バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

何デシベル?

2008年05月30日 21時17分55秒 | バス運転士

某大手ショッピングセンターのシャトルバスをやりました。そこがオープンしてから、これまでに何百回往復したことか… 今日は(少なくとも私が乗務していた時間は)特に目立ってマナーの悪い乗客もなく、平穏無事に時が流れていた… と思ったけれど、そうではなかったらしい。ショッピングセンターに到着して次々と乗客が降りていく中、一人の女性(推定30歳前後)が私に話しかけてきた。「うるさいんですけど…」と、それはランチのお誘いでも何でもなかった(当たり前じゃ!)。私は「えっ!? ひょっとして携帯電…」と言いかけたが、彼女が話を続けた。「オバサンたちが大きな声で話しているのが耳障りなんで、乗車時にでも注意してもらえませんか?」と、それは私にとっては“意外な”要望であった。冒頭にも書いたように、今日の車内は“平穏無事”だと思っていたからである。オバサンたちは奇声を発したわけでもなく、特に大声だったわけでもなく… 普通に話していたに過ぎない。これまでの何百回もの車内と比べても、特別どうこう言われるような状況ではなかったのだ。ずぅ~っと以前に、同じシャトルバスで携帯電話の女を注意したら「後ろで大声で話している男を注意しないのは差別だ!」と“(自分のことを棚に上げた)苦情”をもらったことがあったっけ… その時も思っていたけれど、“大声”の感じ方は人それぞれなのだ(車内に騒音計でも設置するかね!?)。そのあたりも含めて、私は何か答えなくてはならないと思ったので「そうですねぇ、それは難しい問…」と言いかけたところ、彼女はサッサと降りて行ってしまいました。なんなんだ? 言いっ放しかよ! ひょっとして、弊社へ“苦情(運転士が私の言うことを聞いてくれない!)”を入れに行ったのかな? ハハハ…

一つ付け加えるならば… このシャトルバスに関しては、私は“大声”に対して多少甘いかもしれない。というのも、このバスの乗客というのは“楽しい気分で遊びに来ている”わけであって、当然のことながらテンションもやや高め… そこで声がちょっと大きめになるのは仕方がないことだと思っているのです(叫び声などの奇声は駄目ですよ)。そこで「声が大きい」「静かにして」なんて注意して、せっかくの楽しい気分を台無しにするなんて… 私には出来ません。この考えは甘いですかねぇ…???