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モダンジャズを中心にディキシーからフリージャズ、ヴォーカルまで思いつく名盤、気になる新譜を話題にしてきたアドリブ帖も本年の最終稿を迎えました。昨年は半年間休止しましたが、6年間に亘って毎週日曜日に欠かさず更新できたのは、いつもご覧いただいている皆様のおかげです。そしてベスト企画を中心にコメントをお寄せいただいたジャズが三度の飯より好きな皆様に感謝申し上げます。
今年のジャズ界を振り返ってみますとCDの廉価盤のラインアップに驚きます。おそらく新譜の数十倍は出ているでしょう。50年代から70年代に至るまでジャズが一番熱かった時代の名盤は基より極一部のマニアにしか知られていなかった隠れたアルバムも陽の目を見ました。高価なオリジナル盤を探さない限り聴けなかった作品を手軽に楽しめるのは嬉しいことであり、レコードより音質が落ちるとはいえ幅広くジャズを聴こうとするなら廉価盤のCDで充分といえるでしょう。また、これからジャズを聴こうという方には大変恵まれた環境ですし、1000円のCDからジャズファンが広がるかもしれません。
再発されたなかにクレア・フィッシャーの「ファースト・タイム・アウト」がありました。以前、国内盤レコードでも出たことがありますが、今ではそれも入手困難なだけに貴重といえます。エヴァンス派ピアニストの代表格として位置付けられているフィッシャーですが、エヴァンスとは一味違うハーモニー感覚を持っていますし、タッチも力強く輪郭が明快です。トップに収められている「ナイジェリアン・ウォーク」は、急ぎ足で歩く師走の慌しい様子を描いているようにも聴こえます。そしてふと立ち返り、忙しかった1年を軽く目を閉じて振り返る姿がジャケットにあります。きっとこの1年に出会った素晴らしいジャズを想い出すことでしょう。
来年もまた多くの新譜や再発が登場し、シーンを賑わしてくれることと思います。そのなかから選りすぐりの作品を毎週紹介しますし、その1枚から一人でも多くの方がジャズの魅力に触れていただけるなら、これブログ冥利に尽きるというものです。来る年も更新を続けますので引き続きご愛読頂ければ幸いです。毎週ご覧いただいたいた皆様、そして多くのコメントをお寄せいただいた皆様、本当にありがとうございました。
九拝
今年のジャズ界を振り返ってみますとCDの廉価盤のラインアップに驚きます。おそらく新譜の数十倍は出ているでしょう。50年代から70年代に至るまでジャズが一番熱かった時代の名盤は基より極一部のマニアにしか知られていなかった隠れたアルバムも陽の目を見ました。高価なオリジナル盤を探さない限り聴けなかった作品を手軽に楽しめるのは嬉しいことであり、レコードより音質が落ちるとはいえ幅広くジャズを聴こうとするなら廉価盤のCDで充分といえるでしょう。また、これからジャズを聴こうという方には大変恵まれた環境ですし、1000円のCDからジャズファンが広がるかもしれません。
再発されたなかにクレア・フィッシャーの「ファースト・タイム・アウト」がありました。以前、国内盤レコードでも出たことがありますが、今ではそれも入手困難なだけに貴重といえます。エヴァンス派ピアニストの代表格として位置付けられているフィッシャーですが、エヴァンスとは一味違うハーモニー感覚を持っていますし、タッチも力強く輪郭が明快です。トップに収められている「ナイジェリアン・ウォーク」は、急ぎ足で歩く師走の慌しい様子を描いているようにも聴こえます。そしてふと立ち返り、忙しかった1年を軽く目を閉じて振り返る姿がジャケットにあります。きっとこの1年に出会った素晴らしいジャズを想い出すことでしょう。
来年もまた多くの新譜や再発が登場し、シーンを賑わしてくれることと思います。そのなかから選りすぐりの作品を毎週紹介しますし、その1枚から一人でも多くの方がジャズの魅力に触れていただけるなら、これブログ冥利に尽きるというものです。来る年も更新を続けますので引き続きご愛読頂ければ幸いです。毎週ご覧いただいたいた皆様、そして多くのコメントをお寄せいただいた皆様、本当にありがとうございました。
九拝
魅了し続けるジャズの宝箱から今年も名盤、珍盤、奇盤を取り出してきました。ちり紙に落とした一滴のインクは大きく広がるといいます。一枚のアルバムからベスト3に挙げられた作品、そこから更に広がるジャズワールド、そしてちり紙は全面ジャズ色になるでしょう。今年もその魅力の一端に触れていただけたなら幸いです。
今年再会しましたSHIN さん、25-25 さん、azumino さん、初めてお会いした寺井尚之さん、tamae さん、TAKASHI さん、ゴロピカリさん、再会を楽しみにしております。そしてまだ一度もお会いしていない皆様、来年こそはお会いしましょう。
ベスト3にいつも選りすぐりの愛聴盤を挙げていただいた皆様に感謝です。
来年もジャズの魅力が詰まったアルバムを紹介しますので引き続き来年もよろしくお願い致します。
それでは、よいお年を!
そして楽しい Jazz Life を!
チョット前まで、猛暑だ夏バテだと騒いでいたのに、気が付けば年末ですね。
毎週このブログに遊びに来るのを楽しみにしています。
ジャズ・ファンを楽しませる記事。そしてジャズ中毒患者のコメント。全てが楽しく勉強になります。
一年間、お疲れ様でした。
よいお年を!
後半は課題が難しかったのでなかなか参加できませんでした、最期のは特に入りづらい話題でしたね。でもなかなか面白いでした。私の英語の先生は "Out Of My Sight" なんてひどい事を卒業のサイン帳に書くような人でしたので。どういうつもりで残されたのか不可解です。dukeさんの素敵な先生を羨ましく思いました。
今年も楽しいお話を沢山有難うございました。
来年もまた楽しい話題で盛り上げて下さいね。
毎週このサイトを覗いて何かアマノジャク・コメントをと考えながらも最近は思いつきが鈍ってしまったし、場外乱闘の回数もだいぶ減ってしまった。
しかし、毎週よくも飽きもせずお題が出るものだと関心しつつ、その気になってコメントを書いている。
今回のクレア・フィッシャーも懐かしい盤だ。
高校時代に有楽町のハンターで買ったことを昨日の様に覚えている。
思いがけづに良い内容で、今でも良く聞く盤だ。彼のボサノバアルバムもあったが持ってなかった、これがCD999円で出たので早速買ったが、これもクレアの別の面が出ていて面白かった。
今年は3月の震災で何か落ち着かない1年になってしまった。原発は未だおさまってないし、被災地の復興もまだだ。
災害はしょうがないにしても行先の定まらない国政も国民を落ち着かせないものにしている。
ジャズ界も、これと言った秀逸な盤が出て来ない割には新譜の枚数がやたら多い、それでは売れない筈だ。1000円前後の再発CDの方がはるかに内容が良い。
ジャズ界のプロデューサーは一体何を考えているのだろうか・・・責任者出てこい!
そしてついに北の独裁者将軍もくたばった・・次は誰だろうか・・・。
来年は平穏無事な世の中になって欲しいものだ。そしてこのサイトでは益々過激な場外乱闘を期待しようではないか!(ギャハハははっ)
ヱビスが美味かった夏が終わったと思ったらいつの間にか年末ですね。今年もヱビスとジャズをたっぷり愉しめたでしょうか。私は存分に味わえました。今年は再会できませんでしたが、またお会いする機会があれば心行くまで飲みましょう。
また来年もよろしくお願いします。
ジャズと名が付けば節操がありませんので幅広く話題にしてきたこの1年ですが、メジャーなものは出尽くしましたのでどうしてもマイナーな曲が多くなります。そのなかにも宝石のように輝く素晴らしいものがありますね。宝箱の奥に寝かせていては宝の持ち腐れですので手にとってこそ価値があります。
英語の先生は何人かおりましたが、やはり印象に残っているのは先週話題にした先生です。良い師に恵まれると人生観までも変わりますね。
来年もよろしくお願いします。
今年一年、いろいろな意味で超絶変態 Jazz 道の勉強をさせていただきました.
かくも深き変態Jazzという深海になかなか飛び込む勇気がありませんが、来年もこの畔で水遊びでもさせていただきます.
寒さ厳しき折、お身体ご自愛くださいませ.
来年もよろしくお願いいたします.
アマノジャク・コメントは私も期待しているのですが、埋もれた曲や忘れられているプレイヤーを話題にしましたので場外乱闘にも発展しなかったのかもしれません。来年は発展ネタも取り上げたいですね。
クレア・フィッシャーがピアニストとして評価されたのはこのアルバムだけでしょうか。2作目は脱エヴァンスを試みたのでしょうが、面白さはありませんでした。その後アレンジャーとして成功しておりますので、あらゆるスタイルも模索したのかもしれません。
新譜も数多く出た1年ですが、10年後、50年後に聴かれているアルバムは少ないですね。1枚売れるとその路線を引きずるせいでしょう。ある意味、フィッシャーのような冒険も必要ですね。
来年は平穏無事な世の中になってほしいものです。北からのミサイルは困りますが、ブログだけはミサイルの勢いで続けますのでよろしくお願いします。
ジャズの海は大きく広く、そして深いといわれております。深く潜るほど未知のアルバムに出会います。そこで見つけたジャズが素晴らしいものなら、そっと引き揚げて、多くのファンが聴いてこそ価値が出るでしょう。
来年も素晴らしいジャズを話題にしますので、よろしくお願いします。
クレア・フィッシャーのこのアルバムの「Nijerian Walk」は傑作だと思います。安い再発盤は大歓迎で、僕も知らない間に手元に集まりつつあります。この調子で再発を続けてもらいたいところです。
コメントは、中途半端なものも多かったかと存じますが、ご容赦のほどを。参加することに意義があるとも思ってもいますので(笑)
札幌の夜のご案内ありがとうございました。来年も札幌へ行く機会を作りたいものです。幅広い話題を取り上げているアドリブ帖を、毎週日曜日に読むのが楽しみです。来年もよろしくお願いします。