昨年も多くのアルバムが復刻され、かつてレコードで入手できなかった音源を聴くのは、昔の恋人に会ったような愛おしさを覚える。ほとんどは1,2度聴いたことがあり、ジャケットも薄っすらと覚えているのだが、数十年ぶりに聴くと一段と美しさを増したようで新たな恋心さえ生まれようというものだ。その多くの復刻盤の中に一度も聴いたことがないアルバムがあった。そのレコードの記憶といえば、異常に市場価格の高い希少盤ということぐらいで、雑誌に載っていたジャケット写真さえ思い出せない。
それはキャロル・クレヴェリングの「ヒア・カムズ」である。この度初めて知ったのだが、プロフィールが不明なことから幻の歌手といわれ、レコードもこの1枚のようだ。実力よりも流行に左右されやすい音楽の世界では、1枚のアルバムで消えていくのは珍しいことではなく、売れなければ次はないという音楽ビジネスには不可欠の選択により、埋もれていった歌手は枚挙に遑がない。当時売れなかったレコードだけに当然プレス枚数も少なく、高値を呼ぶのは当然のことであろう。
映画「罪じゃないわよ」で、メイ・ウェストがエリントン楽団をバックに歌った「マイ・オールド・フレーム」が最初に収録されている。ピアノのイントロに導かれた歌いだしは実にスムーズで、ややハスキーな声も魅力的だ。この曲の名唱というとビリー・ホリデイで、人生の辛酸を嘗め尽くした女心の表現は見事であった。キャロルは情に絆されることもなくクールな歌いようで、高音の伸びも安定している。海からほんの少しだけ姿を現した人魚のような神秘さを持つ上質なヴォーカルで、マニアが探し求めるのも頷けるアルバムだ。高値の花は罪じゃなく、罪作りである。
アルバム復刻に尽力されたシナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパンの代表、三具保夫さんのブログによると、キャロルは今も南カリフォルニアで元気に暮らしているそうだ。今頃暖かい陽射しを浴びながらオールド・フレーム~昔の恋人と、歌の内容である過ぎ去った恋の思い出を懐かしんでいるのかもしれない。
それはキャロル・クレヴェリングの「ヒア・カムズ」である。この度初めて知ったのだが、プロフィールが不明なことから幻の歌手といわれ、レコードもこの1枚のようだ。実力よりも流行に左右されやすい音楽の世界では、1枚のアルバムで消えていくのは珍しいことではなく、売れなければ次はないという音楽ビジネスには不可欠の選択により、埋もれていった歌手は枚挙に遑がない。当時売れなかったレコードだけに当然プレス枚数も少なく、高値を呼ぶのは当然のことであろう。
映画「罪じゃないわよ」で、メイ・ウェストがエリントン楽団をバックに歌った「マイ・オールド・フレーム」が最初に収録されている。ピアノのイントロに導かれた歌いだしは実にスムーズで、ややハスキーな声も魅力的だ。この曲の名唱というとビリー・ホリデイで、人生の辛酸を嘗め尽くした女心の表現は見事であった。キャロルは情に絆されることもなくクールな歌いようで、高音の伸びも安定している。海からほんの少しだけ姿を現した人魚のような神秘さを持つ上質なヴォーカルで、マニアが探し求めるのも頷けるアルバムだ。高値の花は罪じゃなく、罪作りである。
アルバム復刻に尽力されたシナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパンの代表、三具保夫さんのブログによると、キャロルは今も南カリフォルニアで元気に暮らしているそうだ。今頃暖かい陽射しを浴びながらオールド・フレーム~昔の恋人と、歌の内容である過ぎ去った恋の思い出を懐かしんでいるのかもしれない。
ビヴァリー・ケニーの「二人でお茶お Snuggled On Your Shoulder」も同時発売とは嬉しいですね。美しい手は写真が大きいほど美しい見えます。私はリー・ワイリー以来、手ジャケを話題にした手フェチですので。(笑)
はい、1000枚限定の予定です。
因みに同時発売はビヴァリー・ケニーの「二人でお茶お Snuggled On Your Shoulder」。こちらのオリジナルは2006年リリースのCDですが、LPもいいかな、と。
ライナーは新たに書き換えます。何せ幻のシンガーだったキャロルが、CDの発売後発見できたのですから。
インスト
Charlie Parker / Story On Dial Vol.2 (Dial)
Al Haig / Will-O-The Wisp (Columbia)
Stan Getz Quartets (Prestige)
ヴォーカル
Billie Holiday / Strange Fruit (Commodore)
Teri Thornton / Devil May Care (Riverside)
Bobbe norris / Out Of Nowhere (Four Directions)
ミュージシャンなら一度は奏で歌いたくなる名曲ですので、数多く挙がりました。インスト、ヴォーカル共にトップは揺るぎないところです。パーカーとホリデイが取り上げなければ、これほど多くは録音されなかったのかもしれません。お好みのバージョンで、昔の恋人と、楽しかったあの頃を想いだしてはいかがでしょう。今が楽しくないというわけではありませんよ。(笑)
"Alone & Together"に、「Alone Together」が入っていなくて、中身が違うのかと思いました。(笑)
>彼女の芸名は、サラ・ヴォーンとリナ・ホーンから取ったのですね。
サラの歌唱力とリナの美貌願望でしょうか。サリげナいですね。
サリナはソウル、ポップスと幅広いせいか、好みが分かれるようですね。"Alone & Together"は、ジャズ感覚溢れたいい作品と思います。サラの熱心なファンの中には、「ラヴァース・コンチェルト」を認めない人がいるようです。あれはポップスだと。
肴にしたジャズ批評誌に載っている写真は、三具さんと同期入社で、「Fのブルース・ブログ」の 4438miles さんです。昨年の11月号ですね。その会社では2番目にマージャンが強かったそうです。まぁ、自己申告ですから。(笑)
>"Alone & Together"(英RCA)はしっとりとした好盤だと思います。
サリナ・ジョーンズ 懐かしいですね。
「Alone & Together」引っ張り出して聴いて見ます。
彼女の芸名は、サラ・ヴォーンとリナ・ホーンから
取ったのですね。
サリナはあまり好きなシンガーではないのですが、日本で人気の出るきっかけとなった"Alone & Together"(英RCA)はしっとりとした好盤だと思います。この中のMy Old Flameもなかなかです。
ところで、ジャズ批評に載っている私の写真が酒の肴になってますが、どんな写真か一向に記憶にありません、です!
岸ミツアキさんとの写真はもう7年以上のものですから、近影とはいえませんね。
ケッセルの他は、ギターでは咄嗟に思い浮かびません。タルあたり演っているとは思うのですが・・・
ジョーダンはパーカーのダイアル・セッションでも吹き込んでおりますので、愛着があるのでしょう。いつになく情感溢れるいいタッチですね。シェイラのタッチを思い出しているのかは定かではありません。(笑)
「Kessel Plays Standards」(Contemporary)や
「Two Loves/ Duke Jordan」(Steeple Chase)の
My Old Flame も悪くないですね。
ギターでは、ケッセルの他は思い浮かびません。
>私はいつになったら本業につけるやら・・・(ヒガミ)
ひがむことありませんよ。人生長いですし、何事も始めるのに遅いということもないでしょう。と、言いつつ馬齢を重ねる私です。
>ヘレン・フォレストは、「心の恋人」
ヘレン・メリルは、「日本人の恋人」
ヘレン・ウォードは、「ベニー・グッドマンの恋人」
ヘレン・オコーネルは、「グリーン・アイズが恋人」
北海道は、「白い恋人」
彼女の場合、カメラアングルが大事でして、コンポラ盤のベニー・カターがバックに入ったデビュー作は、キモさのない美しい(一応形容詞が必要)ジャケです。
トップが私と同じとは嬉しい選出です。女の性(さが)と業を歌うビリーは説得力があり、実体験が反映される歌詞の含みは魅力ありますね。
ヘレン・ヒュームズもなかなの熱唱です。ビリーを思わせるところもありますが、ブルース感あふれる表現力はベイシー時代から変りませんね。大きさを感じます。体つきではありませんよ。(笑)
スローンは 25-25 さんがおっしゃるように短いのが残念ですが、さりげない女の装いが感じます。
アメリカまで探しに行くか、ご心配ありがとうございます。
私、姪がNYに住んで仕事をしておりまして・・・まぁ、私のNY支店みたいなもので、メール一発で探してくれるのです。(笑)
三具氏の近影が岸さんのサイトで見られると・・・どうせ大して変わってないと思いますし、見てもしょうがない・・じゃなくて、恐れ多くて目がつぶれます。
しかし、三具さんはいいですね、いよいよこの年になって本業に付かれた訳ですからね・・・。
私はいつになったら本業につけるやら・・・(ヒガミ)
>ヘレン・フォレスト命じゃなかったの?(笑)
ヘレン・フォレストは、「心の恋人」
>②Helen Humes/Songs I Like to Sing! (Contemporary)
ジャケがキモいので昔から、跨ぎ続けてきたアイテムでした。
意外にいい線いってますか?!
では、考えるかな?
>③Carol Sloane/A Night of Ballads(Baybridge)
ああ、これがありましたね、忘れてました!
六本木サテン・ドールでのライブ盤で、
ドン・アブニーpとのデュオですね。
「My Old Flame」は2分半足らずで、短いのが
ちょっと物足りませんが、さりげなく心に残る歌唱です。
「My Old Flame」は、歌詞の内容や曲のブルーなムードからいろいろな意味で人生経験を重ねた女性の歌でしょうから、女性ヴォーカルものから選びました。
①Billie Holiday/Strange Fruit(Commodore)
②Helen Humes/Songs I Like to Sing! (Contemporary)
③Carol Sloane/A Night of Ballads(Baybridge)
①が圧倒的だと思います。②が意外にいい線をいっているような気がしました。
三具さんの近影は 25-25 さんにご紹介いただいた岸ミツアキさんのサイトでご覧になれます。
ブランクがありましたので、脚光を浴びた時期は短いのですが、パーカーとのダイアル・セッションは3大に相応しい優れたピアノです。47年のエスクワイア誌の人気投票でニュースターのトップに選ばれるほど当時の勢いは凄かったのでしょうね。
東西区別なく選ぶとすると、また違ったリストになると思われます。当時は東西を分けて捉えていたので、西のクロードは白いパウエルというレッテルを貼られたのでしょう。
早速、探しに行きます。
三具さんは写真で確認してましたか!
敵はやるな!
ところで、ジャズ批評に載せた写真は、若い時の写真ではなく、アレしか無かったのです。
「Dodo is Back!」は、確かにいいアルバムですけどねぇ。
実働期間は極端に短いし、残した音源も極めて少ない点が
どうも、って感じですね。
私はバップに西も東もないと思っているので、ドドよりも
クロードやルー・レヴィを買いますが。
一般的にドド・ママローサを加えて3大白人バップ・ピアニストと呼んでおります。何を基準にと言われると説明に3日ほどかかりますが・・・(笑)
>これって、常識なんですか?
ジャズ界の常識とは言えませんが、この3人を挙げる人が多いようです。この世界も多数決が優先されるようですね。
ボビー・ノリスは、イムクさんが暖かいこの声とおっしゃっておりましたが、灯油が高いこの時代、北海道では重宝されます。
Trudy Kerr はベイカーに捧げたアルバムですね。選曲も申し分ありませんし、ハスキーな声もチョット、ブランディ・グラスを傾けたくなりますね。
Donna Byrne は持っておりません。試聴しましたが、Pizzarelli との出だしがいいですね。トップの You And The Night And The Music も気になります。
>でも何を歌ってもビリー・ホリディの世界だからなぁ
この世界が堪りませんね。最近は横書きケータイ小説の純愛物が流行のようですが、縦に流れるドロドロした女の情念も奥深さがあり、聴き応えがあります。
人生を狂わせる読んではいけない本を紹介した「毒書案内」という本がありますが、 読み手を抜き差しならない世界へと引きずりこむ魔力を持った作品が、ビリー・ホリディのその世界なのもかもしれません。無理にお薦めしませんよ。(笑)
>Out Of Nowhere / Bobbe norris (2001)
そうか、これがあったなぁ、忘れてた!
確かに、いい作品ですね。
一曲だけ、マーク・マーフィーも参加してましたっけ。
でも、My Old Flame に関しては、僕は
Teri Thornton に軍配を挙げます。
>ボビー・ノリス命
あれあれ?
ヘレン・フォレスト命じゃなかったの?(笑)
>duke さん。
>ヒント パーカーと共演した人です。
パーカーと共演したピアノで、ヘイグ以外に白人って
いましたっけ?
バド・パウエル、ジョーダン、ビショップ、
ジョン・ルイス、ガーナー、、、
みんな、黒人だよな・・・。
ドド・ママローサ?シアリング?、、、
解りません、パーカーは詳しくないもんで。
Eddie Heywood楽団で歌ったBillie Holidayを聴きました、
Billie Holidayの歌はいいですね、
でも何を歌ってもビリー・ホリディの世界だからなぁ
Devil May Care / Teri Thornton 確かに説得力のある歌だ、これも良い。
という訳で、近年物で3枚
1. Out Of Nowhere / Bobbe norris (2001)
http://www.jazzwest.com/fourdirections/index2.html
深みのある声でいいんだなぁ、ヴァースから歌っています。
バックのピアノも良いです。ボビー・ノリス命
2.My Old Flame / Trudy Kerr (2002)
http://www.trudykerr.com/
オーストラリア出身、イギリス在住の歌手
昔を懐かしむように歌います。
3.Licensed To Thrill / Donna Byrne (2002)
http://www.aahome.com/donna/donnaframe.html
ヴァースから歌っています、バックのギター、サックスも良い。
[Bucky Pizzarelli (g), Scott Hamilton (ts)]
4438miles さん、$17.69 です。あ~と、ン、日本円で・・・(笑)
Belle of the Nineties (1934)
http://www.amazon.com/Belle-Nineties-Mae-West/dp/6305078203/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1201610973&sr=1-1
この曲を語るとき、パーカーとホリデイはどうしても外せない定番です。誰でもが奏で歌うとき、参考にしていると思われます。
ゲッツの The Dolphin は80年代の吹き込みになりますが、枯れることのない美しさが漂いますね。
映画「ベル オブ ナインティーズ」はかなり以前にテレビの深夜放送で観ました。DVDの発売は不明です。
いやぁ、おそらく三具さんとはお知り合いだとは思っておりましたが、同期入社の間柄でしたか。三具さんのご活躍はジャズ界に大きく貢献しておりますね。
>三具氏は覚えているだろうか・・
ジャズ批評誌で、ちゃっかり若い頃の写真を載せたので、思い出したそうです。(笑)
Teri Thornton は 25-25 さんも挙げられた1枚ですが、確かに説得力があり、素敵だったあのひとを思い浮かべますね。
チェットは予想しました。度々録音しておりますので、何が出てくるか楽しみでしたよ。このライブはアンニュイな昼下がりといった感じでしょうか。
54年生まれの熟女がお選びになった熟女 Bobbe Norris ですか。このアルバムには Star Eyes も収録されていてけっこう好きです。記事で話題にしたキャロル・クレヴェリングにも Star Eyes が入っておりますので、機会があれば聴き比べては如何でしょう。まぁ、私は少女も熟女も好きであります。(笑)
ウォーリントン、ヘイグ、さて誰でしょう。
ヒント パーカーと共演した人です。
私が一推しのパーカーを思いっきり外していただきましたので、直ぐには教えられませんねぇ。(笑)
Charlie Parker / Story On Dial Vol.2 (Dial)
Billie Holiday / Strange Fruit (Commodore)
Stan Getz /The Dolphin(Concord)
やはり、この三人かとDUKEさんい敬意を表しつつ、ゲッツは色々あって、コチラにした。
まあ、アマノジャクを標榜し続けるのは辛いものだ。
実はこの歌が挿入された映画「ベル オブ ナインティーズ」を観たいと思って安売りDVDやツタヤを探しているが見つからない・・・何方かご存知でしょうか?
ところで縁とは不思議、世界は狭い、ジャズの世界はなお狭い・・・。
三具氏と私は以前の会社で同期入社、私は1985年に家業を継ぐためため一足先に退社した。
彼は宣伝畑、私は営業で中々一緒に仕事をしたことは無かった。
しかし、彼はシナトラ、ライザ、サミーの三人を呼んで冠スポンサーにまでした。
コンコード・ジャズフェスや100フィンガースを定着させた功績も凄いものだ。
私が会社を退社する直前、社の電話機CMにマリーンを使う話を彼に持ち込んだ事があったが、マリーンの所属するソニーの方針で実らなかった・・・なんていう話があったけど・・・三具氏は覚えているだろうか・・。
世界は狭いのである・・・なんちゃって!
色々聴きなおしてみてやはりこれが私にとっては
絶品の一曲というか、珍しく私にしてはヴォーカル。
Teri Thornton の”Devil May Care” 1960
の中のMy Old Flameです。
これを聴いてると、ほんとそうなんだ貴方の
Old Flame ってそんなに素敵なんだね、それじゃ
どんな男も駄目なはずだって相槌をうちたくなる。
説得力のある歌唱力というか。まいりました!
を次はチェットこれははずせません。
”This Time The Dream's On Me ”
Chet Baker Quartet Live のもの。
チェットの盤にはこの曲がかなり入っているのです
けど、この54年のAnn Aaborの録音が一番好きです。
私の生まれた年だという入れ込みもあったりして。
年がバレバレですね(まあ別にいいけど)居直り。
3番はまた珍しくヴォーカルを選びました。
Bobbe Norris ”Out Of Nowhere ”から
なんだか暖かいこの声がいごごちいいと言うか。
Teri Thorntonとはまた違った熟女の優しさを感じ
させます。(自分の事ではありません)笑!
今回はインストは何故か思いつきませんでした。
ウォーリントン、ヘイグまでは異論はないところでしょうが、
あと一人って、誰でしょう?
これって、常識なんですか?
シアリングって、バップ・ピアノと呼べるのか?
それとも、クロード・ウィリアムソン?
うぅむ・・・
Sinatra というHNはよく見かけます。duke も多いようでして、bassclef さんのサイトでは私は小文字の duke と呼ばれております。
25-25 さん、さすが業界のことは明るいですね。
丈夫が取柄の私ですが、歳と共に内科のお世話になることもあるでしょう。昨年の相次ぐ断水事故に百貨店の閉店と暗い話題が続いたところに追い討ちをかけるようにこれですからね。
今年は明るい材料がほしいものです。
トップのパーカーは間違いないと予想しておりましたよ。at the Open Door もなかなかのもでして、雑然とした雰囲気の中で淡々と閃きあるフレーズを刻むパーカーは凄いものがあります。このアルバムのスターアイズの流れるようなラインは堪りませんね。ドアを開けて星を見たくなります。(笑)
ヘイグがバドの次にお好きでしたか。白人3大バップピアニストの中では地味な存在ですが、キラリとしたものがアル人です。
フィルもい勢いがありますね。パーカー・チューンを吹くときはウズウズするのでしょうか。(笑)
そうでしたか、それは失礼いたしました。
ところで・・・・
管理人さまの地元の基幹病院、危機的状況のようですね。
↓
http://www.kitami.jrc.or.jp/
>三具さんでしょうか?
三具さんは、SSJさんです。
しかし、ヴォーカルはあまり浮かばないです。
それに、パーカーが2つも浮かんでしまった。(汗)
1は、またまたdukeさんと同じです。
それから、アル・ヘイグは、バドの次くらいに好きなピアニストなので外せませんでした。
1.Charlie Parker / Story On Dial Vol.2
2.Will-O-The Wisp/ Al Haig
3.Phil Woods Quartet 1990 My Old Flame
もうひとつのパーカーは
Charlie Parker at the Open Door。
"One Shot Wonder"という呼称は私もライナーで初めて知りました。オリジナルでは滅多に見られないアルバムが発売されるようでワクワクします。
1枚のアルバムで姿を消した歌手は多く、脚が綺麗なシャーリーン・バートレイや、胸が気になるキャシー・バーもそのひとりでしょうね。
三具さんはジャズ関係者と交友が広い方ですので、どこかで繋がっているのかもしれません。広いようで狭いのがジャズの世界でして、ブログを通して巡り会えるのは嬉しいことです。
三具さんは、岸ミツアキさんとも交流がおありなんですね。
↓
http://www.kishijazz.com/blog/nikki17.html
私も、3年ほど前に岸さんとヴァイブの赤松敏弘さんの
初共演ライブを主催させていただいて以来、交流させて
いただいております。
不思議なご縁ですね。
もしかして、mixi でSinatra というHNでご活躍だったのは
三具さんでしょうか?
私も、これには飛びつきました。
>"One Shot Wonder"シリーズ
こういう呼称があることを、初めて知りました。
「Gal With A Horn」(Muse)のClora Bryant や、
「秘書の週末」(RCA)のシャーリーン・バートレイ
なんかも、この範疇に入るのでしょうか?
原典の映画のメイ・ウェストを探し出すあたりはさすがですね。それにアイビー・アンダーソンとは嬉しい歌声です。アンダーソンを集めた2枚組のレコードは、ひと時夢中で聴いた覚えがあります。エリントンのハーモニーに自然に溶け込む声は実に美しい。
ズートにウッズ、こうして思いを込めて吹く姿をみると、メロディの素晴らしさを改めて感じますね。
>ムムム..財布の紐が....
三具さんによりますと、次のフロ・ハンディのリリースは8月だそうです。今から締めていれば何とかなりますよ。(笑)
フランセス・リンも良かったですか、ムムム..財布の紐が....
My Old Flame のベスト3は、もう少し聴きなおしてから
あげさせていただきます。
-----------------------------------------
毎度の動画検索
原典の映画から
Mae West-Duke Ellington
http://www.youtube.com/watch?v=KEeIk-f60ac
アイビー・アンダーソンの歌もしっとりしていて良いです。
Ivie Anderson - My Old Flame
http://www.youtube.com/watch?v=Uqvh_qZ_0EM
ヴォーカルより管の方がムード有りますね。
ズート大好きです。
Zoot Sims - My Old Flame
http://www.youtube.com/watch?v=R_iWxVgNRRE
パーカーもいいけどウッズもね!
Phil Woods Quartet 1990 My Old Flame
http://www.youtube.com/watch?v=w6TtoV_uUc0
いやぁ、私が一推しで挙げたパーカーとホリデイとは嬉しいですね。多くのプレイヤーが取り上げ、それぞれの思いを込めて歌い、奏でるのでしょうが、歩んできた人生、それも男と女の色恋沙汰を語るに相応しいふたりだと思います。おそらくは、この曲の全ての手本といえましょう。
ヴォーカル、菅、ピアノと9枚挙げていただきありがとうございます。
ヴォーカル3人ではテリ・ソーントンがアルバム全体の出来も良く素晴らしいですね。ロージーのはかなり古い音源ですが、初々しさもありファンにはたまらない1曲です。ジュリー・ウィルソンのスタンダード集はタイトルにしているだけあって、ベストトラックですね。昔の男はどうでもいいや、といった気だるさが魅力でしょうか。
私が挙げたパーカーとゲッツを外して、ズートがきましたか。いやぁ、続くベイカーにドーハム、マイルスが抜けているところは 26-25 さんらしいですね。
ベティ何とかさんのハープですか、あれはコントラストですよ。(笑)
ヘイグにレイビー、渋いところが挙がりました。曲調からいってもソロでじっくりと聴かせるピアノは味わいがります。Richard Wyands は残念ながら未聴です。ブレイは特に想い入れがありますよ。Wing オリジナルが高かった。(笑)
アルバム・タイトルに多いのは、My Old Flame と語感がいいのかもしれませんし、昔の恋人には一人や二人、甘酸っぱい思い出があるものです。(笑)
多くのジャズメンが名演を残している、マイ・オールド・フレームですが、パーカーとビリー・ホリデイが素晴らしすぎて2枚しか上げる事ができません。
と言うわけで、
「ストーリー・オン・ダイアルVol2」パーカー
「奇妙な果実」ビリー・ホリデイ
どちらもジャズ史に残る決定的な名演、名唱。
聴くと鳥肌が立ち、しばらくの間正気ではいられなくなります。
数ある名演の中でも最高では・・・と思っております。
分けて、挙げてみます。
●ヴォーカル
1)「Devil May Care/ Teri Thornton」(Riverside)
2)「Original Studio Radio Transcriptions
/ Rosemary Clooney」(Definitive Records)
3)「My Old Flame/ Julie Wilson」(RCA)
「まぁ~ぃ、おぅ~るどぅ、ふれぃ~~む」っていう
第一声がどれだけハートに染み渡るか、という点でいうと、
テリ・ソーントンがイチオシです。
近年、復活してグラミーにノミネートされたのは、
嬉しいニュースでした。
●菅
1)ズートのデュクレテ・トムソン盤
2)「Chet Baker In Milan」(Jazzland)
3)「Jazz Contrast/ Kenny Dorham」(Riverside)
ズートの一番は、揺るぎのないところですね。
ドーハムはなかなかよく歌ってますが、共演の
ロリンズは必ずしも絶好調ではないようです。
それと、ハープの参加の意味不明ですな。
プロデューサーのオリン氏の単なる気まぐれのような
気もしますが。
●ピアノ
1)「Will-O-The Wisp/ Al Haig」(Columbia)
ピアノ・ソロの演奏。
ヘイグのピアノを聴くと、いつもクラシックの基礎に
裏打ちされた構成美を感じてしまいます。
2)「My Old Flame/ Lou Levy」(FSR)
これも、ピアノ・ソロのナンバー。
ソロでやりやすい曲なんでしょうか?
このアルバムは、ルーの作品の中では
「Plays Grand Jazz Baby!」に次いでよく聴いた盤。
3)「As Long As Theres Music/ Richard Wyands」(Savant)
これまた、ソロのヴァージョンです。
トリオでは、ポール・ブレイの「トプシー」(EmArcy)
なんかがありますが、やはりソロのほうがしっくり
きますね。
それと、今気が付いたのですが、この曲が
アルバム・タイトルになっているアルバムが
意外と多いですね。
表題に持ってきやすい曲って、あるんでしょうかね?
キャロルの女としての人生は幸せだったようですが、18歳でこれだけの歌唱力を持っているだけに音楽界に残らなかったのは残念なことです。半世紀前に残した、たった1枚のアルバムがマニアの間で噂を呼ぶとは当のキャロルは思いもよらぬことだったでしょう。幻のアルバムがこうして聴けるのはありがたいことです。
OSWの先のフランセス・リンも素晴らしい1枚でした。フロ・ハンディも楽しみにしております。
最近の情報では、キャロルはこのアルバムを吹き込んでそれほど時間の経たないうちに結婚し子供が出来たため、ショウビズの世界に足を踏み入れることはなかったとか。その後の人生は幸せだったようですが、プロとしてステージに立てなかったことは残念だったと思っているそうです。
さて次のOSWシリーズのアルバムは、エラ・メイ・モーズの姉フロ・ハンディのSmoky & Intimateです。ギター2本をバックに歌ったまさにスモーキーな佳作です。リリースは8月の予定。
「マイ・オールド・フレーム」は、アーサー・ジョンストンが34年に作った古い歌ですが、今も歌い継がれている名曲です。インスト、ヴォーカル問わずお好みのバージョンをお寄せください。
管理人My Old Flame Best 3
Charlie Parker / Story On Dial Vol.2 (Dial)
Billie Holiday / Strange Fruit (Commodore)
Stan Getz Quartets (Prestige)
多くのプレイヤーが取り上げておりますので、何が挙がるか楽しみです。
今週もたくさんのコメントをお待ちしております。
キャロル・クレヴェリングの Euterpean オリジナルをお持ちの方も入手に至る苦労話をお聞かせ願えれば幸いです。
譲ってくれとは決して言いませんからご安心ください。(笑)