ある路線の片側一車線の道路を走行中… 前方の信号が赤に変わり、私は停止線の手前で止まった。そして、目の前の横断歩道を左から右へ、ベビーカーを押している若いお母さんと、赤い靴を履いた小さな子供さんが渡り始めた。
すると、ちょうどバスの正面で、子供さんの“赤い靴の片方”が脱げてしまったのだ。んが! お母さんはそれに気付かず… なぜか、靴が脱げた本人も気付かずに歩き続けていたのである。
「教えてあげなきゃ!」と思った私は、クラクション… という考えは0.2秒で却下、すぐにマイクのスイッチを車外に切り替え… え… え… 良い言葉がパッと浮かばなかったので、「くつくつくつくつ…」としか言えなかった。
それでも、お母さんには伝わったようで、すぐに振り向いてピョコッと頭を下げて… 子供さんに「靴を拾って!」と声を掛けた(憶測)けれど、子供さんはピンと来なかった様子で… 結局、お母さんが靴を拾って、慌ただしく横断歩道を渡って行った…
あぁ、このボケ… なぜ普通に「お子さんの靴が脱げましたよ」と言えなかったのか…??? いくら何でも「くつくつくつくつ…」って… 季節外れのセミじゃないんだからなぁ~ ハハハ…