内向きでは見えない国家の体制

   

     国家体制とは常に世界や地球の変化に遅れて作られるものなのか。

    ここまで世界が行き詰まっているところを見ると、どの国も体制が間に合わないのだろう。

    それでもEUをはじめ欧米は軍事優先の国家体制から経済優先の国家体制に変えようとする意図が伺える一方、中東やアフリカ・アジア・南米などの後進国の一部ではテロや内戦などを理由に軍事を優先した国家体制をしいている。

     日本は近隣の軍事的脅威を理由に軍事態勢を強めているが(先進国)の大きな括りの中では逆行の感がしなくもない。

    内向きではなく、地球や世界的規模から日本の軍事を強化した体制作りは先進国にあっては特異に見えるかもしれない。

経済戦争下にある国家はかつてのように武力を経済戦争の具とする考えは全体的には後退しているようだ。

 武力戦争を中心に経済を口実に(戦争と平和)を語る時代ではなく、経済を安全保障の背景にしっかり据えて(戦争と平和)を論ずる時代になってはいないか。

 

 

  

    

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