「自然へ帰れの」の2つの意味

世界経済が行きづまり、日本でも3・11後の新しい国の形が見えず、新しい国の理念を問う論調をしばしば見る。

自分は世界も日本も「自然へ帰れ」の1語に尽きると考えている。
近代思想家であるルソーの「自然へ帰れ」と(自分が考えている)新しい時代に求められる「自然へ帰れ」との理念の違い。
ルソーは人間中心主義にあって阻害される人間性を取り戻す意味であり、今後求められるのは自然中心主義と言ってもいいようなその理念は、人間だけでなく、政治・経済・文化・社会等 の全ての分野の、全ての人間活動を国単から地球へと単位を戻し自然を取り戻すこと。

勿論、「いつか来た道」から「いつか来る道」は近くはないが、(時間感覚のすこぶる悪い私ではあるが) 方向を見定めるのはそんなに遠いとも思えない。

    

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