「社会のゆがみを象徴」

これは、作家 雨宮処凛さんの都知事選結果の感想の言葉。この作家がどんな人か知らないが、全く同感だ。選挙結果は予想がついたので、昨夜は敢てニュースを見る気にならなかった。昨日、今の教育政策では国力の低下は時間の問題だと書いた。今朝、布団の中で考えたのは、国力がこれから下がるのではなく、実際にはもう既に可也下がっていて、あのような政策が出てくるのも、国力の低下の結果なのだ表現した方がより正確だだなと思った。
 政治の指導者達はそのことを承知していていても、それを安易に口に出来ないだろう。政策で立て直そうとしても、その時期を逸してしまったのだろうか、場当たり的に、手当たり次第にその場しのぎの政策を繰り出しているように見える。むしろ指導者達は焦っているにもかかわらず、多くの国民は流される情報で脳天気になっていて国力の低下の実際を知らないのではないだろうか。そう考えると、リダーたちがよく使う『美しい国づくり』『国』『国益』等のいっぱ一からげした誰も逃げようのない言葉や、『再生』『再起動』『上げ潮路線』など国力の落ち込みの深さを裏返した言葉の意味が分る。このような具体性のない概括的な言葉の使用目的も分るような気がする。可也の読解力が必要にな時代になった。益々このような言葉が溢れることだろう。
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