先日の朝、終点の某所(兼学校)で忘れ物チェックをしたところ、最後部座席の足元に濃紺の手提ビニール袋があった。中身は薄汚れた運動靴であった。一瞬「これは捨てられたのか?」と思ったけれど、「某大手ショッピングセンターのシャトルバスじゃないんだから…」と思い直した。また「今日は何度も駅とココを往復するのだから、その内に忘れた奴が取りに来るかもしれないし…」と、そのまま運転席横へ置いておくことにした。もっとも、これまでにも何度かそうしたことはあったけれど、実際に取りに来られたことはなかった… が、その日は来たぁ~! 約1時間後、再び某所で乗客を降ろしていたところ、扉の外に白衣を着た若い女性が立っていたのである。乗客全員が降りたところで、私が「これ?」と指を差したところ、彼女は「そうです」と頷いた。まさか女性だとは思わなかった… 「何? 私に会いに来てくれたんじゃないの?」なんて冗談も言えなかった… あ、もしも言っていたら「運転士にナンパされた!」って苦情ですか? ハハハ…