眼をそらし 朝食のきみ こころ融く 魔法探しも 長き秋の桐
■
【頑張れ長妻大臣】
とにかく、透明性が増した国会、政府動向は大歓迎だが、
矢継ぎ早に重要な懸案事項が報じる中、俺は関係ないと
言い切る性分のない性格。コミトしたい衝動に駈られる
(山崎元「ミスター年金・長妻厚労相の苦悩をどう解決
すべきか」)。なぜか、理由は明快だ。新政権の政策の
最優先課題集中している。ここをしくじると命取りにな
る。わたし(たち)は、最低1期4年の鳩山内閣を実現
したいと思い投票した。そうでないと「脱官僚」はリッ
プ・サービスに終わる。そのことは、米国の軍産複合体
とアイゼンハワーの戦いや王安石(新法党のリーダー)
(『車百合と楽市楽座』)でブログ掲載もした。その根
底にあるものは以下の4点だ。
(1)入口戦略を欠いた小泉-竹中改革路線
(2)産業構造と人口構成に配慮を欠いた成長路線
(3)旧態依然とした財政規律論
(4)機動性を欠いた政府官邸
第3次産業がGDPの7割を超える高度資本主義(消費)
社会では、消費者に直接的な助産政策(「コンクリート
から人間へ」→子ども手当)が間接的な富の再配分と内
需拡大に機動性をもつてリンクする入口戦略(第2項に
該当)。それを担保するビジョン(インセンティブ)を
示し、新自由主義政策でぼろぼろになった社会保障制度
の立て直し(第1項)。そして、財政規律を重視する余
り成長戦略をつぶす過剰な財政再建重視派。これを修正
転換する<上げ潮派><リフレ派>政策の積極的な援用(第
3項)と最後に山崎元が指摘するように「官邸力」発揮
(第4項)だ。
■
net worth, net income
欧州諸国では調整インフレを採用している国が多い。プ
ライマリーバランスはそれ程重要な指標ではない。国の
債務は貸借対照表の一つの項目であって、財務の良し悪
しの判断指標としては適当でない。貸借対照表の良し悪
しは純資産合計で計るとする立場だ。これだと日本の財
務体質は世界一の内容を持っている。
Irving Fisher
プライマリーバランスの黒字化は前途遼遠である。とて
も達成できそうにない目標である。これは最終目標では
なく、財政再建のスタート点に過ぎない。かりにバラン
スの黒字化が今年末に達成できたとしても千兆円近くの
借金は手付かずに残るのである。スタート点に立つこと
さえ限りなく難しいということはその目標が重要でない
ということを意味する。目標の達成が先送りされたと報
じられても株価や為替は全く変わらない。そこで指示さ
れるのは「国家事業の費用効果」であって、会計期間に
ともなう事業内容の見直しに意味があり積算合計量には
余り意味がないということだ。
■
【 Money and the price level 】
Fisher's theory of the price level was the following variant of the
quantity theory of money. Let M=stock of money, P=price level,
T=amount of transactions carried out using money, and V= the vel-
ocity of circulation of money. Fisher then proposed that these vari-
ables are interrelated by the Equation of exchange:
Later economists replaced the amorphous T with y or "Q", real
output, nearly always measured by real GDP.
Fisher was also the first economist to distinguish clearly between
real and nominal interest rates:
where r is the real interest rate, i is the nominal interest rate, and
inflation is a measure of the increase in the price level. When inflati-
on is sufficiently low, the real interest rate can be approximated as
the nominal interest rate minus the expected inflation rate. The res-
ulting equation bears his name.
※Money illution
■
【官邸力とは】
例えば、下水道事業1つとっても国交省、農林省、厚労
省の3つにまたがる。エコ対策を考えても環境省、国交
省、財務省、防衛省、農林省、厚労省に及ぶ。縦割り行
政の弊害放置は政府与党の責任だけれど、2006年の日本
経団連の『規制改革要望』によれば、小泉政権では「改
革なくして成長なし」「民間にできることは民間に」「
簡素で効率的な政府の実現」という理念の下、構造改革
の四本柱の1つとして規制改革・民間開放が進められ、
経済的規制を含めて5年間で1500項目を超える新規の規
制改革が実現したと評価している(『白粉花こそ楽市楽
座』)。
■
ODAの等身大化を!
法令体系の整理整頓だけでも大変だが、効果が大きいこ
とを認めるなら前政権組織であろうなんであれ利用する
位の器量は必要。この「横串機能」こそ「官邸力」(=
霞ヶ関の肥大硬直測定の鑑定)ではないかと思える。今
回の予算算定では機能しなかったが、本来、「脱官僚」
を第一優先課題というのであれば、その組織化(=政策
の物質化)を国家戦略室が担わなければとブログ掲載提
案したが、各省庁から官僚を「改組」「研修」「任命」
し、官邸の直結の組織とすべきだろう。政治家もいっし
ょに勉強できる契機となるし、サスペンス政治ドラマを
演じているようで面白いではないか ^^;。
■
珍しく、近くの本屋に立ち寄り何気なしのぞき込んだコ
ーナーに「半世紀にわたる自民党政治が幕を閉じ、鳩山
由紀夫政権が誕生した。金融危機が最悪期を脱し、グロ
ーバル経済が新たな秩序を模索するなか、米国に続く民
主党への政権交代である。世界のパラダイムシフト(大
転換)は、金融市場や投資ルールにも『チェンジ』を迫
る。くしくも株式相場は先行き不透明な正念場を迎えて
いる。「国策に売りなし」--。さあ、「民主革命」に
乗り遅れるな。◇キーワードは「環境」「内需拡大」金
融危機と政権交代で投資の常識も『「チェンジ』」との
見出しにつられ「エコノミストマネー」(11月号/900)
を衝動買い。
■
「1993年以来の金持ち・株主優遇から労働者や再分配の
重視など、株主以外のステークホルダー(利害関係者)
重視の政策への転換期を迎えている」とみる。北野一は
「この政策転換は一見、株式市場にとっては逆風にみえ
る。しかし、グローバル化が進み、外国人投資家が日本
市場に対し、海外市場並みの高い収益率を要求してきた
結果、資本コストの上昇という弊害をもたらしてきたこ
とを考えれば、日本株にとって実はプラスに働くと予想
するJPモルガン証券の北野一チーフストラテジストの
見識はドンピシャだ。
足柄の箱根の山に 粟蒔きて 実とはなれるを あはなくも怪し
東歌・相模国歌
桐(学名:Paulownia tomentosa)は、ゴマノハグサ科(あ
るいはノウゼンカズラ科、独立のキリ科 Paulowniaceae
とする意見もある)キリ属の落葉広葉樹。高さは10m ほ
どで、初夏の頃に円錐花序に淡い紫色の筒状の花をつけ
る。葉も特徴的であり、広卵形の大きな葉をつける。原
産地は中国とされ、日本では北海道南部以南において植
栽される。中でも福島県の会津桐、岩手県の南部桐が有
名である。
■
桐は古くから良質の木材として重宝されており、下駄や
箪笥、箏、神楽面の材料となる。翼のついた小さい種子
は風でよく撒布され、発芽率が高く成長が早いため、随
所に野生化した個体が見られる。伝統的に神聖な木とみ
なされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられてきた。
馳掛けの稲藁の取り入れ作業はとの氏子総代から電話が
あり、世話役内で調整対応すると答えおくほどの上天気。
下の息子は上と性格が真逆。無口で諍いもの影響も長く
感じる。言葉を探せど避けている気配。そんなどこにぃ
~もある場面を書く。母親方の家紋でもある桐。家具材
で有名な「キリ」。花言葉は「高尚」「内気」。
■