遠藤雷太のうろうろブログ
何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。




2019/2/6

しっかり推敲を重ねた正論と、ドローン撮影の沖縄のきれいな海、唐突な赤ふんどしが印象的なユーチューバー「せやろがいおじさん」のトークライブ。

ユーチューバーになった経緯や撮影裏話を色々話してくれる。

ユーチューブは試行錯誤の結果が数字でわりと直接的に出る。

こうすると数字が伸びるとか伸びないとか、どれも最近の出来事なので臨場感あって楽しい。

iPhoneなくした話は、自分も似たようなやりとりを公的機関の警備員の人としたので強く共感しながら聞く。

ライブ中に北海道震災の復興支援動画を初公開。

メイキング動画で、地元スタッフがわりとフランクな感じで彼を池(湖?)に飛び込ませようとしているのがえげつない。

もともとお笑いコンビ「リップサービス」の人なのは知っていたけど、実際に話を聞いてみると現場叩き上げの手練れ感が強い。

2時間近くだと思うけど、停滞することなく語り切っていた。盛り上がった。

 

観始めたきっかけ。→りゅうちぇるのタトゥーについて思う事を沖縄の海に叫んだ【せやろがいおじさん】

※公式動画の共有機能使ってます。

皆さんにお願いしたいことを叫んでみた【せやろがいおじさん】

※実際には100人くらいはいたと思う。

※撮影OKだった。

※ユーチューブ始めたきっかけ。地元ではかなり活躍している様子なのに世知辛い。



コメント ( 0 )




2019/2/4

・本作を観るのは2017年以来二回目。

・徳川家の統治が現代まで続いているというネオ江戸時代、白浪五人男と呼ばれる盗賊たちが、ビット小判のデータを盗み出そうとする話。

・元の話は白浪五人男と三人吉三。

・題材だけでなく、演技や演出も歌舞伎風。

・前回に比べると、歌舞伎由来の仕草や台詞まわしから試行錯誤感が薄れて、様式が馴染んできた感じ。

・首をグルンと回しギロリと正面を切って拍子木の音。

・ここまでやってもらえれば、自分のような歌舞伎に馴染みのない客でも拍手くらいはできる。

・前説で観方のレクチャーしているのも地味に大事。

・今後、再演や似た様式の作品をやるのかどうかはわからないけど、他の見得のやり方も色々あるので、演者だけでなく客としても少しずつ馴染んでいきたい。

・いい感じの掛け声を飛ばせるお客さんが育ってくると楽しいはず。

・今回も空間を贅沢に使い切った装置に見とれてしまう。

・大きなひな壇を右往左往する登場人物たちが、レトロな二次元ゲームみたいでかわいい。

・赤ん坊のアルトくんの左右に振れながら段差をあがっていく動きがシュール。

・重堂くんの二刀流が怖い。喰われそう。

・袈裟切りにした刀が、照明を反射して赤く染まっているところが色っぽい。

・お嬢キティの握力のなさがもはやネタになっている。

・終盤の駆け足シーンは音楽とあいまってカッコいい。

・櫻井君の声色が表情あってよかったんだけど、喉にずいぶん負担がかかってそうに聞こえる。

・あいかわらず、利平さん一家が混沌としている。

・素直に作れば、かつての仲間を取るか、家族の平穏を取るかの選択を迫られるはずなんだけど、子供たちのアクが強すぎてなんだかそういう感じでもなくなっている。あの子ら自活できそう。

・利平さんの場合、日常のしんどさからの逃避として、過去の栄光である白浪五人男を夢に見てしまうようなジメっとした感触もある。

・奥さんが夜伽だった自身の過去に引け目を感じている一方で、利平さんが元盗賊だったことを隠しているのもずるい。そりゃ怒られるわ。



コメント ( 0 )




映画『暁に祈れ』予告編

2019/1/31

・英国人のボクサー、ビリーがタイの監獄で過ごす話。

・この監獄描写がえげつない。

・鉄格子で区切られた狭い場所に半裸で全身タトゥーまみれの男たちがぎゅうぎゅう詰め。

・お互い肌の触れ合う距離で雑魚寝。家畜以下の環境に最悪な囚人たち。その最悪描写が最悪すぎて容赦ない。

・特に支配欲由来の性犯罪者は、一度ぶちこまれて被害者の気持ちを体験したらいい。

・まず日常に生きていたらお目にかかれない場所だし、お目にかかりたくない。

・しかも、ビリーには彼らが話すタイ語がわからない。

・字幕も最小限なので、彼と一緒に右も左もわからない最悪の体験ができる。

・タイ語のわかる人はどんな気持ちで見たんだろう。

・映画の魅力は、世の中にある自分の知らない世界や人生を覗き見できること。このひどさが楽しい。

・あと、主人公がわりと普通の人。ガタイのいいボクサーとは言え、一般人よりやや強い程度。

・他の囚人たちに囲まれると成すすべがない。

・ムエタイを始めても最初は本職に歯が立たない。

・耳が生々しくて怖い。

・立派な人というわけでもない。

・そもそも薬物で捕まってるし、感情の制御もあまりできていないし、落ちるべくして落ちた感じもする。

・ホントの一般人が無実の罪でこんなところに落とされたとしたら気の毒すぎて見てられない。

・一方で、立派でないからこそ共感できる部分もある。

・後半のムエタイ修行や試合そのものも楽しい。

・最初から言葉を必要としない見せ方を徹底しているけど、特にミドルキックの練習シーンが好き。

・背中を丸めて足の筋肉だけで蹴っているビリーに、コーチがジェスチャーで「右足で蹴る時は左肩を開け」と教える。

・思わず、自分も客席で上半身を揺らしながら「なるほど!」と理解する。

・コーチのタバコ扱いはマナーとしてはダメだけど、ダンディズム的な魅力を感じないでもない。

・試合開始前にあれこれ儀式を挟むのが相撲に似ている。

・最後の終わり方も切れ味あって好き。



コメント ( 0 )




映画『アリー/ スター誕生』予告【HD】2018年12月21日(金)公開

2019/1/30

・「アリー」は4度目のリメイク。自分は初めて見る。

・なんとなく『フルハウス』みたいなホームコメディを想像していたら、かなり古典的なお話で面食らう。

・アリーが大物ミュージシャンであるジャクソンに見初められ、大スターになる話。

・こういう型は、『ピグマリオン』までさかのぼれる。最近だと『アーティスト』が思い浮かぶ。

・最初のうちは、白馬に乗った王子様と出会うことで成功する、一昔前のプリンセス物っぽい話。

・アリーを演じるのはレディー・ガガ。立場の強い男性が無名の女性をフックアップするような話は、彼女にはあわないんじゃないかなと心配しながら見る。

・とは言え、ただの成功譚ではなく、どちらかというと「シンデレラその後」が見どころ。

・『ボヘミアン・ラプソティー』が実在する人物を伝説として描いているのに対して、本作は実在しない人間を生身の人間として描いている。

・並べて語りたい人の気持ちはわかる。

・たぶん日本でやったら、たぶん妬み嫉みで枕営業だって揶揄されそう。

・アメリカでもあるんだろうけど、ポジティブなリアクションのほうが強そう。

・レディー・ガガとブラッドリー・クーパーの存在感がやたら強い。アップでもよしロングでもよし。いくらでも絵が持ってしまう。

・ダンディなひげのおじさんが、明らかに一目ぼれしていてかわいい。

・お菓子描写がさりげなくて好き。

・ジャクソンに舞台から誘われて、アリーが出る?出ない?出る!のくだりはベタでも楽しい。

・なにぶんレディー・ガガなので、場末のバーの歌い手で一生を終えるような人には、さすがに見えない。

・「私なんか私なんか」と恐縮しきりだった人がマイクを握った瞬間にノリノリで唄い出す、よくある感じのコントに見えてしまう。その豪華版。

・このくらいのランクになると、アカペラで唄い始めただけで見入ってしまう。強い。

・字幕は石田泰子さん。英語がわからないので元歌詞との比較はできないけど、訳詩が場面場面で絶妙。

・サントラ聴きこみたい。



コメント ( 0 )


   記事一覧画像一覧フォロワー一覧フォトチャンネル一覧 次ページ »