ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

節分のつづき

2020-02-06 09:00:40 | お仕事


後日談。
山ほどの恵方巻も100尾ほどのイワシ塩焼きも完売したとか。
よかった、よかった!食品ロスにならなくて。

「それにしても」と思う。
なんだろう、これほどの売れ行きは。
「伝統的な行事を生活の中で大切に守っている、その一環」とは思えない。
イベントに乗りやすい日本人ということか。

学校教育において、主体的に判断することよりも従うことに重きを置かれていると感じる。
教員自身がそういう文化に馴染んできたので、自分もそういうかたちで子どもたちを支配しようとする。それに失敗すると学級が崩壊する。
本当は、子どもたちが主体に判断して学習環境をつくっていくことを教育すべきなのに。

これが大人になって、
自分で自分の生活を主体的に豊かにするということができなくて、
イベントに乗って楽しむ、受け身に楽しさを享受し消費することを楽しむ、
現代日本の文化がつくられているのではないだろうか。

子どもたちを見ていると、
なんの道具がなくても、遊び相手さえいれば遊ぶ。
へとへとになるまで遊ぶ。
学校教育はそういうエネルギーを阻害しているように思える。

単に「先生が悪い」という話しでは済まない。
けれど、教員にこそそういう一面を自覚してほしい。
完売を手放しで喜べない私である。
私もしっかり買ってしまったが。
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