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20XX年8月13日 晴れ 暑い
朝9時北見市を出発。サロマ湖畔は野良人参の白い花が満開で道路添いにどこまでもはびこって壮観だ。
紋別へ出てひたすらオホーツク海の海岸線を北上した。ホタテ漁で知られるS漁港を越えしばらく走って左折、山へ入ってゆく。
古い釣りの本でこの道北の小さな渓流R川に何故かオショロコマが多数生息するという記載を発見し、調べにきたのだ。分布パターンの常識から言えばこの川にオショロコマがいるとは考えられず、異例のことである。
幸い、林道のゲートの鍵が開いており、この小渓流の奥まで入念に釣ることができた。上流のダムまでは水温も13℃と低くヤマベがとても多い。いやになるほどヤマベが多い。近年こんなにヤマベが多い渓流は珍しい。放流でもしているのだろうか。シンコヤマベが多いが2年魚、3年魚もいた。
狭い川面にはうっそうと木々が覆いかぶさり、笹が生い茂り、釣り竿を振るのも容易ではない。もちろんフライやルアーの竿は振れない。なんとか魚は釣れるが楽しい釣りとはほど遠い。
ダムがありダム下では近年珍しいフクドジョウが二匹釣れた。ダムの上流を調べたがダム上流はがらりと環境が悪化した。水量少なく荒れ果てた川はまったく魚住まずの川になっていた。水温も生ぬるく、オショロコマの生息はかなり入念に調べたがまったく確認できなかった。
アメマスも確認出来なかった。もし、本当にオショロコマが、かって多数棲んでいたとすれば、何かの理由で、ばったりといなくなってしまったのだろうか。確かに川は下流域は広い畑や牧草地の中を流れ、源流域も植林を主体とする完全な二次林の中を流れ、自然度は極めて低い。
この森は、もはやオショロコマの森とは到底言い難い。林道に沿ってワレモコウにゴマシジミが多かった。薄暗い林道にはキタベニヒカゲが多かった。















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