先月26日に開業した新幹線で北海道が沸いている。E5系とほぼ同仕様のH5系と呼ばれる流線型の車両は見るからに速そうだし、何よりも美しい。鉄道マニアではないのでE5系と聞いてもピーンとこないが、レコードマニアのブルーノート1500番台と同じように鉄道ファンにとっては憧れの車両のようだ。高速化に向けた課題もあるとはいえ新幹線で本州と北海道が結ばれることは喜ばしい。
電車、列車、鉄道のジャケットが何枚かある。レトロな汽車に追いかけられるジャック・ウィルソンの「Ramblin'」に、鞄一つぶら下げて貨物列車にただ乗りするジミー・スミスの「Midnight Special」、訳ありの女性が列車で一人旅するレイ・ブライアントの「Lonesome Traveler」、昼間ジャズ喫茶でリクエストしても受け付けてくれないオスカー・ピーターソンの「Night Train」。そして、「Night Train」が新青森発なら、新函館北斗発はグイードとも表記されるギド・マヌサルディ(Guido Manusardi)の「Blue Train」だ。進行方向とタイトルが少し違うだけなので、青函トンネルを抜けたあとでは見分けが付かない。
イタリア出身で欧州各地を転々と回りながらその地を訪れるアメリカのミュージシャンと共演することで腕を磨いたピアニストだ。このアルバムは当時住んでいたスウェーデンで67年に録音した初リーダー作で、ベースは地元のスチュア・ノルディン、ドラムはアルバート・ヒースが参加している。このヒースのサポートが素晴らしく、マヌサルディのジャズ・フィーリングを余すことなく引き出している。「Poinciana」、「Autumn Leaves」そして「I Fall In Love Too Easily」、お馴染みのスタンダードはよくありがちな欧州の理論ピアノではなくスウィング優先のアメリカン・スタイルだ。
H5系の色は上部が常盤グリーン、下部は飛雲ホワイトでその境目となる中央に彩香パープルの帯が入っている。雄大な北海道の大地を走るのに最高のデザインと色だ。北海道日本ハムファイターズは、この配色でユニフォームを作っている。開業日の試合で着用したのでご覧になった方もおられよう。札幌までの延伸は2030年の予定だが、球団、道内企業、道民が一体となれば早くなるかもしれない。
電車、列車、鉄道のジャケットが何枚かある。レトロな汽車に追いかけられるジャック・ウィルソンの「Ramblin'」に、鞄一つぶら下げて貨物列車にただ乗りするジミー・スミスの「Midnight Special」、訳ありの女性が列車で一人旅するレイ・ブライアントの「Lonesome Traveler」、昼間ジャズ喫茶でリクエストしても受け付けてくれないオスカー・ピーターソンの「Night Train」。そして、「Night Train」が新青森発なら、新函館北斗発はグイードとも表記されるギド・マヌサルディ(Guido Manusardi)の「Blue Train」だ。進行方向とタイトルが少し違うだけなので、青函トンネルを抜けたあとでは見分けが付かない。
イタリア出身で欧州各地を転々と回りながらその地を訪れるアメリカのミュージシャンと共演することで腕を磨いたピアニストだ。このアルバムは当時住んでいたスウェーデンで67年に録音した初リーダー作で、ベースは地元のスチュア・ノルディン、ドラムはアルバート・ヒースが参加している。このヒースのサポートが素晴らしく、マヌサルディのジャズ・フィーリングを余すことなく引き出している。「Poinciana」、「Autumn Leaves」そして「I Fall In Love Too Easily」、お馴染みのスタンダードはよくありがちな欧州の理論ピアノではなくスウィング優先のアメリカン・スタイルだ。
H5系の色は上部が常盤グリーン、下部は飛雲ホワイトでその境目となる中央に彩香パープルの帯が入っている。雄大な北海道の大地を走るのに最高のデザインと色だ。北海道日本ハムファイターズは、この配色でユニフォームを作っている。開業日の試合で着用したのでご覧になった方もおられよう。札幌までの延伸は2030年の予定だが、球団、道内企業、道民が一体となれば早くなるかもしれない。
「惚れっぽい私」という邦題が付いている「I Fall in Love Too Easily」は、1945年の映画「錨を上げて」の主題歌としてジュール・スタインが作曲し、サミー・カーンが作詞した曲です。映画ではシナトラ扮する水兵さんが歌っていました。今週はインストでこの曲のお気に入りをお寄せください。尚、ヴォーカル・ベストは2011年8月21日の「パティ・ペイジの薬指は長いか」をご覧ください。
管理人 I Fall in Love Too Easily Best 3
Miles Davis / Seven Steps To Heaven (Columbia)
Bill Evans / Moonbeams (Riverside)
纐纈歩美 / Struttin’ (Pony)
ピアニストに人気のある曲でしてキース・ジャレットをはじめハービー・ハンコック、テテ・モントリュー、ブラッド・メルドー、ヒュー・ロウソン等々、多くの名演があります。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Keith Jarrett Trio - I Fall In love Too Easily
https://www.youtube.com/watch?v=0zJOoxYKjAU
唸りは控え目で軟体化もしておりません。珠玉のバラードですので、いつものクネクネ唸りだと錨、いや怒りを覚えるでしょう。
自民の政調会長が早く札幌まで!とコメント。
多分に票取り臭いコメントですが、残り人生時間の少ないオヤジは新幹線前倒しに一票。
さてお題曲『I Fall in Love Too Easily 』
・ Gene Harris-Scott Hamilton Quintet/At Last(Concord)
*一寸速すぎ・・じゃないと云うテンポです。 堅苦しい事はさて置いて・・楽しい一発!
・Bill Evans / Moonbeams (Riverside)
*エバンスとベース弾きとの会話がとても好い!
・Rita Reys / Two "Jazzy" People(Philips)
*掟破り盤かも? 唄盤の中でB・ハルベルヒはお題曲をPfソロで演ってます。 エレガントにうっとりと聴かせます。
他には
「R・サンドケ盤」「H・ローソン盤」「R・カーター盤」:どの盤もピアノ弾きが中々です。
所で邦題名は何と云うのでしょうか? {一目惚れ}?{私って惚れっぽいの}?
→作詞家の才能0です。
さすがに2030年は長いですね。足し算するとけっこう厳しい。(笑)
ハリスとハミルトンがありましたか。色々とお聴きですね。これは持っておりません。コンコードはCD時代になってリリースされたものはあまり聴いておりません。買うのはヴォーカルくらいですかね。
そして、エヴァンス。ピアノ物ではトップですし、その後録音するピアニストのお手本です。
リタ・ライス盤にベンクト・ハルベルクのソロがありましたか。アン・バートンにもダイクさんのソロが入ったものがありますので、オランダのシンガーは録音中一服するのかな。
邦題は「惚れっぽい私」が一般的ですが、最近はあまり使われないようです。
函館北斗まで新幹線が開通して、函館は賑わっているのではないでしょうか。函館北斗まで、延伸したことで、長野札幌間は1時間は短縮されそうなので、次回の札幌行も鉄道の予定です。便利になりありがたいです。お題ですが、ヴォーカルでは、ジューン・クリスティなのですが、インストはマイルスで決まりです。
Miles Davis / Seven Steps To Heaven (Columbia)
Bill Evans / Moonbeams (Riverside)
Jackie Mclean / Nature Boy (Blue Note)
3番目は、本来ならキース・ジャレットですが、あまりにも当たり前すぎるので、マクリーンのスタンダード集を入れてみました。この曲に関しては、まずまずいったところですが、アルバム全体は、シダー・ウォルトンの参加もあり、結構楽しめます。密かに聴いているマクリーン・ファンもいるのではいかと。でも、僕だけかもしれません(笑)。
函館は賑わっているようです。これを機に北海道全体が盛り上がってくれると嬉しいのですが、札幌は今ひとつです。やはり早期の札幌延伸が望まれます。
トップにマイルス、そしてエバンス。順当にきましたね。マイルスのはフェルドマンのタイトル曲とジョシュアの陰に隠れた感じですが、演奏は申し分ありません。
エバンスのこのアルバムはタイトル曲を話題にしたときに紹介しました。エバンスのなかでは地味ですが、地味なりにいい内容です。
そしてマクリーンがありましたか。お馴染みの曲ばかりでスリルに欠けますが変わらぬマクリーン節を楽しめますね。私が挙げた纐纈歩美もアルトですが、美形ですし良い音を出しますよ。名前の読み方をようやく覚えました。でも書けません。(笑)今話題の女流奏者ですのでサッポロ・シティ・ジャズで呼ぶのを楽しみにしていたのですが、今年は野宮真貴をはじめ相田翔子、大貫妙子、小松亮太、大和田慧、佐藤竹善等々、豪華メンバーのようです。札幌ではこれをジャズと呼びます。
I Fall in Love Too Easily Best 3
Miles Davis / Seven Steps To Heaven (Columbia)
Bill Evans / Moonbeams (Riverside)
Gene Harris - Scott Hamilton Quintet / At Last (Concord Jazz)
多くの投票はいただけませんでしたが、マイルスとエバンスの2大名演は揺るぎありません。他にも纐纈歩美やジャッキー・マクリーンも挙がりました。個性際立つ演奏です。
今宵はお気に入りの「アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー」をお楽しみください。