今日は、つい三日前に行ったばかりの某大手ショッピングセンター(町中編)だった。「今日は、天気も回復するという予報が出ていたし、以前のように乗客も多いんだろうなぁ…」と思って、念入りに感情を捨てて臨んだ。予想に反して乗客は少なかったが、私の怒りの感情を呼び起こそうとする悪の手先(直進レーンから左折するマイカーや、赤信号になってもダラダラしている歩行者など)は頻繁に出現した。しかし、今日の私はちょうどいい感じでボォ~ッとしていたので、怒りの感情が目を覚ますことはなかった。そしてある時、悪の手先は最後の手段… ショッピングセンターの発車5分前、助手席のオバサンが携帯電話をかけたのである。しかもオバサンは私に背を向け、窓の方を向いて話していた。いかにも「悪いと分かっていてやってます!」という感じ… 「特に中身のない会話だし、これは許せん!」と思いつつよく見たら、バスの外に立っているオバサンも携帯電話で… どうやらその二人が会話をしていたようだ。「この人たちは何をやってるんだか…」と呆れてしまった私は、力の抜けた声で「バスの中で携帯電話はご遠慮ください」と言った。ハァ…
夜、終点の某院に到着した。忘れ物チェックをしていたら、座席の上にパラパラと白いモノが… ココに座っていた奴が、クッキーか何かを食べていたのだろう。私は白い手袋をしたまま、その白い菓子クズをパッパッとはらったのだが… 一度目の“パッ”で2~3粒の菓子クズをはらい、二度目の“パッ”でもう2~3粒の菓子クズをはらおうとした時、白い菓子クズの他に黒いクズも発見した。「チョコレートのかけらかな?」と思ったけれど、私の右手は既に振り下ろす動作に入っていたので「形が崩れていないから、まだ硬いだろう」と思ってそのままはらった。が、それが甘かった。形こそ崩れていなかったけれど、十分に軟らかくなっていたのである。チョコレートのかけらは、私の手袋と座席のシートを黒く汚してしまった。私はすぐにティッシュペーパーを取り出して、座席をせっせと擦った。すると、幸いなことに、そこに触れても問題ないほどに取り除くことができた。しかし、手袋には黒いシミとチョコレートの香りが…。。。