バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

怒る! 走る! 食べる!

2014年08月22日 23時30分42秒 | バス運転士
朝の某港を乗客ゼロで発車して、一つ目のバス停で10人くらい乗ったのだが… なぜか1人のお婆さんだけが怒っていて、「なんで今頃、42分のバスが来るの!!」と吐き捨て、車内通路を歩いて行った… 私は運行カードを見ながら「52分ですけど…」と答えたのだが、そのお婆さんはブツブツと文句を言いながら席に着いた。

私は「その10分のズレは何? きっと土日の時刻表と見間違えたのだろう」と思って、後で調べてみたのだが… 私の路線には42分なんてバスはなく… その40分前の02分発か、40分後の22分発しかないのである。う~む… 他系統の時刻表を見たのかも…。。。

営業所前ターミナルの待機場所で発車時刻待ちをしながら、ターミナルを出入りするバスをぼんやりと眺めていた。降車場所の前方には、3番乗り場、その前には2番乗り場があり、どちらにもバスが止まっていて、発車時刻待ちをしていた。

そこへ1台のバスが到着して、1人のおばさんが猛ダッシュ… と同時に2番&3番乗り場のバスが発車時刻を迎えたようで、2台のバスは発車してしまった… 否、3番乗り場のバスは止まっていたけれど、2番乗り場のバスは出て行ってしまった… そう、2番乗り場からは分かりづらいのである。

すると、おばさんはクルリと180°方向転換して、ターミナルの外へ猛ダッシュ… そう、ターミナルから出たバスが“信号待ち”している間に“一つ目のバス停へ先回り”しようというのだ。私は「まだ信号は赤みたいだし… 余裕で間に合いそうだね」と思いながら、おばさんの後ろ姿を見送った…。。。

某駅を乗客ゼロで発車… と思っていたら、発車間際になって“コンビニで買ったと思われるカップ入りのアイスコーヒー(ストロー付き)”を持った女性が乗ってきて背後席に座った。と思ったら、「一万円しかないんですけど、五千円だけ(ICカードに)入金をお願いします」と言ったので、私は両替をした。

入金完了後、30~40秒遅れで発車… すると、背後から「ガサガサ… ガサガサ…」という音と共に、パンか何かを食べているような気配が漂ってきたのである。私は「他に誰もいないから…」と思って、「私にも一口~」とか「ストローをもう一本もらってきて2人で~」とか… 言うわけないじゃん!