バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

何度も何度も何度も何度も…

2020年05月27日 18時00分14秒 | 仕分け作業(夜勤)
一昨日の夜、ある女性から「私たち、同じ地域で作業したことが一度もないですよねぇ? なんでですかねぇ?」と言われたので、「きっと、二人が一緒にならないように、正社員が意地悪してるんだよ」と答えて笑ったところ… 昨夜、同じ地域に配置されていたので「昨日、我々の会話を聞いていたのかな?」「言ってみるもんですね」と言いながら笑った… そんな出来事から始まった勤務時間は、またもや女性たちとのちょっとした会話が多く、楽しく過ごすことができたのだった。

さて、朝方に行われた“仕分け作業・第二ラウンド”では… 相変わらず“荷物を流した数値”が欲しいのか、第一ラウンドよりも少ない作業員にもかかわらず流れが激しく… 加えてコンベアーの構造に問題ありあり(「素人に作らせたのか?」と思わせるほど)で、何度も何度も何度も何度も途中で荷物が詰まり… 時には、コンベアーから荷物がこぼれ落ち… その度に、自分の持ち場を離れて“事故現場”へ向かったのだが… 詰まりを解消させた後は、詰まっていた大量の荷物が一気に流れ… とてもじゃないがまともな作業ができないのである。

最初のうちは「よくもまぁ、ここまで滅茶苦茶に流せるもんだなぁ~」と呆れて戦意喪失… 半笑いしながら作業を続けていたのだが… いい加減に腹が立ってきたので、私は“赤い糸”をブチッと切って…(オマエには、生まれつき“赤い糸”なんてないだろうなぁ~ ハハハ…) 否、コンベアーの上空(作業員の目線くらいの高さ)に張ってある“緊急停止用の赤い紐”をグイッと引っ張ってコンベアーを止め、警報音を鳴り響かせた。

我々は「コンベアー上でグチャグチャになっている大量の荷物を整理してから再スタートだな」と思っているのだが、そんな時でも正社員は“流した荷物の数値”に固執しているようで、すぐにコンベアーは再スタート… 「こんな状況でまともに作業を続けるなんて無理だろうがぁ~」と思いながら作業を続行、同じ“現場”で事故発生、“事故処理”が終わると同時に荷物の激流に襲われグチャグチャ… その繰り返し! あの赤い紐は、一度やると癖になるようで、その後、私は何度も何度も何度も何度も「このヤロー!」と引っ張って止めたのだった。(それは… ポンコツなコンベアーや正社員に対してではなく… “赤い糸”に対する感情だったりして!? ハハハ…)