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20XX-7-5 日 晴れ
道東T川、ヒグマの巣窟、源流域の野性的なオショロコマ。
朝9時、道東のT川に向けて北見市の自宅を出発。
この日は先日の大雨で各地で林道崩壊や土砂崩れなどが相次いだ。
オショロコマの森へ至るルートがいたるところでズタズタに寸断されていた。
そのため、あちこちの林道のゲートが施錠されてしまい、一般の車両が山に入って行くのは、ほぼ困難な状況であった。
T川水系で、この日なんとか入ってゆくことが出来た林道も林道の真下が濁流で流されてえぐれてしまい、崩れ落ちる寸前だ。
キモを冷やしながら突破した難所が2カ所あった。あやうい道路が崩れたら車もろとも川へ転落するというのに我ながら度胸があるというか、お馬鹿というか、幸運にも難所は2か所とも無事に突破した。
その後は林道の状態はまあまあで、最初にT川源流域に到達した。ここまで来るとさすがにヒグマさんの気配は濃厚で糞があちこちに見られた。
この時期はやはりフキが主食のようでフキのウンコである。
ヒグマさんとの接近遭遇を避けるため、持参の中国産爆竹をおもいきり鳴らす。
バンバンばんばんとものすごい爆竹の音が響く。
そのあと、川に降りてみたが、いつもは小型の山岳オショロコマが養魚場みたいに群れている立派な溜まりに魚がいないのに驚いた。
先日の大雨で大増水したときに全部流されてしまったのだろうか。
それでも急流の岩陰などに潜むオショロコマを探り釣りで、10数匹ほど釣って撮影できた。源流域特有の、成魚でも小型でとても野性的なオショロコマだ。
色彩は暗褐色調で派手さはまったくないが、源流域に生きるたくましさがみなぎっていて私は好きだ。
撮影させていただいたオショロコマたちは撮影後、すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。
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