私の考える対立・対抗軸

日本の政治の対抗軸を求める評論が新聞や雑誌でも目に付く。内政では、地方分権の実質化の違い、また強力な改革路線かバランスに気をつけた改革路線か、外交ではアメリカを基軸とするかアジア外交とのバランスか、等論ぜられている。世界の全体的なグローバル化を考え、日本の位置を考えると、対抗軸は世界的で少しオーバーだが人類的な意味を持っている。
私は対抗軸を次のように考えている。
対抗軸は主義主張や政治力学で考えるべきものはなく、事実や現実の関係から見出すものと考える。対抗軸を極論的にいうと
(人類を含めた)地球をとるのか(地球を含めない)人類をとるのか 補足的に言うと
 (人間の内面を含めた)自然をとるのか (人間の内面を含めない)人為をとるのか  ではないかと考えている。
例えば、経済で考えるとパイの拡大(経済成長)や分け前(分配)で人と人が対立しても、富そのものを無断で取り出している地球とは対立しようとはしない。しかし地球と取り出している人類が対抗してるのは、客観的事実である。人にも言える。
自然をないがしろにした、諸々の人為が、社会を閉塞させ人を荒廃させてはいないか。
上記の客観的な対抗軸が政治だけでなく経済や文化教育は勿論、家庭や個人の価値観や生活にいたるまで意識されるようになれば良いなと考えている.特に子供には早く気がついてほしい。否が応でもそういう環境のなかでこれからも生きていくのだから。
      


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