にほんブログ村
にほんブログ村
20XX-5-29
原始渓流アメマスの川で無数のスナヤツメ求愛行動
晴れているが寒い。朝11時起床。
午前11時30分に北見市の自宅を出発、昨年、美しいアメマスが多かった常呂川水系の上流 SKB川源流域へ向かった。
途中、味自慢のソバ屋でで海老山菜ソバで昼食。そのあとかなり走って、この川の源流域に至る林道へ入った。
新緑が美しく春のいぶき一杯だ。源流域にいたり、いつもの橋から谷底の渓流に降りて、釣り登る。
この渓流では以前に尾叉長51cmの陸封型巨大アメマス(いわゆるエゾイワナ)を釣ってリリースしたことがある。
この渓流は、良型美麗アメマスが入れ食いの時がある反面、いないとなったらまったく魚がいない気まぐれ渓流である。
この日は、水量もよし、渓流の美しさも、いつもと同じく素晴らしい。
しかし、美しい川の流れは変わらないのに、意外にも期待していたアメマスはまったくいない。あんなに沢山いたアメマスがまったくいないのは時期的なものであろうか。
かなり奥まで遡行したが今日はオショロコマ2♀♀のみ。この時期はよろしくない渓流のようだ。
ふと足下の流れをみるとビックリ、おびただしい数のスナヤツメ( Lethenteron reissneri )がお互いクネクネと絡み合いながら求愛行動の真っ最中であった。
オショロコマと同じく環境省の絶滅危惧2類とされており最近あまり見かけないと思っていたが、こんなに沢山いるとは。
近縁のシベリアヤツメ( Lethenteron kessleri )とは肉眼的に鑑別困難とされます。
ちなみにこれは魚類ではありません。円口類です。
こんな生き物が残っているとは、まだまだこの渓流も捨てたものではないと実感した。ちなみに、この渓流ではいまだニジマスの侵入がなく原始の姿そのままをとどめている。
北海道においても、ほんの100年ほどの間に人間は原始の生態系を限りなく破壊し、さらに一部の釣り人のはかない欲望を満たすために、ところかまわずニジマス放流が続けられてきたが、そろそろ我にかえって現実を直視すべき時期がきていると思う。
これからの遊漁はひたすら人間中心といったこれまでの考えは改めて、極限まで危うい状況に陥ってしまった在来魚中心の方向へとシフトすべきである。これは先進諸国では一般市民や釣り人の間では常識であり、日本における生態系への感覚はいまだ幼稚園児レベルといえよう。
このような意見に違和感を感じる方が万一まだいらっしゃるなら、恐れ入りますがオショロコマがニジマスに壊滅させられた例のあたりからの一連の記事を覗いていただければ幸いです。
いまだ在来魚が棲息する水域にニジマスが侵入する危惧がある場合、決してニジマス放流を行ってはいけない。
具体的には、今後はニジマス放流をライセンス制、報告性とすべきで、ニジマス放流可能水域を行政が指定する方向に向かうべきである。
それが 不可能な場合は ニジマス放流全面禁止もやむを得ないと思う。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
20XX-5-29
原始渓流アメマスの川で無数のスナヤツメ求愛行動
晴れているが寒い。朝11時起床。
午前11時30分に北見市の自宅を出発、昨年、美しいアメマスが多かった常呂川水系の上流 SKB川源流域へ向かった。
途中、味自慢のソバ屋でで海老山菜ソバで昼食。そのあとかなり走って、この川の源流域に至る林道へ入った。
新緑が美しく春のいぶき一杯だ。源流域にいたり、いつもの橋から谷底の渓流に降りて、釣り登る。
この渓流では以前に尾叉長51cmの陸封型巨大アメマス(いわゆるエゾイワナ)を釣ってリリースしたことがある。
この渓流は、良型美麗アメマスが入れ食いの時がある反面、いないとなったらまったく魚がいない気まぐれ渓流である。
この日は、水量もよし、渓流の美しさも、いつもと同じく素晴らしい。
しかし、美しい川の流れは変わらないのに、意外にも期待していたアメマスはまったくいない。あんなに沢山いたアメマスがまったくいないのは時期的なものであろうか。
かなり奥まで遡行したが今日はオショロコマ2♀♀のみ。この時期はよろしくない渓流のようだ。
ふと足下の流れをみるとビックリ、おびただしい数のスナヤツメ( Lethenteron reissneri )がお互いクネクネと絡み合いながら求愛行動の真っ最中であった。
オショロコマと同じく環境省の絶滅危惧2類とされており最近あまり見かけないと思っていたが、こんなに沢山いるとは。
近縁のシベリアヤツメ( Lethenteron kessleri )とは肉眼的に鑑別困難とされます。
ちなみにこれは魚類ではありません。円口類です。
こんな生き物が残っているとは、まだまだこの渓流も捨てたものではないと実感した。ちなみに、この渓流ではいまだニジマスの侵入がなく原始の姿そのままをとどめている。
北海道においても、ほんの100年ほどの間に人間は原始の生態系を限りなく破壊し、さらに一部の釣り人のはかない欲望を満たすために、ところかまわずニジマス放流が続けられてきたが、そろそろ我にかえって現実を直視すべき時期がきていると思う。
これからの遊漁はひたすら人間中心といったこれまでの考えは改めて、極限まで危うい状況に陥ってしまった在来魚中心の方向へとシフトすべきである。これは先進諸国では一般市民や釣り人の間では常識であり、日本における生態系への感覚はいまだ幼稚園児レベルといえよう。
このような意見に違和感を感じる方が万一まだいらっしゃるなら、恐れ入りますがオショロコマがニジマスに壊滅させられた例のあたりからの一連の記事を覗いていただければ幸いです。
いまだ在来魚が棲息する水域にニジマスが侵入する危惧がある場合、決してニジマス放流を行ってはいけない。
具体的には、今後はニジマス放流をライセンス制、報告性とすべきで、ニジマス放流可能水域を行政が指定する方向に向かうべきである。
それが 不可能な場合は ニジマス放流全面禁止もやむを得ないと思う。
にほんブログ村
にほんブログ村