TPPの是非だけの問題か

  世界の統治が進み、国境を挟んだ経済競争が意味を持たなくなっているならまだしも、同盟国間でありながら、利益を争う中にあっての経済の自由化(TPP)は、ライオンとウサギを同じ檻に入れたのに似ている。

自国産業を守るべき政府は、その役割を果たすのがより恩難になるのは言うまでもない。

自由化は将来的な理想と言えなくもないが、それは 国家間の競争や利害の垣根をとることを優先するのが順序である。

政治討論会では TPPの参加の是非を議論しているようだが、現在の経済政策の問題はそれより根が深い。

経済成長の根拠を曖昧なまま経済政策を進めてが、果たして 過去20年間、世界も日本もGDPではなく実質的に経済成長をしてきたと考えているのだろうか?

先進国が軒並み大きな借金を抱え、にっちもさっちもいかない現状は なぜか?

地球資源や、先祖から譲り受けてきた財産を食いつぶし、経済だけでなく地球環境も含め 限界(底)が見え隠れし始めた感じである。

 

 

    

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