花嫁着付けの練習用に、昨年リサイクル店で花嫁の小物セットを入手しました。リサイクルの着物や帯で、前の持ち主がわかることってあまりないけれど、このセットにはバッチリ名前が。
秋田県湯沢市の農協(今はJA?)のものだったようで、きっと花嫁衣装を一式レンタルしていたのでしょうね。このセット(懐剣や筥迫=はこせこ、抱え帯など)に銀の草履がついていました。
小物はすべて白地なので、白無垢用ですね。いつごろのものなのかしら。流れ流れて私のところに…。
ところで、筥迫の匂い袋(中央下からぶら下がっている小さな袋)って、今ではほかの飾りと一緒にダランと下げていることが多いですが、もともとは胸元に忍ばせるものだそうで、私は今所属している着付け教室の主催者に教えていただきました。
昨年、特別研修で発表するために戦前の婚礼着付けを調べていたら、昭和12年の「主婦の友」の婚礼特集の中の着付け解説で、「匂袋もぶらぶらさせないで、中へぐっと押し込んでおくとよろしいです」と書いてありました。
細かいことなんですけどねえ。知らない人が増えると、いつの間にかこういうこともしなくなっていくのでしょね。いちおう、アンティークの花嫁衣装を着付けているので、私たちは昔どおりに胸元に忍ばせています。