採決禁止

東京都教育委員会は各学校に職員会議で挙手や採決を禁止する通達を出した。(4月14日)
このことが東京都の学校や子供たちにどんな結果をもたらすか。
教師経験からその予測は難しくない。それは、学校(特に子供や教師)の荒廃が間違いなく深刻化することだ。具体的に列挙すればきりがない。要するに今抱えている学校や教育上の心配事はさらに悪化するのはほぼ間違いないだろう。
教育は文化的側面を持ちながら学問的には社会科学の分野に入る。
条件の設定によっ必然的な結果を生む。心理学が科学で検証されるのと道理は同じだ。(この問題は論証されるタイプのテーマだが論証するほどの難しい問題ではなく誰でも普通の想像力で見当がつくはず)
今心配されてる①子供たちの学力
       ②     健康
       ③不適応児(不登校・発達障害)の増加
       ④教師の子供たちへの情熱と責任感の欠如・自らの健康 等々
将来的には次代を背負う人材が得られないだけでなく社会的なリスクが必要になり
社会や経済の大きな負担になるだろう。
それでなくても少子化で日本の将来が心配されているというのになんと馬鹿なことか。育てる対象が子供であり一人ひとりをよく熟知していないとまともな教育ができないことは言うに及ばない。子供たちは日頃自分たちのことを解ってくれる校長先生を求めて学校へ行くか。解ってくれる教師を求めて学校へ行くのか。分かりきったことではないか。学校長や副校長で子供たちぜんぶのの名前を言える人はほとんどいないだろう。まして、性格や家庭環境はほとんど知らないのが普通。
当たり前だが子供たちは自分たちのことを思い代弁してくれると思う先生しか尊敬しないしついてこない。行政的に子供と教師の関係をこわすのだから東京はすごい。
特に②③④は1年もせずにデーターとして現れるから見ていてほしい。(ただ従来から、データーを公表しなかったり操作されることがよくあるので注意してください)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

新生活

教員生活にやっとピリオドを打った。嘱託1年を残して自分でユニホームを脱げたのが密かにうれしい。自分の巣を中心に生活が組み立てられる。ある意味で生まれて初めてのことかもしれない.教育とまったく違う世界のマネーゲーム(株)ができる。行政に気兼ねせず教育を語り発信できる。この自由の開放感は「栄光への脱出」と両手を広げたくなるような快感だ。ちょとした家事と平凡な近所づきあいを中心に一時も無駄なく過ごせそうだ。では昼飯前に、この部屋の掃除をし、昼から妻と近くの桜を見に行こう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
   次ページ »