楽しみ  

 

   太平洋戦争における日本の敗戦も、情報機関として戦況をもう少し事実にそって報道していたら、あれほど大きな犠牲を払わずに済んだだろうと思う。

  現在の日本も同じことが言え、やがてとりかえしがつかないと思えるような犠牲を払うことになりそうだ。 もっとも今回は 世界も同様の犠牲を払いそう。

  これが、現時点で自分が察知する現状と今後の展開の構図でありドラマの筋書きだが、この困難な山を越すと、見晴らしのいい平原や海原が拡がるだろうと楽しみにしている。

  

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原則にリセット

 

    以前、作家の澤地久恵さんが「日本は敗北宣言をして出直した方が良い」旨の発言をしたことがある。内容が澤地さんと同じかどうかは分からないが、私の思いも端的に表現すると同じである。

    特に大宣伝してきた「経済回復」へ向けての敗北である。

   敗北の原因は与野党が政争に明け暮れ、 実際には政治らしい政治をやってこなかった事に尽きる。

   政治は部分的な要求であってもそれを全体的に調整して実現する事だが、そのようには運ばれず部分的な要求を鵜呑みにし、全体的な破綻・混迷が確実に深まるばかり。これは政治が為されていないからに他ならない。

   世界の平和や繁栄を期す国際政治も各国は自国の国益に走るばかりで 全体を睨んだ具体的な政治はやられてはいない。

   こうしてみると、世界も国内も政治らしい政治を見出すのは難しい。

 人間は 社会が細分化され複雑になると目先の課題に翻弄され次第に全体が見えなくなってきているのかもしれない。そして政治を担う政治家も同じなのか。一方で否応なくグローバル化は進むから、どこかでリセットして原則に戻さないと現実と(政治)は離反する一方。

   

 

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情報に値する?

 

   「政権の看板 正念場」は東京新聞 3面トップの(核心9と名付けた経済記事の見出しだが、この情報の意味は何だろう?

  経済の好循環を売りにしたアベノミクスが破綻したことは春闘をほぼ終えた現在は統計上も明らかで、 この段に至っても 先に期待を引き延ばすこの情報が何を持たらすかを 東京新聞は 考えたのだろうか。

東京新聞も、これに類した明らかに世論の誘導を目的とした国内外の情報をニュースであるかのように伝えるのは、人心を惑わせ公共財として好ましくないと思う。ただ、他の新聞やテレビなどと比較するとはるかにましではある。もっと信頼できる情報を期待してはいけないのか。

   

 

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