オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

知床半島羅臼側S川の降海型オショロコマ

2013-03-13 19:05:47 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-5-12 (土) 曇 小雨 気温3℃低温 
知床半島羅臼側S川の降海型オショロコマ

雪崩 強風注意報のなか知床の羅臼にむけ F氏と我々夫婦の3人で午前9時に北見を出発。

羅臼峠は濃霧、強風、少し前まで吹雪であったのかハイ松やダケカンバが樹氷になっている。

車の窓を開けたり車を降りるとすごい突風。しかし峠を越えると天候は回復傾向となってきた。

羅臼におりると風は強いが霧は晴れていた。

今日の目的のS川でオショロコマ降海型1匹 河川残留型22匹を釣って撮影した。


ここのオショロコマは概して小型であり 腹部が淡く着色するが体色が白っぽいのが特徴である。

一方、それ以外の外見の個体も混ざり、いまだ特定の形質に収束しきってはおらず遺伝的多様性は多少保たれている。

















降海遡河型オショロコマによる海からの遺伝子補給があることが伺える。個体数はかなり多い。

せっせと釣っては手早く撮影し、オショロコマはすべて丁寧にリリースした。

水温3℃。強風で体感温度は-5℃くらいだろうか。絶え間無く水中に肘まで入れて撮影しているとみるみる体温が奪われてゆくのがわかる。

今日は一日中調べて、やっとこの渓流で降海型オショロコマ1匹を確認できた。


尾叉長18cmほどの小型の個体で、おそらくスモールト化してこれから海に下ってゆく個体と思われた。体色は銀色に変化(ギンケ化)し
ヒレは透明化し尾びれの辺縁は黒化する。体型は細長くなり、降海型オショロコマの特徴がはっきりしてきている。

帰りは越川の峠を越えた。やはり峠は濃霧で視界最悪であった。

鹿もかなり道路に出ており、何時衝突するかわからない。

いやなドライブであったが 午後9時 無事に北見にもどった。とにかく冷え切った。

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早春のアメマス、きれい。

2013-03-12 19:19:56 | 渓流魚、蝶、自然
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20 XX -5-3 (木) 晴れ 暖かい
早春のアメマス、きれい。

連休でお休み。F氏は風邪でダウンしたので私たち夫婦二人で早春のアメマスを見にでかけた。



朝9時に北見市の自宅を出発。1時間30分ほど走って目的の渓流についた。

昨年は、このあたりで30~40cmの良型アメマスを1日で30匹ほど釣っているのでたいそう期待してやってきたのだ。




しかし。川のまわりの雪は全部解けていたが、昨夜かなりの雨が降ったせいか、ものすごい増水で普段の倍ほどの水量で水も濁っている。


これではとても釣りにならない。

やっと若アメマス1匹、20cmほどのニジマス1匹を釣ったのみ。

時間があまったので、源流近くまで行ってみると、川はやや穏やかな流れとなってきた。



仕方なく、持参したランデングネットで川岸をすくって歩いた。


アメマス稚魚が沢山いる。

5-10cmの幼魚も結構入るのでこれらを撮影した。

水が濁り急流なので蕗の葉を敷いてバックにして撮影した。

アメマス幼魚も結構変異がありとても美しい。











このアメマス稚魚のヒレに淡水ヒルガ寄生しています。こんな稚魚の段階から寄生が見られるとは驚きでした。しかもヒルそのものも幼体です。




これはオショロコマの稚魚でしょうか。




川の中にころがっていた鹿の頭蓋骨を発見、撮影した。




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最後のオショロコマ、常呂川支流THRN川

2013-03-11 18:58:39 | 渓流魚、蝶、自然
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2008-10-12 (日)  晴れ

最後のオショロコマ、常呂川支流THRN川

秋の珍味、おいしいコクワを捜しにオホーツクの森にいったが立派なコクワの群落があちこちにあるものの 実は一個も発見できなかった。恐らく時期が遅くてみんな実は落っこちてしまったみたい。

この時期、畑にすきこんで肥料にするひまわりがどこまでも咲いている。

時間が余り、今日は常呂川河口近くにある支流、これまで未調査であったTHRN川にオショロコマ調査にはいった。

初めての川だ。水量は少なく 水無し川になっている支流もあった。

河川改修工事がけっこう行われている川で自然度は極めて低い。

オショロコマはまず期待薄と見た。小さな背の低いダムが2基続いているところから川に入った。













1.5mほどの高さのダムの下などを釣ったが シンコヤマベ6、 アメマス幼魚1、 ヤマベ成魚1 、ニジマス幼魚4、ニジマス25cm 1 を釣って撮影。このダムは背が低く増水時期にはサクラマスは乗り越えるだろう。

熊の糞があり撮影。



上流で津別建設がダムを造っていた。この川は山も落ち着いておりダムは明らかに不要だ。



その上流域に向かうと大きめの魚止めというべき砂防ダムがあり、ダム下たまりで 小型ヤマベ6 ハナカジカ4  さらに思いがけず 25cmほどの良型オショロコマが2匹釣れた。恐らくTHRN川最後のオショロコマであろう。









よくぞ生き残っていてくれた。手早く撮影して丁寧にリリースした。

























ごく近い将来、ここのオショロコマが絶滅することは確実だが、貴重な映像だけはしっかりと記録した。

針にもかからないチビヤマベが多い。 さらに上流は荒れ川で魚の気配はない。さらにダムが一基あったがダム下たまりには魚がいなかった。 

丁度良いエノキダケと ヤナギタケがあった。 

午後4時30分。夕暮れになったのでひきあげた。コクワは無いがヤマブドウが少し実を付けていた。 




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大雪山系の暴れ川に棲む黄緑色のオショロコマ その2

2013-03-10 12:18:18 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-12 小雨~雨~曇り  13℃
大雪山系の暴れ川に棲む黄緑色のオショロコマ その弐


この川は合計4基の砂防ダムがあるがうち二つはほぼ埋まり、相当な暴れ川なので残りのダムもそう長持ちはしないだろう。


橋など造っても、暴れ川の増水時には必ず流出する。そこで増水時には水の下になるコンクリート製の所謂 沈み橋 が造られる。



暴れ川になった理由は上流の樹木を限界を超えて大伐採しすぎたためであることは言うまでもない。





























一般的に、木を切る立場の人たちは見境なく、ひたすら切りたがる。大雪山山麓にそのような場所はとても多い。

今回わかったが、この渓流の釣りポイントはピンポイント的に限局しており、その水域以外ではまったく魚信がないため前回魚のいない川と判断したのであろう。





実は魚がいるという証明よりはいないと証明するほうが遙かに難しい。



オショロコマ以外にはハナカジカとニジマス幼魚が一匹釣れた。



こんな山奥の荒れ川にニジマスがいるとは驚きであった。ここに放流されたというよりはるか下流の石狩川本流から遡上してきたニジマスに由来するものであろう。

午後5時に釣りを終了、帰路につく。

この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。


帰り道、馴れ馴れしい子鹿がいて撮影した。


最後まで雨が降ったり止んだりの天気が悪く寒い日であった。

 車の発進時に異常な音がしているので北見ホンダで見てもらったが荒れた林道で激しく車の底と地面がぶつかるためシャフトカバーがめくれていた。すぐ治してくれた。衝撃がひどかったせいかハイマウントブレーキランプの電球も切れていた。

今日は強行軍で結構つかれてしまい、画像取り込みのあと風呂に入ったらバタンキュー寝込んでしまった。




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大雪山系の暴れ川に棲む黄緑色のオショロコマ その1

2013-03-09 10:36:01 | 渓流魚、蝶、自然
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 2007-7-12 小雨~雨~曇り  13℃
大雪山系の暴れ川に棲む黄緑色のオショロコマ その1

ちょっと時間が遅くなったが大雪山のNT 川のオショロコマを撮影に北見市を12時に出た。

雨がかなり降ってきたが雨合羽を持って出発した。温根湯のセブンイレブンでおにぎりを買った。 

家から約1時間20分でこの川に至る林道入り口に着く。この頃から雨は小降りになってきた。

この川は以前に釣ったことがあったがその時は魚は一匹も釣れなかった。

相当な暴れ川であることは明白であったため、魚が棲まない川と考えていた。

しかし昨日、黒オオイチモンジを求めてこの川沿いの林道に入ったF氏がなんとなくオショロコマ釣りを試みたところ、思いかけず良型オショロコマが入れ食いになったという。

そこで急遽本日の釣り行となった次第である。


はたしてF氏のいうとおり今日も良型オショロコマが次々に釣れた。



























釣れた水域はごく限られたところだが個体数は多い。

赤点紋理が細かく基本色調として黄緑色調がかなり強い。体側は青みを帯びる。

腹は着色すくなく♀では白くなる。ヒレはうすい黄色から透明で赤や黄色や黒などに着色することはない。成熟した♂の頬は銀色になる。

変わったオショロコマだ。20-25cm が多く大型である。手竿で釣るとかなりの引きであった。

幼魚、若魚の外観は他の大雪山水系のものと大差ないようだ。



この項  続く

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石狩川源流域に生き残った灰青色オショロコマ

2013-03-08 08:48:10 | 渓流魚、蝶、自然
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2006年7月2日。曇り。
石狩川源流域の小渓流に生き残った灰青色のオショロコマ

午後1時に北見の自宅を出発。石北峠を越え、石狩川上流域でまだ未調査であった小さな渓流にオショロコマ調査に出かけた。

かっては開拓農家などの集落があり、学校も神社もあったが山間の場所では農地の拡大もままならず、今は誰も住んでいない国道に近い場所だ。

こんな開けたところに一体オショロコマはいるのだろうか。

試行錯誤しながら小道を発見し、やっとその渓流に到達した。

やや笹濁りの小さな渓流。国道に近いせいか、遠くにひっきりなしに走る車の音が聞こえる。

砂防ダムが、少なくとも6基あった。こんな小渓流にちょっと造り過ぎだと思う。

石ころごろごろのダラダラ川でたまりが少ない。ちょっと見にはオショロコマが生息しているようには思われない。

実に釣りにくい川だ。各ダム下でもまったく魚信がなく、あきらめかけた頃、かすかなよどみ、たまりのある短い水域でやっと4♀が釣れた。他に幼魚2匹を釣り落とした。


腹は白く体色の基本色調は灰青色である。

赤点紋理はかすかで細かく目立たず、パッとしないくすんだ汚い色調の♀たちだ。







あまりに魚が少なく渓相もきわめて貧弱で、林道も荒れてきたので最上流の橋まではゆかず引き返した。

途中、送電線の下の笹が刈ってあり、なんとなくそこを歩いてゆくと思いかけず川に出た。


そこで良型オショロコマ3♂♂を釣った。1♂は針の返しをつぶしてバーブレスにしていたせいか撮影場所をさがしているうちに川に落ち逃げられた。

きれいな体つきでスマートで体高があり腹がやや黄色い。


赤点は鮮やかではないが灰青色の色調で、なかなか見事な♂だ。尾叉長は20cm 前後。

かなり魚が少ない川だが、こんな渓流によくぞ生き残っていてくれたといった感じのオショロコマ個体群であった。




ここのオショロコマは決して持ち帰るべきではない。

撮影させていただいたオショロコマたちはいつも通り全て丁寧にリリースした。




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早春、常呂川水系源流域のオショロコマ

2013-03-07 19:38:39 | 渓流魚、蝶、自然
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20 XX -5-20 土曜日 晴れ
原生林のなかの林道をさらに進んで峠を越え、常呂川水系の別の支流に入った。

ここは源流域に近く、アメマス幼魚とオショロコマ幼魚が多かった。

この付近のオショロコマは人間の目からみるとあまり美形の個体群ではないが、とても野性的に見える。

ここでも雪解け水のため撮影はなかなか大変であった。夏場は渇水でチョロ川だがこの時期は水量も多い。

さらに林道を下って標高を下げ、常呂川水系の別の支流に入った。



この渓流は雪解けのため水量も多く、魚も川中に散ってしまい、いつもと違いあまり魚信がない。

やっと、ここの特徴的なオショロコマが5匹釣れたが雪解けの水量多くポイントつかめない。





当たりが少ないので石をはぐって川虫を採り、それをエサに釣った。

すでにあたりが薄暗くなり、川岸に沢山生えているおいしい春の山菜コゴミを採集して引き上げた。



今日は北見市近郊の春の渓流を三本まわったが、雪解け時期の渓流釣りはポイントがわかりにくい。



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密生するネマガリダケに守られたニセコ高原の黄色いオショロコマ

2013-03-06 19:08:51 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-16
密生するネマガリダケに守られたニセコ高原の黄色いオショロコマ。

今日は、はるばる道東の北見から、はるか離れた余市川上流域のオショロコマを捜しに来たのだがまったく道がわからなくなりついに断念。

目的の林道にもがっちり施錠してあり、入ることができなかった。
 
急遽、尻別川支流のニセコ高原のオショロコマを調査することに方針変換。倶知安へ出てそこから山道を走ってニセコ高原にはいった。

休日のせいか観光客の車が結構多い。無駄だとは思ったがこの辺でオショロコマの釣れるところはないかあちこちで聞いてみたが要領を得ない。

まったくのよそ者に貴重なオショロコマの居場所を教えるようなお人好しの地元民がいないのはごく当然であろう。

ニセコ高原一帯はネマガリダケが密生しているところが多く、そこを越えて川に到達するのは到底不可能だ。

何カ所かなんとか川にアクセスできそうな場所があった。ネマガリダケが川面を覆う川をのぞくといかにも良さそうだ。

上流にかなり深いおおたまりがあるのが見える。


そのおおたまりの少し上流のトロ場でオショロコマが入れ食い状態になった。








若魚、幼魚は汚い感じの外観だ。♂3匹は赤点紋理や腹部が黄色くキレイに見える。

ここで12匹撮影。今度は下流域を見るとそこにも比較的良いたまりがあり、ここでオショロコマ6匹を釣って撮影した。

体高のある立派な個体や、何回も釣られてはリリースされたらしく傷だらけのオショロコマも釣れた。

ここは知る人ぞ知る秘密のオショロコマポイントのようだ。






よく見るといたるところネマガリダケに引っかかって放置された釣り糸や仕掛けが残されている。

地元の皆さん、ここは誰もが知っていると思われるが一介の旅行者風釣り師に場所を教えるような愚はおかさなかったようだ。










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成魚では赤点紋理やヒレはオレンジ系の色調、腹部や体側は明るい黄色調でしばしば、鮮やかな黄色味を帯びる。

ニセコ高原独特の外観を呈していると言える。

今日も撮影させていただいたオショロコマ達は全て丁寧に元の場所にリリースした。








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北国の原生林で早春のエゾイワナ、オショロコマ釣り その壱

2013-03-05 20:37:21 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-5-20 土曜日
北国の原生林で早春のエゾイワナ、オショロコマ釣り その壱。

遅い朝食のあと、あまり天気が良いので北見市の自宅から比較的近い常呂川支流に春の渓流魚を見に出かけた。

この川では春先に比較的大きな陸封型アメマス(所謂エゾイワナ)が釣れることがある。

オショロコマ、ニジマス、ヤマベもたまっているかも知れない。

久しぶりの新緑に包まれた北国の原生林の渓流は気持ちが良かった。



果たして、今日は予想通り45-46cmのアメマス(エゾイワナ)が次々に釣れた。




他にアメマス若魚6匹、ニジマス小型1匹、オショロコマ15匹も釣れたが今回ヤマベはいなかった。







ニジマスが少ないのは近年、土着種の生態系を考慮してこの町の役場が放流を控えているからだと思う。

オショロコマは春先でお肌も荒れているせいか汚いくすんだ色調のオショロコマに見えるがこの渓流独特の個体群である。











雪解けのため川の水には細かな砂や微粒子が多く、ピントが甘くなり、あまりきれいな水中写真にならなかった。

撮影させていただいた渓流魚たちはすべて丁寧にリリースした。

一見、魚が多いかに見えるこの渓流もせっせと魚を持ち帰ればあっというまに魚のいない川になることは目に見えているからだ。

  続く




 



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再び十勝川水系札内川の支流TTB川支流のオショロコマを見にいった

2013-03-04 19:32:59 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-7-15 土  晴れのち曇り
再び、十勝川水系札内川の支流TTB川支流のオショロコマを見にいった。

日高、道南へオショロコマ調査に向かう途中、昨年に続き再度十勝川水系札内川の支流TTB川の支流へ寄ってみた。

TTB川沿いにはニジマス釣り場が多く、今日もあちこちに放流ニジマス狙いの釣り人の車が止まっている。

この川は多数のダムが造られ既に本来の生態系は完全に破壊されきって久しい。

放流ニジマスがいなければ死の川といっても良いだろう。

TTB川沿いの林道を10数キロも入ると釣り人の姿もなく、荒れた林道はもろい岩盤の崖の崩壊であわや通行止め寸前の危険個所が目立つようになる。

なんとか難所をいくつか乗り越えて目的の支流沿いの荒れた林道へ入ったが、昨年よりさらにうっそうと笹が覆い被さっている。

覆い被さるクマザサを押し分けるように車で進むが、やがて崖崩れで車が通れなくなる。

このあたりからがオショロコマの生息域である。

谷底にごうごうと荒々しい流れの音が聞こえる。

このすぐ下に見事なたまりがありこの渓流のオショロコマ釣りのポイントになっている。





昨年と同じ見事なたまりに降りると最初は釣れなかったが、やがて食いが立ったようにこの川特有の青灰色で腹の白いオショロコマが釣れ始めた。






















私は30cm を越える大型個体を釣り上げたが、適切な撮影場所を探しているうちに針がはずれ逃げられた。

それでも20-25cm ほどの良型オショロコマが合計15匹釣れ、なんとか写真が撮れた。

昨年の秋に比べると、この初夏の時期では♂の腹部、体色はやや黄色みをおびているようだ。

♀の腹部は白い。




このたまりの前後は魚が少なく、今日はこれでこの川の撮影を中止し、日高方面へ向かった。

今日も撮影させてもらったオショロコマたちは全て丁寧に元の川にもどした。





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十勝川水系札内川の支流TTB川支流のオショロコマ

2013-03-03 12:40:32 | 渓流魚、蝶、自然
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十勝川水系札内川の支流TTB川支流のオショロコマ
20XX-9-17  晴れ のち曇り のち雨。

朝8時に北見の自宅を出発。十勝川水系札内川の支流TTB川支流へオショロコマを捜しに出かけた。

同行のF氏は、かってこの川に林道工事でよく入り、仕事の合間に本流で立派なオショロコマを釣ったことがあるという。

しかし、それは、もうかなり昔のことで、多数のダムが造られたこの水系に今もオショロコマが生き残っているか興味があった。

帯広市はとても広く、ここを抜けるのに、いつもうんざりするほど時間がかかる。

試行錯誤しながら、やっと目的のTTB川沿いの林道にとりついた。

下流域のダム下は、それぞれ何人もの釣り人が入りニジマスを狙っていた。

毛針、ルアー、エサをつけてドボン釣りなど各自思い思いの釣り方で放流ニジマスを狙っていた。

帯広以外からの釣り人も多く、京都からの釣り人までいておおにぎわいだ。

本流は多数のダムのため、とっくの昔に川そのものが死んでいて、今は放流ニジマスしかいないようだ。

今日は雨の後で水がにごり、もちろん魚信なし。

急勾配の支流も入念に釣ってみたが魚信なし。

6つ目のダムの上流は崖くずれで、車が通れるか通れないかぎりぎりの状態に崩壊していた。

危険であったが引き返す気にもなれず、何とか強引に突破した。

荒れ果てた林道をゆっくり進むがほどなくまったく車が通れなくなった。

一番立派な支流に沿って林道を進んだのだがとうとう崖崩れで林道が完全に崩壊していたのだ。

そこから徒歩で少しのぼったところから川に降りた。

川をみたとたんオショロコマの棲息を確信した。


急流で白い筋の入った特徴的な灰色の岩盤と、ごろごろ大石があるが砂礫の水底もある。


あちこち深みがある。まわりの自然度は高く正にオショロコマの森に囲まれた立派な渓流だ。



はたして最初のおおたまりでオショロコマが大小かなり釣れた。釣り人の痕跡が何もなく見事な渓流だ。





















自然度の高い渓流の象徴ハナカジカも釣れた。





















25cmを筆頭に約30匹ほどを釣り、撮影した。

灰青色の色調が基本で赤点紋理は淡いオレンジで小さく赤点の数も少ない。独特の外観の立派なオショロコマである。

本日の調査ではダムの連なる本流域ではオショロコマは見られず、支流もこの川のみでオショロコマが釣れた。

TTB川水系に僅かに生き残った貴重なオショロコマは手早く撮影後、すべて丁寧にリリースした。




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早春の知床オペケプ川のオショロコマ

2013-03-02 10:25:18 | 渓流魚、蝶、自然
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2008-5-6  昨夜半~朝豪雨 のち曇のち晴れ 後雨
早春の知床OPK川のオショロコマ

昨夜半~朝にかけて豪雨であった。

この日は朝から知床半島ウトロ側の渓流をさぐったがどこも相当な増水で釣りどころではなかった。




最後に、このオペケプ川に入ったがいつも魚が多いポイントでも魚信がほとんど無い。






結局、なんとかオショロコマ1♂1♀のみ。




急な増水のせいか 時期的なものか 魚がいなくなったのか 要するに釣れない。

雨が降ったり止んだりで釣りにくく、上流域もさぐったが1匹釣り落としたのみ。 



OPK川は昨年はあれほど沢山のオショロコマがいたのに今日はさっぱりであった。

林道の状態は最悪で倒木が通せんぼしていたり、ぬかるんで車が、はまったりさんざんであった。


帰りに 美幌の三八ラーメンを食べて いつもの黄昏流星群の単行本をみて 北見に帰った。





おわり。



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早春の知床の林道にて

2013-03-01 12:32:51 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-5-6  昨夜半~朝豪雨 のち曇のち晴れ
早春の知床の林道にて

ONB川をみたがここもかなりの増水。

OTKB川はものすごい増水。ここの林道でコゴミを沢山採った。




ルリシジミが1頭 ちらちらしていたので地面に止まったところを撮影した。


さらに進んで林道をつめてみた。コブシ、山桜がきれいであった。



途中、一カ所だがおいしそうなタラノメも採集出来た。




さらに林道を進んだが、最後は残雪で通行不能になり引き上げた。


この項 続く



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