ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

シェア型書店

2024-06-03 13:01:47 | 読書
読んだ新聞記事がきっかけで、シェア型書店に興味を持った。

手始めに、近くの書店へ。
ビルの2階で、面積もさほど大きくなく、棚数はそう多くない。
ひとつひとつを丹念に見て行ったが、それぞれの棚主のこだわりがあり、
本を売る場と言うより、自己表現の場だと感じた。

片隅では8人ぐらいが机を囲み、お互いが読んだ本を紹介し合っていた。

絵画展示用の壁があり、そこを借りて写真や絵を展示することができる。

狭いけれど、インプロのパフォーマンスもできそうだ。
リーディング劇もされたようだ。

東京での要件のついでに、神保町の「パサージュ・ソリダ」と「ほんまる」を見に行った。
「パサージュ・ソリダ」のほうは、棚主の個性が見えにくい気がした。
フランスの通りをイメージして棚を白く塗ってあったが、
私には横文字で書かれた棚列は意味がつかめず馴染みにくかった

「ほんまる」のほうが、近所の店と雰囲気が似ている。
でもどちらも机を囲むというスペースもなく、本を売る場に徹している感じだった。

「ほんまる」では、たまたま棚主が本の入れ替えをしているところに出会って
少し話を聞くことができた。
読んで良かった本、他の人にも薦めたい本を並べているという。
自分が読んだ本は手放したくないので、
同じ本をリサイクルショップで手に入れ、それに少し上乗せして売値を決めている。
棚代を払う必要があるので、とうぜん儲からない。
でも、自分の進めた本を誰かが手に取り、買ってくれることが嬉しいそうだ。
おそらくSNSを通して、手に入れた人の反応が返ってきたりもするのだろう。

本を通しての新たな交流の在り方が生まれてきているようだ。
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