バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

1本のキャンディー

2009年05月20日 23時47分57秒 | バス運転士

今日の夜は、某大手ショッピングセンター町外れ編だった。ショッピングセンターから某駅まで走り、回送でショッピングセンターへ戻り、再びショッピングセンターから某駅まで走り… 合計4回、ショッピングセンターから発車するのである。実は、同じ勤務を先々週にもやったのだが、夜7時半過ぎから9時半頃までという時間もあり、交通量も少なくスイスイと… それでも、ショッピングセンターの発車時刻の2~3分前に到着するという状況であった。それが今夜はなぜか交通量が多めで、1回の青信号で行けるはずの交差点を行けなかったりして… 結局、2回目の発車時刻には間に合わず、3~4分遅れてしまった。入社2~3年くらいの私であれば、すぐに暴走モードに突入したのだろうが… 今は違う(暴走でもなく、凡走でもなく… 快走モードとでも言うのかな?)。そして、某駅に到着して10名ほどの乗客全員が降りた。「寝込んでいる人もいないし、忘れ物だってないさ!」という悪魔の囁きと、「バスが遅れているので、すぐに回送で戻りたい」という自分の気持ちを抑えながら忘れ物チェックを… すると、座席の上に1本の棒付きキャンディー(袋入りの新品!)が… 「そういえば、母子の会話が聞こえてたなぁ…」と思ってバスの外を見ると、ちょうどその母子がキャンディーのことで戻ってきたところだった。もしも私がサッサと回送にして戻っていたら… 多分、そのキャンディーは持ち主不明のまま… たかがキャンディーと言うなかれ… キャンディーを笑う者は、キャンディーに泣くのだ。(なんのこっちゃ!)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿