り込みが大変。超正確な振り込み技術を要する。ヤマベ特有のするどいあたりもこの時期はやや弱い。うまくあたりがとれないと釣り果はあがらない。道東のヤマベ釣りでは一定時間に何匹釣れるかが腕の差とされる。びーんっと銀色の魚体を激しく震わせて釣れてくるヤマベ釣りの快感は一度経験したらやめられない。渓流の状況やヤマベの性格に差異が大きいため、ある川での名人も別の川ではそうでない場合も多い。F氏はこの渓流に30年以上も通っているので文字通りここのヤマベ釣りの名人といえる。 この渓流のオショロコマは成魚の斑紋・色調が美しい。今日はヤマベの 1/3ほどのオショロコマを釣ったがすべて丁寧にリリースした。天ぷら目的のヤマベはすべてビクにおさまった。二年前、ここでヤマベ二年魚を頭から丸呑みして口から尾びれがでているオショロコマを数匹釣って撮影した。今日はそのようなオショロコマは一匹もおらず、逆にヤマベ二年魚を丸呑みして口から尾びれが見えるヤマベ三年魚が一匹釣れた(ヤマベの共食い)。午前中1時間、昼飯の後1時間の釣りで、ざっと数えたところ、おいしい天ぷらサイズのヤマベは300匹以上はありそうです。この際、誤解をされては困るのですが、実際にヤマベ資源が減少しつつある渓流や、本州のように漁協による限られた数量の放流ヤマベ(アマゴ)に依存する釣り場等とは本質的に異なり、この原始の渓流ではこの程度の釣りはまったく乱獲とは言えません。 30年以上、ここに通っている釣り師の意見として聞いていただければ幸いです。今日は疲れて北見にもどったので、おいしいヤマベの天ぷらパーティは明日になりそうです。

今回は 久しぶりにリアルタイムな記事をアップしてみました。
















サクラマスの産卵行動に参加したヤマベたち。



午前の部 ヤマベ釣り果。






午後の部 ヤマベ 釣り果


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