極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

コルチカムとマイナス25%

2009年10月26日 | 地球温暖化



時が過ぎ 深まる秋に コルチカム 愛しのシェルの 命を数えん


 Unleash the Future - Wave

波力発電

 Wave Power OPTT

スコットランドの再生可能エネルギ(=ソフトエネ
ルギ)発電量を2020 年までに 50%(EU目標値の倍)
とにすると政府方針を打ち出した。その中で次世代
発電方式として、波力、潮流、潮汐(ちょうせき)
及び海流発電に注目が集まっている。波力発電とは、
水面の表面波のエネルギを利用するもの。潮流発電
とは、潮汐現象による流れ、日本には流れの速い「
瀬戸」や「海峡」と呼ばれるところがたくさんあり
潮位差はあまり大きくなくても、海底地形が狭まっ
ているところのエネルギを利用する。潮汐発電とは、
潮の干満を利用した水力発電です。月や太陽などの
引力によって、ふつう1日にほぼ2回の干満を利用
する。


 Oscillating Water Column

波力発電は、水面の表面波のエネルギーを利用する
発電であるが、面積あたりのエネルギーとして、太
陽光の20~30倍、風力の5倍という優位性を持つ。
没水部の一部が開放された空気室を水中に設置し、
ここから入射した波で空気室内の水面が上下し、上
部の空気口に設置した空気タービンが往復空気流で
回転する。空気タービンには、往復空気流中で同一
方向に回転するウェルズタービンが使用される。


 Scotland seeks world lead in marine power

海流、潮流発電は、欧米を中心に、特に英国では積
極的開発が進み、Seaflowプロジェクトでは、実証プ
ラントを建設し、商用化の一歩手前段階まで来てい
る。英国のDevon沿岸にローター直径11m の実証機を
設置して実験を行い、流速U=2.7m/s300KWの発電
を計画。


イメージ ID=000005
※ P2004-330832 波力発電発光浮子

しかし、やはり気に入らない。脱タービン方式の例
えば、波動→波動波変換→音圧発電(圧電素子)が
使えないかと思う(『
アザレアなシャンソン人形』)。
これが使えれば、コンパクトでスマートなデザイン
が可能となり移動コストや高効率化が図れると期待
されるが、ブログでも取り上げた「メガフロート」
(『狐の孫とムーブメント』)のひとつの機能-発電部とし
て付加するのも手。これは本体が動、不動とは関わりな
く付与できる。関西空港を沈まぬメガフロート化し、環境
配慮、機動性促進としながら、百%自家発電でまかなえ
る構造にすることも可能だ。また、護岸堤にも応用できる。


イメージ ID=000003

P1994-280240 
圧電素子振動型波力発電装置


 宗廣 宗三


インクのリサイクル

エコリカについて

『デジタル革命』の進展下で、印刷分野はインクジ
ェットプリンタ、電子プリンタをはじめとするトナ
ー及びインクのカートリッジ化が進んでいる。しか
し、家庭で使用するインクカートリッジは高すぎる
という実感は拭えない。これをエコと結合させリサ
イクル販売させるというニッチな環境産業が生まれ
た。全てはニッチからはじまる(ナフサ、宅配、ユ
ニクロ、携帯電話、テレビゲーム、通販、そうそう
株式もだ)。「エコリカ」はLED照明も手がける
という。エコなニッチが大化けするゴールドラッシ
ュが到来というわけだ。



 鳩山イニシアティブ

【世帯負担36万円の真偽】

日本が2020年の温室効果ガス排出量を1990年比で25
%削減するには、1世帯当たり年36円の負担が必要
とした麻生前政権の説明について、政府が設置した
専門家会合のメンバーは23日、「計算方法が間違っ
ている」と指摘したという。同専門家会合では、経
済成長率を外し、所得減少分+光熱費上昇分=36万
円(麻生政権「8%削減」試算発表数値)だが、年率
1.4%の経済成長、25%削減で、2020年で、76万円増と
逆の試算となる(
北海道新聞)。



温室効果ガス25%削減で家庭の負担が1世帯当たり
36万円と試算したのは麻生政権の「
地球温暖化対策
の中期目標
」の検討会。その際、経済影響は、AIMモデル
KEOモデル日経センター・CGEモデル、日経センター・
マクロモデルのモデルで試算された。しかし、可処分
所得のマイナス分22万円と光熱費負担の増加分14万
円を足し算した36万円という数字は誤って引用され
ているた可処分所得の減少分が家計への影響。光熱
費の増加分は家計の所得の範囲内の話であり、実際
の影響は22万円、しかも、これは現在わかっている
太陽光発電や次世代自動車などだけで、世界中が低
炭素に向かう中で新しく創られ、新たな低炭素産業
については考慮していない。

※「仮分析結果」(中期目標検討委員会結果抜粋



日本は、いち早く低炭素技術を磨くことで、世界のシ
ェアを拡大でき、成長につながるチャンスが多くな
る。欧州や米国、韓国、中国などは対策を行うことに
よる経済・雇用へのプラス効果に焦点をあてた政策
が進められており、日本でも改めて適切な方法での
試算が必要なことは間違いない(温暖化対策をとら
ないことによる異常気象や農作物被害リスクも加味
する必要があり見直しは試算必要(藤野純一国立環
境研究所 地球環境研究センタ 温暖化対策評価研究
室)。

Intermission

青年は荒野をめざす フォーククルセイダーズ 青年は荒野をめざす




コルチカムとは、ユリ科コルチカム属の総称。ヨー
ロッパ、西アジアに約60種分布する。交雑によって
多くの園芸品種がつくりだされている。よく知られ
ているのはイヌサフランC. autumnale L.で、ヨーロッ
パおよび北アメリカ原産の球根草。薬用または観賞
用に栽培される。球根は卵形、径3~5cm、褐色の外
皮に覆われる。9~10月、葉が出る前に高さ約15cm
の花茎を伸ばし、淡紫紅色の6弁花で、サフランに
似た花を開く。




球根には、アルカロイドの一種コルヒチンが含まれ、
元来は有毒であるが、少量を用いて痛風の薬とされ
てきた。コルヒチンはまた植物の染色体を倍加させ
る作用があり、種なしスイカなど園芸植物の育種上
で重要な物質となっている。12歳の愛犬のシェル
(平成9年9月生まれ)が、夕暮れになるとドッグ
ウェアを着せてもらい部屋の中でしばらく散歩。コ
ルチカム(イヌサフラン)の美しさが輝く程に、き
みといつまでいられるのかと性のないことを考える
ほど秋の気配が深まったと描く。ピンクの花咲かす
「コルチカム」。花言葉は「愛情の衰え」「危険な
美しさ
」。
                      

コメント
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