ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

全劇研in滋賀・京都

2018-12-24 20:46:48 | 研究会報告
演教連主催の研究集会。
12月22日が講座と全体会。
23日が演劇教育についての交流会と吉本新喜劇の鑑賞。

お知らせをこのブログに書くのをすっかり忘れていて、報告だけになってしまいました。

どの講座もとても好評でしたが、私が参加したのは午前は即興的な表現で音楽を楽しむ日笠みどりさんの講座。午後は演劇的な手法を用いた道徳授業の講座。

「私は木です」でウォームアップ。園児になってくださいと言われたのに「桜の花びら」の下でお酒をのむ酔っ払いになってしまったりして。

朝起きてから寝るまでの園児の1日を、音楽に沿って展開。

「犬のおまわりさん」ではカラスになりました。
せっかく迷子の子猫ちゃんの家を見つけたのに、お父さんに「旅に出したのだから、帰ってくるな」と言われたり、園児とはずいぶん違う展開になったようです。
けれど強くなったことをアピールして、無事に帰ることができました。

「かめの遠足」は音楽に乗って、歌詞に沿って動くだけなのですが、メチャおもしろかったです。
のろくて、なかなか山に行きつかないのです。
3日も4日も歩き続け、本当はほとんど動いていないのに、ずいぶん疲れました。

「おもちゃのチャチャチャ」は兵隊になりました。
おもちゃのパーティーは楽しかった!

このあとは、歌詞がなくて、音楽だけで踊ったり、音だけで場を想像して動いたり。

とにかく、いつになく動いたし楽しかったです。
あとのふりかえりでは、こういう遊びの大切さ。
物がなくても遊べること。ひとりでも想像の世界で遊べること。想像の世界を共有して遊べることの重要性を語り合いました。


午後の講座は、演劇的な手法を用いた道徳の講座。
小学校で演劇的な手法を取り入れた研修を全校あげて取り組んでいる美濃山小学校の研究主任の藤原先生(きゅーぴー)と、道徳教育の研究者の荒木先生のふたりの講座。
これは私の企画で、これを思いついたときは、私自身がぜひ出たいと思ったし、参加希望が多すぎて悩む夢まで見ました。

結果的には20人足らずのちょうど良い感じに収まりました。

前半は「銀の燭台」という『レ・ミゼラブル』からとった道徳教材の授業。
直前に藤原先生から「お願いがあるんですけど」といわれ、ミリエル司教の役をすることに。
ぶっつけ本番でしたが、藤原先生のナビのおかけで無事役割を果たしました。

燭台を渡された時のジャンの気持ちになってみたり、燭台を渡すときの司教の心の声を発してみたり…ということをやったうえで、最後は司教への手紙を書いて、司教の行為を自分事として考えてみるという授業でした。

これを受けて荒木先生の講演。押さえるべきことを押さえれば、実は道徳は何でもありで、自分事として考えることや、多様な視点をもつことが大切というお話に、道徳がとても創造的な授業に思えました。

道徳的価値と道徳的価値観の違いや、演劇的手法の劇薬は毒にもなる話など、あとのディスカッションも充実していました。

満足、満足。

全体会で各講座の報告を聞きましたが、どの講座も充実していたことが伝わってきました。
中・高校生のお芝居もあったのですが、見ることができませんでした。
でも、懇親会で話が聞けて良かったです。

一方で、この日に限って携帯を忘れ、ボランティアをお願いした学生が私と連絡を取れなくて困ったり、CDデッキを返し忘れていて職員の方に待っていただいたり、その他もろもろバタバタして、不手際がたくさんありました。
自分のキャパシティがどんどん落ちている気がします。

あとの懇親会で、ミリエル司教の演技を大絶賛していただきました。
あれがあったから、その状況に簡単に入れたと。
ほんとう? そんなに良かった? 

次のライフステージはやっぱり女優かな?

23日の話はまた後日。
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