極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

紫式部と森林植物ツアー

2009年10月16日 | 国内外旅行



無理重ね 重ねた垢を 湯に流す 月に映えるは 紫式部 




朝から神戸市北区は
弓削牧場でランチを食べに出かける。
名神→中国道→西宮山口→箕谷→梅木谷→大正坊を経て
「チーズハウス ヤゴイ」に到着する予定が、住宅街に
囲まれているため
ナビでは分からず迷う。どうにかなら
ないのかね ^^;。ところで、「ヤルゴイ」は、モンゴル
の草原に咲く花で、日本のオキナグサの仲間で、日本で
は絶滅危惧種。モンゴルでは、他の花に先駆けて咲く「
春を告げる花」。紫2種、黄色1種の3種があるという
※。

ファイル:オキナグサ Pulsatilla cernua.JPG

見晴らしは望めないが、都心に近いとはいえ牧歌的な雰
囲気が漂いリラックスするには利便性が良い。ランチは
予約無しの当日注文。薄き生地の生ハムとルッコラの「
弓削牧場特製ピッツァ」とジンジャエールと絞りたてミ
ルクで頂く。グレース社製のハバネロ・ペパー・ソース
(ホットとグリーン)を振り掛けて頂いたのだが、グリ
ーン(サボテン入り)の方が辛いとはいえ、タバスコ程
ではなかった。この牧場でカマンベールチーズ(白黴)
を作っているとのことだったが別の機会とした。



 Camembert cheese

暫く、レストラン周辺を散策し、小学生のころ遊びに出
かけた神戸市立「六甲牧場」と「森林植物園」に懐かし
さに誘われ向かうことに。六甲牧場ではお土産に昔懐か
しい「六甲山摩耶山 バター飴」を買い求めた。

  Jamaican hot pepper


 神戸市立 六甲山牧場


  

森林植物園では、世界一の樹高を誇る樹齢二千二百年の
セコイアスギの最高齢の実物も断面が展示されている(
1821年頃にチェロキー文字を発明した北米先住民チェロ
キー
の賢人、シクウォイア (セコイア) にちなんで命名
された)。また、「冬のソナタ」の並木でお馴染みのセ
コイアスギの後というギリシャ語が修飾されたメタセコ
イヤ並木も林立している。





暫く、六甲をドライブし、宝塚の英国風ナチュラル庭園
シーズンズ」に向かう。ここは英国人がーデンデザイ
ナー、ポール・スミザーがデザインしたという四季折々
に変化する風情が楽しめる。この「宝塚ガーデンフィー
ルズ
」にはペットの広場やレストラン街などが集合する
おしゃれな街だ。

 

今年はじめてハーブに興味を持ったとはいえ、いきなり
全てを観賞したのと同じで驚嘆するばかり。千五百種も
の植物が丁寧に管理させているというのも納得。入園料
六百円にしては贅沢なお土産がついてくるような体験だ。




シーズンズは、樹齢百年以上の大木や、昭和初期に建て
られた温室、昔の手水鉢など、歴史あるものを庭園の随
所に取り入れ、思い出を大切に残してある。イギリスの
歴史・自然景観を保存・活用する市民団体「英国ザ・ナ
ショナル・トラスト」から、庭園の開園を祝して、シシ
ング・ハースト・カースルガーデンで有名な白い蔓バラ「
ムリガニー」が寄贈されてもいる。




充分にドライブ旅行を堪能した後は、宿泊先の雄琴温泉
湯元館」に中国道→名神→湖西道路経て向かい、11
階の露天風呂「月心の湯」で汗を流すことに。極楽、楽
天、極東、楽市、気分上々、パックス・ジャポニカと気
宇壮大と合いなりました(翌日は、坂本の「日吉大社」
白山宮、水ヶ浜の「シャーレ」へ立ち寄り帰宅)。

                     



ムラサキシキブ(紫式部、Callicarpa japonica)はクマツ
ヅラ科の落葉低木で、日本各地の林などに自生し、また
果実が紫色で美しいので観賞用に栽培される。非常に変
異の幅が広い植物。特に果実が白いものはシロシキブと
呼ばれ、よく栽培される。その他に果実の小さいコミム
ラサキシキブ、葉の小さいコバノムラサキシキブなどの
名称で呼ばれるものもある。より大きな変異としオオム
ラサキシキブ var. luxurians Rehd. があるという。



 塩トマト
ファイル:ImgSalt.jpg rock salt
 Rose solt

紫色の実を付ける「ムラサキシキブ」。花言葉は「聡明」。
話しは蛇足になるけれど、土産に「塩トマト 甘納豆
を買ってみたが、結構いける。しかし、出所が極めて曖
昧で産地表示がない。中国産?問題だね。アンデスの天
岩塩?使用というのも。

コメント
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