スージーの愛称で呼ばれる黒岩静枝さんの歌手生活45周年を記念したリサイタルが今月9日に開かれた。当日は地元のファンはもとより、小生の隣に座られた大阪の女性、遠くは九州から駆けつけた方や岩浪洋三さんの姿も見える。北海道を拠点に地道に活動されているジャズ・シンガーだが、日本中を駆け巡って歌い続け、各地でファンを増やしてきたひとだ。いまや全国区といっていい。
歌手に限らず、どんな職種であっても45年に亘って同じ道を歩み続けるのは並大抵ではない。ましてシンガー、それもジャズとなると極めて困難なことは今の日本のヴォーカル界をみても容易に察しがつく。「人と人の心をつなぐのは歌だ」という黒岩さんの信念に基づき、養護施設でチャリティ・コンサートを開くのを惜しまない。100歳近いおばあちゃんに、「あんたの歌を聴くと元気がでるよ」と言われたそうだ。人を元気付け、勇気を与えることは、そのまま黒岩さんのエネルギーになるのだろう。体調を崩して入院したり、歌うことが嫌になったりと、その45年は大きな岩にぶつかりながらも砕いてきた道だ。
「Oneness」は45周年を記念したアルバムで、タイトルは「一人じゃない、みんなつながって一つなんだ」という思いが込められている。スタンダード中心の選曲で、この歳になってようやくこの曲を歌えると紹介した「ラバーズ・コンチェルト」や、97年にジョン・ヒックスと共演したアルバム「Mind Meet Mind」でも取り上げた「エンジェル・アイズ」、「ヒーズ・ファニー・ザット・ウェイ」を、ビッグ・フォーで知られる市川秀男さんのピアノ、吉野弘志さんのベース、北海道で一番歌うドラマー、佐々木慶一さんのトリオをバックに豊かな声量で歌う。スタンダードは歌い込むほどに表現力を増し、自分だけの表現力をも持ちえるのだろう。
札幌薄野にある黒岩さんがオーナーの店「Day By Day」の入り口には、「人生60歳までリハーサル、60歳からが本番」と書かれている。動もすれば挫けそうになる人生もリハーサルと思えば気が楽になるが、毎日毎日の努力を怠ると人生はリハーサルのままで終わる。毎日毎日歌い続けるシンガー、黒岩静枝は本番の人生を歩んできたひとだ。歌手生活半世紀にあたる50周年のリサイタルでさらに大きな歌を聴きたいと願うのは小生だけではあるまい。
歌手に限らず、どんな職種であっても45年に亘って同じ道を歩み続けるのは並大抵ではない。ましてシンガー、それもジャズとなると極めて困難なことは今の日本のヴォーカル界をみても容易に察しがつく。「人と人の心をつなぐのは歌だ」という黒岩さんの信念に基づき、養護施設でチャリティ・コンサートを開くのを惜しまない。100歳近いおばあちゃんに、「あんたの歌を聴くと元気がでるよ」と言われたそうだ。人を元気付け、勇気を与えることは、そのまま黒岩さんのエネルギーになるのだろう。体調を崩して入院したり、歌うことが嫌になったりと、その45年は大きな岩にぶつかりながらも砕いてきた道だ。
「Oneness」は45周年を記念したアルバムで、タイトルは「一人じゃない、みんなつながって一つなんだ」という思いが込められている。スタンダード中心の選曲で、この歳になってようやくこの曲を歌えると紹介した「ラバーズ・コンチェルト」や、97年にジョン・ヒックスと共演したアルバム「Mind Meet Mind」でも取り上げた「エンジェル・アイズ」、「ヒーズ・ファニー・ザット・ウェイ」を、ビッグ・フォーで知られる市川秀男さんのピアノ、吉野弘志さんのベース、北海道で一番歌うドラマー、佐々木慶一さんのトリオをバックに豊かな声量で歌う。スタンダードは歌い込むほどに表現力を増し、自分だけの表現力をも持ちえるのだろう。
札幌薄野にある黒岩さんがオーナーの店「Day By Day」の入り口には、「人生60歳までリハーサル、60歳からが本番」と書かれている。動もすれば挫けそうになる人生もリハーサルと思えば気が楽になるが、毎日毎日の努力を怠ると人生はリハーサルのままで終わる。毎日毎日歌い続けるシンガー、黒岩静枝は本番の人生を歩んできたひとだ。歌手生活半世紀にあたる50周年のリサイタルでさらに大きな歌を聴きたいと願うのは小生だけではあるまい。
記事中の「エンジェル・アイズ」や「ヒーズ・ファニー・ザット・ウェイ」のベストを予想された方もいらっしゃるでしょうが、今週はドリス・デイがこの曲から芸名を決めたという「デイ・バイ・デイ」にしました。お好みを今週はヴォーカルでお寄せください。
管理人 Day by Day Vocal Best 3
Carmen McRae / Great American Songbook (Atlantic)
Frank Sinatra/ Come Swing With Me (Capitol)
Eden Atwood / This Is Always (Groove Note)
ベスト・ジャケット Jaye P. Morgan / Just You Just Me (RCA)
他にも本家ドリス・デイや、ジョー・スタッフォード等、多くの名唱がありますので誰が挙がるのか楽しみです。
ベティ・ロシェのプレスティッジ盤「Singing And Swingin'」は探しているレコードです。
黒岩静枝さんの新譜「Oneness」は、直接「デイバイデイ」にお問い合わせください。
http://suzie7200.blog14.fc2.com/
札幌にお越しの折は是非、「デイバイデイ」に寄ってください。私のボトルもキープしておりますが、くれぐれも私の名前を出さないようお願いします。知り合いならツケを払えと言われます。(笑)
>ベティ・ロシェのプレスティッジ盤「Singing And Swingin'」
は探しているレコードです。
17、8年前に今は亡き六本木「Wave」で、
復刻盤LPを買いました。
しかし、針を落としたのは1回か2回。
あんまり印象に残っていないんですが、そんなにいいですか?
もう一度、聴き直してみます。
挙がっているもの以外では、手持ちに
「Eydie Gorme」と
「Vaughan & Violin / Sarah Vaughan」
がありました。
前者を今聴いているところですけど、
ゴーメをあまり好まない私ですが、このDay By Day は
まずまずですね。
「Singing And Swingin'」をお持ちでしたか。内容的にはそこそこですが、エリントン・バンドにいたシンガーですので持っていたいレコードです。久しく忘れておりましたが、この曲で思い出しました。
ゴーメは優等生の歌唱ですね。この曲はストレートに歌うほうがいいのかもしれません。
サラもありましたね。サラといえば記事にある「ラバーズ・コンチェルト」。黒岩静枝さんのこの曲を聴いて、と言っているわけではありませんよ。(笑)
Day by Day、良い曲ですね。
色々な歌手が歌っていますが、今日は当地の祭りの影響で店が滅茶苦茶忙しく、疲れ果て虫の息状態で頭が働きません。(泣)
というわけで、1枚だけ挙げておきます。
dukeさんと同じ、The Great American Songbook/Carmen Mcraeです。
何度聴いても素晴らしい。名唱だと思っております。
お祭りでしたか。駅前が中心と思われますが、そちらにはお伺いしておりますので、様子は想像できますよ。
マクレイのこのアルバムはタイトルの如くですね。つくづくアメリカの歌は時代を超えて愛されるものが多いと感じます。そして、マクレイだけの表現力は、それぞれの歌曲の持ち味を生かしております。
北の黒岩、南の与世山・・ですか。
札幌のDay by Dayには行ったことがあります。当社の札幌代理店の女性社長が贔屓で連れて行かれたことがあります。
人生を歌える数少ない日本のヴォーカリストですね。
Day by Dayで三つ挙げろ・・ですか。
1、カーメン・マックレイ/グレイト・アメリカンソング・ブック
2、ドリス・デイ/デイ バイ デイ(コロンビア)
3、ジミー・スコット/ムード・インディゴ
特別次点:セルジオメンデス&ブラジル66
しかし、Dukeさんのベスト3は三ちゃんにゴマすった感じの挙げ方ですなぁ・・・シナトラにアットウッド・・・何か借りでもあるのでっか?
因みにアットウッドは本日離日と三ちゃんから連絡がありました。
横浜ジャズプロでアットウッド生で聴きましたがなかなか良かったです。
今回のアルバム「Like someone in Love」も良いですね。
次回札幌の時は是非、DukeさんのおごりでDay by Dayへ御招待頂きたいものです!
あっ、どうせ下戸ですからそんなに高くはつきませんので・・。
マックレイにドリスと順当にきたところでジミー・スコットですか。声質は好みが別れるところですが、バラードは味があります。
セルジオメンデスは聴いておりませんが、楽しい仕上がりでしょう。
シナトラにアットウッドを挙げたのは三具さんに借りがあるわけではありません。男性陣トップと最近の録音では外せないお二人です。
アットウッドをお聴きになったようですね。私も聴きたいので来年の札幌ジャズフェスで呼んでほしいものです。関係者に今年がミルマンなら来年はアットウッドでしょう、と提案しましたら、アット、ウッかりしてました。(笑)
札幌にお越しの節は「Day by Day」にご招待しますよ。下戸でもテーブルチャージは変わらないんだよなぁ。(笑)
45年とはすごいですね。僕は1回だけ「Day By Day」を訪れたことがあります。黒岩さんは出演しない日だったのですが、運よく居合わせて1曲歌ってくださいました。黒岩さんのCDは、「MIND MEETS MIND」は持っています。Day by Dayはもちろん、札幌を再訪したいと思って、仲間3人と積立をやっていますが、一昨年、去年、と飲んでは消えているので、来年はぜひとも。
「Day by Day」の歌の方ですが、
Doris Day / Day by Day (Columbia)
Carmen Mcrae / The Great American Songbook (atlantic)
Buddy Greco / Buddy's Back in Town (Epic)
スタッフォードのヒット曲でもあり彼女のものもよいかと。グレコのものは弾き語りのライブで好きなアルバムなので、この機会に通して聴きました。「Day by Day」は、ラテンリズムです。
ドリス・デイがトップにきましたか。ドリスやパティ・ペイジ、コニー・フランシスの歌からはアメリカン・ドリームを想起します。いい時代背景だったのでしょう。
マクレイに次いで、グレコとは渋いですね。このアルバムは持っておりませんが、弾き語りの雰囲気はわかりますよ。
スタッフォードはジャケも素晴らしく、内容もいいですね。
再訪されるのは来年の雪まつりのころに如何でしょう。積立同様、雪が消えないうちに。(笑)
ボーカルものはほとんど持ちあわせが無いので、お題とは、ずれるとは思いましたが今回はスージーさん絡みで書き込みさせていただきます。
僕は九州なのですがスージーさんの札幌と九州は赤い糸で結ばれておりまして、10回ほどライブには参加させていただきました。 そのうち2回ほどは小生が企画させていただいたりもしました。 大変お世話になっております。
九州でのライブは毎回、超満員の盛況です。一度佐賀県の鳥栖で行なったライブの際にはぎゅうぎゅう詰で酸欠状態になったほどです、本当の話です。 九州のスージーファンは凄く多くてかなり遠方からも来られます。 ドラムの啓ちゃん(佐々木恵一さん)とは再会のたびに一杯やっております。 大好きなミュージシャンの一人です。
今回の45周年もお誘いはあったのですが、仕事でいけませんでした。 僕のお仲間が何人かは行っていますのでお騒がせしたかと思います。
いつかは是非、札幌にと思っていますのでdukeさんとお会いできるのを楽しみにしております。