暑い暑い夏の太陽の下、乗客の少ない路線を走っていた。そして○○停に接近… 降車ランプが未点灯だったので、私はバス停とその周辺を見ながら「○○停、通過します」と言っ… その時! バス停近くの木の陰から、一人のお婆さんが現れたのである。私は驚きながらも緩やかにブレーキを踏んで、バス停をちょっと過ぎた位置で止まった…
それから約3時間後、それなりに乗客の多い路線を走っていた。そして△△停に接近… 降車ランプが未点灯だったので、私は「あれ? 誰も降りないのかな? 押し忘れているんじゃないのか?」と思った。そこで“いつでも止まれるように”バスを減速させ、バス停とその周辺を見ながら「△△停、通過します」と言って… バス停表示送りボタンを押した。
そこから50~60m先の交差点の信号が赤になったので、私は「原付バイクなどが追い抜いてこないだろうなぁ~」と左右のミラーで確認しながらバスを減速させ… その時! 左ミラーに“日傘を差して小走りしている一つの人影”が映っていたのである。
私は「ん? まさか乗客の!? 私がボォ~っとしていて通過したならば申し訳ないけれど… 乗客が隠れていないかどうかジィ~っと見ても分からなかったのだから… それでガタガタ言われるんだったら、こっちにも考えがある!」と思いながらも「ま、とりあえず… “乗客だ”と言われたら、扉を開ければいいか…」と結論を出した。
すると、案の定… 日傘のお婆さんは前扉のすぐ外までやって来て、ちょっと怖い顔をして「バス停で待っとったのに~!」と言った。私は「バス停ねぇ…」と思いながらも、特に表情を変えずに「すいません、ぜんぜん見えませんでしたよ。ごめんなさいね」と言いながら前扉を開けた。
すると、あ~ら不思議… お婆さんの表情が一瞬にして柔らかくなり、さっさとバスに乗り込んだのであった… お婆さんは、ただ単に“バスに乗るという目的を果たせたから満足した”だけなのか、やっぱり“自分も悪かった”と反省してくれたのか… あるいは、私の心の奥底にある“考え”を見抜いて引き下がったのか!? う~む… 本心を隠し切れない私は、まだまだケツが青いということか…
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特に最近は暑かったですからねぇ… 日陰で待ってもらうのは構わないんですけど、隠れていることが分かるようにしてもらいたいんですよ。荷物の一部だけでも、バスから見える位置に出しておくとか… 一応「何処かにいるかもしれない」と思いながら通過しているので…