オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

クレッソンとバイカモが繁茂する道東N川水系でカワマスとオショロコマの雑交F1を7個体確認

2012-11-11 18:06:17 | カワマス
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20XX-6-4  曇り のち雨 
朝8時30分出発。再び、カワマスの棲む湿原の渓流を訪れた。朝から曇。気温8度C。ときおり小雨。ぶるぶるっとくる寒さ。2週間前とくらべかなり草が伸び、木々の葉も繁っている。はやクレッソンとバイカモがすごい勢いで繁茂している。2時間、入念に釣りながら川を遡行したが、思いがけず全く魚信なく一匹も釣れない。拍子抜けしてしまった。一体どうしたことだろう。とうとう諦めて川を下ることにした。



帰りはまったく様相が変わった。川を下りながらの釣りでは次々と魚が釣れ始めた。普通のオショロコマ12匹とカワマス×オショロコマの雑交F1( 以下雑交 F1と略 )成魚5匹、雑交 F1幼魚2匹、ニジマス2匹が釣れた。意外と流れが速いので下流からの釣り上がりではエサが魚の前に停滞する時間が短く、食いつく間もなく流れ去り、そのため釣れなかったのだろう。また夕刻になってから釣れはじめたので、食いが立つ時間帯の問題かも知れない。薄暗くなった夕方5時30分に川をあがった。入念にさぐりながら釣ったのだがきっと相当釣り残しもあるのだろう。とはいっても決して魚影の濃い川ではない。屈曲蛇行しバイカモがきれいな本当に美しい流れだが実は相当に釣りづらい川である。



この渓流の純系オショロコマたち
























カワマス×オショロコマ 雑交F1 個体










この川にはヤマベ、アメマスはおらず在来種はオショロコマのみだ。オショロコマとカワマスとの雑交 F1がみられるのは約100m ほどの短い水域でその上流、下流は普通の、一見純系と思われるオショロコマばかりであった。雑交 F1は倒木の陰にできた深いたまりになどに好んで潜む。すごい勢いで吹っ飛んできて一気にエサに食いつく。このうち一匹は釣り落としたが、同じ魚がすぐにまた食いついてきた。このように雑交 F1は他の渓流魚に比し獰猛で釣りやすい魚のようで、いれば容易に釣れてしまう感じだ。雑交 F1成魚は、いかにもどう猛な顔つきだ。頭が大きく、口は耳まで裂けているといった風で、カワマスの形質がめだち、おそろしい形相の個体もいる。雑交 F1老魚とおぼしき個体も釣れたが老魚となると、もはや美しい魚とは言えない。今日は純粋なカワマスは一匹も確認できなかった。雑交 F1を7個体確認した。この水系を見る限りではカワマスが在来のトラウトと雑交を繰り返し、F1は生殖能力が劣るため結局はカワマスも在来種も絶えて、そこが死の川になるという恐怖の図式はないようだ。しかし、今後とも調査を続けて行きたいと思う。

遡行のときは同じ場所にエサを流していたのだがカワマスF1の魚信はなく、前述のごとく何故か釣り下るときに釣れた。どうも、この川は釣り下るのが良いのかも知れない。夏場は草木が川面を覆って茂り、さらに振り込みにくく釣りにくい渓流になる。



雨のなか、帰路についた。今日は何故か動物の道路飛び出しが多い日だ。鹿が多く峠の下りで何と4回も鹿とぶつかりそうになった。最後はキタキツネが車の前に飛び出しあやうく轢きそうになった。





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知床、ヒグマの巣窟、Tyr川支流TOB沢の美麗オショロコマ

2012-11-09 11:23:12 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX年8月28日。晴れ。
羅臼側の知床半島付け根を流れるこの TYR 川は多彩な渓相を有し多数の支流のほとんどにオショロコマが棲息すると思われる。かってはアラスカのドリーバーデンを思わせる大型降海型オショロコマも釣れたという。しかし釣り人が入渓できる流域はごく一部に限られ、そこでは集中的に絶え間なく釣り人が入るため,それらの水域で釣れる渓流魚は近年激減している。
 この支流T沢は古くからヒグマの巣窟といわれ、今は林道も荒れ放題で地図を見ると上流域でなんとか川に降りられる場所は唯一カ所しか見あたらない。ヒグマとの遭遇が怖いと同行を拒む友人F氏を説き伏せてオショロコマの撮影に出かけた。彼はかってこの林道の崖の網掛け作業に何度も入ったことがあり熊の多さを実際目の当たりにしているのだ。覆い被さる草木を車で押し分けながら進み、荒れた林道をつめて車が傷だらけになったころやっと川が少し近づいてきて、そこから思い切って急斜面を下って川に出た。






川は一見だらだらした流れだが、いたるところで川底は岩盤になりその深い裂け目にオショロコマが群になってひそんでいた。水は澄んで凄烈だ。熊よけの爆竹を鳴らすとその空気の振動を感じておびただしい数のオショロコマが一斉に岩陰から飛び出し、狂ったように足元を縦横無尽に走った。

釣り人が入らないため、良形の個体が多い。成魚は川底の状態を反映して独特の明るい黄色調を基本としている。赤点紋理は細かく、黄色味の強いオレンジで背部虫食い紋は細かいが、めりはりがはっきりしている。腹ヒレは黒くならない。とても美しい個体群だ。 
 川の状態は水面が鏡のように滑らかで魚も見えるが向こうからも釣り人が見える。そのため警戒されて魚が多い割には入れ食い状態にはならなかった。30数匹ほどを釣って撮影後すべて丁寧にリリースした。



























川からあがって武装解除しているとF氏が アゲハチョウの汚損個体が飛んでいるという。アゲハチョウ Papilio xuthus は知床では
いまだ未記録の蝶だ。ほんまかいな と見るとなんと アサギマダラであった。これも知床では未記録種である。
生粋の北海道の蝶屋さんの彼はアサギマダラを初めて見たという。帽子で捕まえろ、いや写真だ、などといっているうちに飛び去ってしまった。
マーキングなどはなく雌雄はわからなかった。



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勇駒別川上流にてオショロコマを発見出来ずニジマス45cmを釣った。

2012-11-08 19:30:14 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX年9月9日 晴れ
今から38年前、大学二年生の時、釣り友達と二人で真冬の勇駒別川上流にニジマス釣りにいったことがある。そこは当時は勇駒別温泉と呼ばれていた。現在は旭岳温泉と名前を変え、ロープウェイも出来て大雪山の主峰の旭岳への重要な登山起点でもある。当時の釣り雑誌に雪に覆われた真冬の勇駒別川にカンジキをはいて到達してニジマスを入れ食い状態で釣った話が写真入りで大きく紹介されていたのがきっかけであった。今、あるかどうかは知らないが白雲荘という古い温泉宿に泊まった。当時は結構冬山遭難もあって旭岳の山中では時々睡眠薬自殺をする人もいたらしい。ここに名物おじさんの虎さんという人がいて旭岳での自殺者や遭難者を収容する時に先頭に立つ役柄の人であった。酔っぱらうとその経験談を実にリアルにえんえんと語る。夜がふけるまでストーリーテラーみたいに興味津々の話を聞かせてくれたが、おかげで寝不足になった。当時、近くにニジマス養殖場があって、大水でかなりのニジマスが勇駒別川上流へ逃げ出し、その後繁殖したらしい。 翌朝、深い雪のなかを川に向かった。釣り雑誌の記事とは違ってカンジキをはくと深い雪のなかでなかなか身動きとれず、川に到達するまでに完全に力つきてしまった。小さな滝のようなところがあり、温泉街の排水でひどく汚れた滝壺に振り込むと大きなニジマスがかかったが、すぐに針がはずれて逃げられた。他には釣り場になるような川面は無い。絶対にニジマスを釣ると粘る友人を残して、私は諦めてひきあげ、温泉でのんびりしていた。白雲荘の温泉排水池にティラピアが繁殖していて、釣り竿を100円で貸してくれた。私はティラピア釣りで時間をつぶした。夕刻、友達は25cmのやせたニジマスを1匹ぶらさげて帰ってきた。夕食に20cmほどのティラピアとニジマスを焼いてもらったが両者ともひどい臭いと味で食べられなかった。もう勇駒別にはこないぞと固く決心したのを思い出す。 

 その後、旭川にも19年住んだがすぐ近くにあるにもかかわらず私は勇駒別川を訪れた事はなかった。その後旭川から北見に移り住むようになって久しいが、最近になってこの勇駒別川にオショロコマがいるのかどうか急に気になりはじめた。たまたま仕事で旭川を訪れる機会があったので、38年ぶりの再訪となった。当時の記憶では勇駒別川源流域は温泉街からの大量の温泉排水で汚染がひどかった。

 そこで今回は源流域は避け、勇駒別川上流域につながる林道から川に入った。狭い林道をかなり進んで山をひとつ越えた付近に勇駒別川にかかる橋があり、そこから入渓した。釣り人の痕跡がとても多い。ほどなく妻がぴーぴー呼び子を鳴らしている。行ってみるとおおたまりで良型ニジマスと格闘中であった。2.7mの極細の渓流竿なので相当な引きである。しかし3分もするとニジマスは力つき、やがてコントロール可能になった。46cmの立派な♀であった。そこから少し釣りくだったがよいポイントがなく、橋の上流は流れのゆるいところにニジマス幼魚ばかりが多かった。その後25cmのニジマスも釣れた。この界隈はニジマスしかいないようだ。温泉の排水のせいか水は清冽とは言い難く、水温はとても高くて何と 19℃もありオショロコマの生息にはまったく適していないようだ。温泉排水による相当な汚染と外来魚ニジマスの繁殖でもはや勇駒別川上流には Native の渓流魚はいないのだろうか。結局、ニジマス幼魚は多いがオショロコマは見かけなかった。隣のP川やS沢にはオショロコマがいるかも知れないが、ここもニジマスに侵淫されている可能性があろう。今日はもう時間がなく引き上げることにした。

























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早春、原始林の渓流、穏やかな流れ

2012-11-07 21:19:47 | 渓流魚、蝶、自然
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2011-5-22 曇り
この時期、一般的に渓流釣りは難しい。山奥の林道は冬期間の倒木などで荒れており多くは入林禁止。雪解け増水で源流域は激流だ。増水が治まってきた川でも魚の活性は限りなく低い。それでも釣り好きな人たちは我慢できず出かける。午後1時30分、自宅を出発。湖畔のホテルのため、この時期でも林道が整備されている北見市近郊のT湖へ行ってみた。山菜採りの車が沢山入っていた。湖ではルアーを引いている釣り人が二人。きっと何も釣れていないだろう。原始林の中の遊歩道を歩いてゆくと、やがて湖に入る小さな渓流が見えてくる。湿地を屈曲蛇行している、どんよりしているが美しい流れだ。川岸にはクリンソウがびっしりとあり、蕾をふくらませていて、これらが咲き誇ったら絶景だとおもう。川にオショロコマはいないがアメマス、ウグイ、ニジマスなどの幼魚たちが棲んでいる。この時期、釣ってはいけない魚もいるが、隔離された湖に放流されたものなので法律的にはどんな扱いになるのだろう。早春の渓流で、のんびり小魚たちと遊んで、夕方4時に川をあがった。



































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大雪山石狩川源流域支流の緑色調のオショロコマのヒレに寄生するヒル

2012-11-06 20:11:35 | オショロコマの病気
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20XX年 8月5日 雨のち曇りのち晴れ
 Y 川の灰色オショロコマ撮影の後、石狩川源流域の別の支流のオショロコマを撮影することにした。この渓流のやや下流域は何度か調査したことがあり、そこのオショロコマは体色が緑色を帯びるのが特徴であった。上流域はヒグマの気配が特に濃厚であるが、オショロコマは渓流の良好な自然度を反映してかなり高密度に生息していた。しかも比較的良型の個体が多かった。オショロコマは基本的にここの下流域と同一の外観で、基本色調は緑色調のものが多い。♀は腹部は一般に白く着色傾向は弱い。♀のヒレは着色少なく、一方、♂のヒレは暗褐色から黒い色調だ。赤点紋理は♂♀とも、とても細かく数が多い。♂は稀に黄色い個体もいるが概して緑色調を帯びる。この水域のオショロコマに特徴的なこととしてヒレにヒルの寄生がとても多い。なんと約三分の二の個体は寄生されている。ヒルは必ずヒレに付着し、体幹部には滅多に付着しない。またヒルの寄生により衰弱しているような個体はいなかった。標津川上流、常呂川源流域や知床半島の渓流にもヒルが寄生するオショロコマ個体群がいるが、ここほど多い水域は他にない。このヒルはヤマベ、アメマス、ブラウン、ニジマス、カワマスではいまだ見たことがなくオショロコマ特有のものだろうか??。きっと渓流のトラウトならどれにでも寄生しそうな気がするが今後注意深く見てゆきたいと思う。今日も撮影させていただいたオショロコマたちはすべて丁寧にもとの渓流にリリースしました。
























このように川ヒルが寄生しているオショロコマが多いのにお気づきでしょうか。 ただ川ヒルがついていても、そのオショロコマが
特に弱っていたり何らかの異常をしめしていることはありません。 もしかすると何か共生関係のようなものがあるのかも知れない
という気もします。













































大雪山国立公園の奥深くの、この水域には種々の理由で現在一般の人が入域することはできません。 さすがに人の気配のないところはオショロコマの楽園です。立派な、この水域独特のほれぼれするようなオショロコマが無尽蔵に棲んでいます。川ヒル寄生がこんなに多いところも珍しいとおもいます。
えんえんと多数の個体を提示させていただきましたが、これらの画像はこの水域に関して貴重なデータベースの意味合いも兼ねています。





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北海道洞爺湖で釣れた83cm 7kg の大型ブラウントラウト♀の記録

2012-11-05 19:54:39 | ブラウントラウト
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道南にブラウントラウトを見に通っていた頃、北海道では一体どのくらいの大きさのブラウンが釣れているのか興味があって、色々な人に聞いてみたことがある。このとき、話題にあがった中で当時一番大きかったのがこのブラウントラウトであった。写真をプレゼントされ、貴重な記録として公表してもよいとのことであったのでここに呈示させていただくことした。
1995年2月27日。洞爺湖にて斉藤敏幸氏によって釣り上げられたブラウントラウト♀は尾叉長83cm 体重7.0Kgの大物であった。釣り上げたときバラバラと大量の卵を産み落としたという。中禅寺湖では10月下旬から12月上旬に流入河川にブラウントラウトが遡上産卵するという。洞爺湖では産卵時期が2-3月といったところであろうか。洞爺湖においてさらなるブラウンの記録の更新はその後あったのだろうか。







世界的にみるとブラウントラウトは文献では107.2cmが最大の記録というのを見たことがある。支笏湖でもサケみたいにチャンチャン焼きができるほど大きなブラウントラウトが釣れたが、( 塩谷 敦氏 が 2009-6-17  支笏湖で 93.5cm 13.55Kg  の巨大ブラウントラウトを釣り上げている。)今後日本での最高記録は一体どのくらいになるのだろうか?. 支笏湖では、その後も大型のブラウンが釣れているようだ。


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超おいしい北の大型トラウト、 幻の鮭、鮭児

2012-11-04 11:36:18 | 大型魚
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久しぶりに鮭の定置網をやっている漁師さんから鮭児(けいじ)を1本いただいた。職業柄、漁師さんとかかわることも多く、時々おいしいお魚ををいただくことがあるが鮭児はさすがに滅多にあたらない。鮭児とは知床の羅臼から網走にかけての海域で11月上旬から中旬の一時期に稀に捕獲されるとてもあぶらがのった若い鮭(シロザケ)である。胃の下についている幽門垂の数が220程度であれば鮭児としてほぼ間違いがないという。精巣・卵巣はとても未成熟で遺伝子解析からアムール川系の若い鮭が何かの理由で遠く知床まで回遊してきたものとされている。しかし最近はアムール川は工業汚染が著しく鮭など登る川ではなくなったとの意見もあり、実は鮭児は沿海州河川由来の鮭との話もあるようだ。定置網にかかる鮭1万匹に対して1匹程度しかとれずとても少ない漁獲量だ。極めて美味。脂ののりを示す脂肪率は通常の鮭が2-15%であるが鮭児は30%前後とされる。高級食材として珍重されているようだが一般に出回るほどには漁獲されない。価格はあまりに高価なのでここでは触れない。

今回いただいたものは尾叉長58cm と鮭にしてはかなり小型で,鼻先と目の距離がとても短くウロコはギンピカピカ。鮭児は魚体が小さいほどおいしいとされる。刺身で食べるとマグロの大トロより断然おいしい。我が家の子供たちは小さい頃、鮭の焼き魚はあまり好きではなかったが鮭児の焼き魚はおいしいおいしいと夢中で食べていた。













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超おいしい北の大型トラウト、興部沖で捕獲されたメジカ

2012-11-03 17:54:19 | 大型魚
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メジカとは北海道の河川には遡上せずオホーツク海を回遊し宗谷岬を越えて日本海を南下して新潟県など本州の河川に遡上産卵するシロザケが北海道沿岸で捕獲されたものを呼ぶ。索餌回遊中なのでたっぷりエサをとり栄養満点に肥えて脂ものり、栄養をたくわえとてもおいしい。当然価格も目が飛び出るほど高価だ。

母なる故郷の川が近づいてきたときシロザケはホルモンのせいで鼻が長くなり形相も迫力がでてくる。一方、いまだ索餌回遊中のメジカはまだ目と鼻先は近く優しい顔つきで、それでメジカと呼ばれる。超おいしい北の大型トラウト筆頭の鮭児(けいじ)が一万匹に1匹とされるが、メジカは数千匹の鮭に一匹の確率で捕獲されるという。北海道北部オホーツク沿岸の雄武(おうむ)町から興部(おこっぺ)沖で捕獲されるものが最上級とされる。身がおいしいのは勿論だがメジカの卵(イクラ)はさらに絶品だ。母川への遡上を間近にひかえた鮭の卵と異なり、まだ卵膜がとてもやわらかく歯ごたえがやさしい。興部沖で捕獲されたメジカの卵のみりん醤油一夜漬けはキャビアなど足下にもおよばないほど美味です。

メジカの身は私たちはもっぱらルイベで食べています。これは雄武のある漁師さんからプレゼントされた興部沖で捕獲された正真正銘のメジカです。



この他、サクラマスがおいしい。海で捕獲されるものもおいしいが、河川に遡上してきたばかりのもの(何故か北海道の河川ではこれを捕獲すると密漁になるので注意。本州でも一部禁漁河川がある。)は極上とされる。冬が終わり、雪が解け湿地に水芭蕉が咲く頃、斜里川や渚滑川では遡上サクラマスの密漁は春の風物詩みたいな風景だ。密漁する人たちには犯罪意識はまったく無い。おれたちにだまって勝手に法律をつくりやがってといった風である。斜里川下流域では思いあまったせいかサクラマス密猟者が姿をかくせないよう河畔林を全部伐採するという思い切った処置がとられるとのうわさで、岸辺の水産生物に与える影響が懸念されている。



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知床半島ZGS川のオショロコマ

2012-11-02 21:26:23 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-23 (木) 曇り
知床半島の付け根ウトロ側、ZHS川を横切ってしばらく林道をすすむと ZGS川を横切る。この川には大きな深いたまりがあり、そこにはとても小型のオショロコマたちが群れていた。今日は先を急ぐこともあって6匹のみを釣って撮影。すべてN川本流のオショロコマと同一で腹は黄色くヒレは黄色~黒色調で赤いものはなかった。赤点紋理は細かく♂体色は暗褐色調。



















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知床ZHS川の小型野性的なオショロコマ

2012-11-02 00:21:02 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-9-23 (木) 曇り
秋分の日で休日。朝9時、久しぶりに知床半島ウトロ側のオショロコマを見るために北見を出発。最初に知床半島の付け根にあるN川へ向かった。N川には支流が多く、そのいくつかにはオショロコマが棲んでいる。山奥の林道をすすむと、やがて林道がその支流の一つを横切る。ZHS 川である。この小規模な細流には、これまた小ぶりの独特のオショロコマが棲んでいる。
橋の上下10mほどをさぐって実に野性的な小型オショロコマ11匹を釣った。オショロコマたちは水中で撮影後丁寧にもとの場所にリリースした。



























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