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明日7日からサミットが開催される洞爺湖は、日本百景にも選ばれている景勝地である。約10万年前に火山の活動によってできたカルデラ湖で、近年は透明度が低下しているようだが、自然と歴史の重みを感じさせる場所だ。二酸化炭素の排出削減、食糧危機、原油高騰など世界的な課題が山積する中での主要国首脳会議は、別名「地球環境サミット」とも呼ばれているが、環境破壊を見ない地で歴史に残る実りのある合意を期待したい。
77年に開催されたモントルー・ジャズ・フェスティバルの実況録音盤は、「Montreux Summit」と題された2枚組のアルバムで、しかも2セット、レコード4枚というヴォリュームのあるものだ。77年当時、コロンビアレコード在籍のジャズメンを中心に構成されたCBSオールスターズで、ボブ・ジェイムス、スタン・ゲッツ、ウディ・ショウ、デクスター・ゴードン、ベニー・ゴルソン等々、まさにサミットに相応しいメンバーが並んでいる。ほとんどの曲はレコード片面を占める長尺で、新旧交えての組み合わせは聴き所が多く、単なる顔見せセッションで終わっていないのは、其々がリーダーとして主張し、サイドメンとしての協調性を持つからだろう。
ゴルソンが編曲した「ブルース・マーチ」も演奏されていて、ビリー・コブハムのドラム・ソロに鼓舞されたメンバー一丸となったテーマ部はスコア通りに一糸の乱れもなく、小気味いいほど音が重なる。一番手のマーチの力強さをみせるショウのソロに続き、ボビー・ハンプリーの女性にしか吹けない繊細なフルート、太く逞しいゴードンのテナー、メイナード・ファーガソンの青空を抜けるハイノート、エリック・ゲイルのうねるギター、ジョージ・デュークのヒューズを飛ばす勢いのあるエレキピアノの早弾き、ヒューバート・ロウズの囀るピッコロ、そしてこの曲を初めて演奏するであろうゲッツのブローは熱い。世代を超えたサミットが協調性合意をみせるのは、底辺にあるブルースの捉え方が同じであることを示している。
メイン会場のザ・ウインザーホテル洞爺はかつて倒産騒ぎがあり、北海道の経済界を揺るがしたホテルだが、今は大手警備会社セコムの関連会社である。テロが懸念されるサミットだが、警備のプロに恥じない厳戒態勢で無事の終了を祈るばかりだ。
77年に開催されたモントルー・ジャズ・フェスティバルの実況録音盤は、「Montreux Summit」と題された2枚組のアルバムで、しかも2セット、レコード4枚というヴォリュームのあるものだ。77年当時、コロンビアレコード在籍のジャズメンを中心に構成されたCBSオールスターズで、ボブ・ジェイムス、スタン・ゲッツ、ウディ・ショウ、デクスター・ゴードン、ベニー・ゴルソン等々、まさにサミットに相応しいメンバーが並んでいる。ほとんどの曲はレコード片面を占める長尺で、新旧交えての組み合わせは聴き所が多く、単なる顔見せセッションで終わっていないのは、其々がリーダーとして主張し、サイドメンとしての協調性を持つからだろう。
ゴルソンが編曲した「ブルース・マーチ」も演奏されていて、ビリー・コブハムのドラム・ソロに鼓舞されたメンバー一丸となったテーマ部はスコア通りに一糸の乱れもなく、小気味いいほど音が重なる。一番手のマーチの力強さをみせるショウのソロに続き、ボビー・ハンプリーの女性にしか吹けない繊細なフルート、太く逞しいゴードンのテナー、メイナード・ファーガソンの青空を抜けるハイノート、エリック・ゲイルのうねるギター、ジョージ・デュークのヒューズを飛ばす勢いのあるエレキピアノの早弾き、ヒューバート・ロウズの囀るピッコロ、そしてこの曲を初めて演奏するであろうゲッツのブローは熱い。世代を超えたサミットが協調性合意をみせるのは、底辺にあるブルースの捉え方が同じであることを示している。
メイン会場のザ・ウインザーホテル洞爺はかつて倒産騒ぎがあり、北海道の経済界を揺るがしたホテルだが、今は大手警備会社セコムの関連会社である。テロが懸念されるサミットだが、警備のプロに恥じない厳戒態勢で無事の終了を祈るばかりだ。
ベニー・ゴルソンは多くの曲を書いておりますが、「アイ・リメンバー・クリフォード」はバラードの傑作、「ブルース・マーチ」はファンキーの名作と思います。お好みのヴァージョンをお寄せください。
管理人 Blues March Best 3
Art Blakey / Au Club St.germain (RCA)
Meet The Jazztet (Argo)
Montreux Summit (Columbia)
ザ・ウインザーホテル洞爺に宿泊された方はおられませんか。外観しか分かりませんが立派なホテルですね。一度訪れたい場所です。
今週もたくさんのコメントをお待ちしております。
週に一回はかけないと殴られます。(笑)
duke様、皆様、こんばんは。
ブルース・マーチはファンキー・ジャズの代名詞と言ってもよい曲ですね。
お気に入りは
「モーニン」アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
初めてブルース・マーチを聴いたのがこのアルバムでそれ以来ずっと聴き続けています。
イントロのマーチング・ドラムが好きで・・・ゴルソンはニューオリンズを想いながら作曲したのでしょうか。
「ミート・ザ・ジャズテット」アート・ファーマー&ベニー・ゴルソン
こちらもご機嫌な演奏で気に入っております。
ただ、ドラムはやはりブレイキーの方がイカシテル。
「ビッグ6」ブルー・ミッチェル
あまりあげる方はいないと思いますが、良い演奏です。
ブルース・マーチは奥様のお気に入りでしたか。どうでもよいことではなく、週に一回は聴かないと落ち着かない曲があるものです。私の場合はキャラヴァンですが、あまりにもヴァージョンが多すぎてデュークから始まってエリントンで終わるのは1年かかります。(笑)
ブルー・ミッチェルは挙がるのを期待していた1枚です。ミッチェルには、「ボス・ホーン」というアルバムがありますが、ボスのストレイトな演奏もいいですね。
メッセンジャーズは何度もブルース・マーチを演奏しておりますが、最初に吹き込んだ「モーニン」は挨拶でしょうか。(笑)
トレーンやデスモンドが吹くブルース・マーチなど、
想像もつきません。
ゴルソンとJM以外に誰かやってるのかな?と
思っていたら、ミッチェルの「ビッグ6」で
やってたんですね!
偶然にも、これは割りと最近ゲットしたアルバムですが、
ミッチェルの作品としては「ブルー・ムーズ」よりも
むしろこちらが好みです。
ミッチェルの「ビッグ6」ゲットされましたか。ミッチェルの初リーダー作ですが、ケリーとウイルバー・ウエアの好サポートもありアルバム自体申し分ない内容ですし、ブルース・マーチはミッチェルのファンキー度が窺える好演奏です。
おっしゃるようにトレーンやデスモンドが吹くブルース・マーチは想像もつきませんが、紹介したスタン・ゲッツからも考えられないことです。ジャムセッションに強制的(笑)に参加したとはいえ、かなり熱いものがあります。クールが吹くホットなブルースの面白さがあります。
デユークさん、、皆さん、、、。
昨日 アメリカに戻りました。
ここは エビスファンが多いようですが、アメリカ
在住民には あれは苦すぎますネエ あの味は。
でもバドワイザーは うすくて もの足りません
アメリカでは ミケロブと言うビールを愛飲してます
このアルバムが話題になるとは 嬉しいですね
さすがです。
このブルースマーチで輝っているベース、、これって
確かアルフォンス ジョンソンでしょ?
あのビンビン来るビート、、この演奏はやはり
ベースがしっかりしてるからだと思います。
サミットも底辺がしっかりしてないと安定しない
ビールも ベースにこくがあって苦味が輝る
ブルースもベースがキーです(笑)
と言う訳で ブルースマーチは
Montreux Summit
AB & JM くらいしか 浮かびません
水前寺清子も マーチを唄っていましたネ
「365日のビール」でしたか、、
本日も 飲み過ぎです(笑)
ではまた
アメリカにお戻りになったようですね。まだサミットは終わっておりませんよ。(笑)
ヱビスは苦すぎましたか。ミケロブと言うビールは飲んだことはありませんが、ヱビスを苦いと思ったのは高校生のときだけです。
Montreux Summit お持ちとは嬉しいですね。。ベースはアルフォンス・ジョンソンでして、ベテラン勢に物怖じすることなく力強いビートを刻んでおります。ジョンソンにしてもブルースマーチを演奏するのは初めてでしょうが、古いスタンダードに挑むというより全く新しい曲のベースラインを刻む活力にあふれておりますね。
水前寺清子とは懐かしいお名前です。一日一本三日で三本でしたか、いや、一日三本でしたね。(笑)
1、モーニン(BN)
2、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ
イン1961(テイチク二枚組LP)
<1961年1月2日産経ホールのライブ盤、私は この聴衆の中にいたのだ!ここが私の原点なの だ!>
3、ジャズ・メッセンジャーズ サンジェルマン・デ ュプレ(別名モーニン ウイズ ヘーゼル)
この三枚で決まり。
ブルーミッチェルのBig6も良いけど、やはりJ&Mでしょう。やはりあのファンキーなマーチングゥー・ドラムはブレイキーパパのなせる技でしょう。
因みにこのモントルーサミット77はYouTubeにあったのを観た記憶があります。
ゲッツとトニーとチックが同じステージでジャムっているシーンがありました。
ウインザーホテル洞爺湖は現在のオーナーが買収して改装オープンに招待され、ブラックタイの指定で友人達と出席しましたが、あまり感動は無く、ただ行って帰ってきたとしか覚えていません。
つぶれてしまったホテルが何故こうなるのという・・・不思議さがありました。
美味しいはずの料理も記憶になしです。
ただ派手なお披露目でということだけです。
二度と行く予定はありません。
予想通りメッセンジャーズ・オンリーできましたね。トップにモーニン・ヴァージョンとは想定外でしてヘーゼル・モーニン・ライブと思っておりました。1961年の産経ホールのライブ盤は聴いたことがありますよ。聴衆の一人、それも原点ともなれば感慨もひとしおでしょうね。私がブレイキーを聴いたのは70年代ですが、新宿厚生年金ホールの後ろでしてナイアガラの飛沫が飛んでくることもなく残念な思いをしたことがあります。
ウインザーホテル洞爺湖に入ったことがあるとは畏れ入りました。それも招待とはさすがですね。つぶれてしまったホテルの再建には紆余曲折あったようですが、こうして有名になったことで、この先客足が伸びることでしょう。名前に驕らない経営を続けてほしいものです。つぶれた理由はそこにあるわけですから・・・
これには理由がありまして、あのホテルのオーナー会社は言われるとおり・・・そしてあのI氏は学校の大先輩でして・・・「おい、お前等も来るか」の一言でした。
まあ、儲かってしょうがない会社のオーナーですので、少しは赤字のホテルも節税対策かな???などと下種のかんぐりです。
しかし、今回のサミットのホテル代は一体いくらだったのか????
ひょっとして・・・・無料に近い価格では・・・。
これは公開して欲しいですね。