朝の通勤ラッシュ後のあるバス停で… お子さんを連れたお母さんが「土日切符を、大人一枚と子供一枚ください」と言った。私は「今日は平日なんだけど… 勘違いしてるのかな?」と思いながらも「えっ… と… 土日で… よろしいですか?」と確認した。たまに「事前に買っておく」という人がいるので、平日だから普通の一日券… とは限らないのである。
すると、お母さんが「えっ!? あ、あぁ… (バスに乗って出掛けるのは)いつも土日ばかりだったから… 普通の一日券ください」と照れ笑いを浮かべながら言った。私もオッサンの微笑を返しながら「はい、ありがとうございます。いや、ひょっとして、事前に買っておかれるのかと思ったので…」と言った。
実は、その3つくらい前のバス停でも、お孫さんを連れたお爺さんから「子供用の一日券ください」と言われていて… この一年で“売った記憶がないくらい滅多に売れない”子供用一日券の手持ち2枚が売り切れてしまった。また、子供用の普通一日券(430円)では10円玉の釣り銭が必要になるので、いつもより余計に時間がかかってしまった。
夕方、某駅を出て某所へ向かっている時… オジサンがICカードをタッチしたのだが残額不足だった。そこで「入金するで…」と言いながら、当たり前のように一万円札を出したので、私は落ち着いて応対するために“アイドリングストップ、駐車ブレーキ、ハザードランプ”を作動させた。その“一撃”で、カバンの中の千円札はゼロになってしまった…
数分後、あるバス停からスーツ姿(新入社員研修の帰り?)の若者数名が乗ったのだが… その中の一人が「五千円札、大丈夫っすか?」と言った。私は「大丈夫じゃないっす!」と思いながら、ポケットからマイ財布を取り出して両替をした… 今日は、朝も夕方も、見事な連続攻撃に遭って遅れてしまった。春休みだから? 新年度前だから? そして来月になれば、さらに“不慣れな乗客”が増えるので、戦闘準備… 否、心の準備をしておかなければいけないと思った、マル!