先日買ったアンティークの夏名古屋帯。デッドストックの帯皮を新たに仕立てたもので、アンティーク特有のくすみ、しまいジミなど少しあるけれど、我慢できる範囲。お値段もまあまあ。
ほぼ即決~。着付け教室の授業でおしげなく使える夏帯を、ずっと探していたのでね。
ところが帰宅して試着してみたら、胴に巻く部分が短い。
不覚! 仕立てたと聞いて、現代物の寸法になっていると思い込み、サイズ確認しなかったのです。
名古屋帯の一般的な寸法は、胴に巻く半幅部分が約250㎝、お太鼓部分が約114㎝。買った帯は半幅部分が235㎝と、標準より15㎝短い。以前は15㎝ぐらい短くても、やせていたので何とかなったけれど、今年は太っちゃってムリ~~~。
というわけで、いそじん工房に出しました。…って、自分で発注(?)して、自分で直すのですが。
↓お太鼓の三角近くをチョッキンと切り離す。このときが一番緊張。アンティーク帯とはいえ、未使用のきれいなものなのでドキドキ。この後、別布と縫い合わせるために、半幅部分の縫い目を解きます
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↓15㎝分の別布をミシンではいで、接着芯を貼り、解いた部分をくけて完成。別布、接着芯は手持ちのものを利用
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↓三角の頂点とお太鼓のポイント柄(鳥の刺しゅう)の位置が近すぎるので、頂点を5㎝手先側に移動しています
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たったこれだけの直しですが、3時間弱かかってしまいました。 でも、この直しができたのは、名古屋帯の三角の部分の作り方がわかるようになったから。