戴く旧式リーダー

  

    世界の国々は長いこと武力を背景に支配したり支配されたりしてきた長い歴史を持つからなのか、どの国もイザコザが起きたらすぐ制裁をちらつかせ、啖呵を切り合う。

  今回のウクライナをめぐるオバマ氏とプーチン氏も、以前のような体制の違いも無いのに、宿敵であるかのような

   振る舞いをする。

   米・ロともやってる事は大して違わない。

   ここ数十年、世界の経済は全体的に行き詰まっており、その中で経済戦争と言っても良いほどの弱肉強食の競争原理で経済が営まれてることは事実だが、こんなことを続けていたら互いに体力を消耗し今後どうなるかは自明だろう。

   温暖化、異常気象、生物の種の消滅、原発事故、薬害、パンデミック ,共同体の崩壊で生じた社会不安と人心の荒廃 等々世界中が 人間の不条理な経済活動が生み出した新たな危機を増大させているにも関わらずそれを見直したり、争いを止めようとはしない。

   歴史的遺伝子に縛られ、現在と未来を曖昧にして身動きできなでいるかのようだ。

    歴史的遺伝子は文化の継承の問題であって、生物的な遺伝子ではない。 

    世界の多くのリーダーは旧式だが、今どき武力や金融緩和をアピールして国作りに励もうとするリーダー―は

       特別で将来は世界史的な評価に晒されるのではないか。

      それが 他人ごとではなく、私たちがその一端を担い責任を負っていることは、 世界と子孫に対し紛れもない事実である。

   

   

   

  

 

       

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