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にほんブログ村20XX-5-21(金) 晴れ
20XX年 早春のオショロコマ その弐
この渓流においては夏場は立派な体躯のオショロコマがみられるが、この時期、大型オショロコマはどこかにいってしまったようだ。


釣れてくるオショロコマは小型のものがほとんどで魚体の状態もいまいちで見栄えがしない。エサはまだ豊富でなく、越冬直後のせいかほとんどの個体はやせており肌は細かな擦り傷が目立って、みずみずしさがない。昨年秋の産卵行動時の状況をまだ引きずっている個体も多い。
































この時期のオショロコマたちの住み家は、流れが緩やかなちょっとしたたまりだ。夏とは異なり瀬にはまったく出ていない。それなりのたまりを捜しては入念に探り釣りをしてゆくしかない。
一方、山の草木はまだ芽をふいたばかりで、どこまでも見通しがよくヒグマとの接近遭遇の恐れがないため、かなりの場所まで安心して入って行くことが可能である。新しい釣り場の開拓には適した時期とおもう。
この日は、新しい棲息水域をかなり確認できた。
この日、撮影させていただいたオショロコマたちは、全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

この渓流は、はるか下流の本流水域にダムがあり、下流域に繁殖する外来魚ニジマスはそこからは遡上不可能で今のところニジマス汚染のない渓流である。この水域にニジマスを放流するのは断固、控えてほしい。
この原始渓流で、外来魚ニジマスが釣れた場合、それがいかに違和感を伴うことか、ほんの少しでも想像してみて下さい。
ここでニジマス放流がおこり自然繁殖するようになれば、恐らく5-6年でニジマスに駆逐されてオショロコマは消えてゆくと考えられます。
まさかと思われる方は、ご面倒でも最近1-2か月分でよいので、このブログで紹介した多数の実例を御覧になって下さい。
次項、 早春の美麗大型ニジマス釣り へ続く。

春爛漫のフキノトウ。

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