無理重ね 重ねた垢を 湯に流す 月に映えるは 紫式部
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朝から神戸市北区は弓削牧場でランチを食べに出かける。
名神→中国道→西宮山口→箕谷→梅木谷→大正坊を経て
「チーズハウス ヤゴイ」に到着する予定が、住宅街に
囲まれているためナビでは分からず迷う。どうにかなら
ないのかね ^^;。ところで、「ヤルゴイ」は、モンゴル
の草原に咲く花で、日本のオキナグサの仲間で、日本で
は絶滅危惧種。モンゴルでは、他の花に先駆けて咲く「
春を告げる花」。紫2種、黄色1種の3種があるという
※。
見晴らしは望めないが、都心に近いとはいえ牧歌的な雰
囲気が漂いリラックスするには利便性が良い。ランチは
予約無しの当日注文。薄き生地の生ハムとルッコラの「
弓削牧場特製ピッツァ」とジンジャエールと絞りたてミ
ルクで頂く。グレース社製のハバネロ・ペパー・ソース
(ホットとグリーン)を振り掛けて頂いたのだが、グリ
ーン(サボテン入り)の方が辛いとはいえ、タバスコ程
ではなかった。この牧場でカマンベールチーズ(白黴)
を作っているとのことだったが別の機会とした。
Camembert cheese
暫く、レストラン周辺を散策し、小学生のころ遊びに出
かけた神戸市立「六甲牧場」と「森林植物園」に懐かし
さに誘われ向かうことに。六甲牧場ではお土産に昔懐か
しい「六甲山、摩耶山 バター飴」を買い求めた。
Jamaican hot pepper
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神戸市立 六甲山牧場
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森林植物園では、世界一の樹高を誇る樹齢二千二百年の
セコイアスギの最高齢の実物も断面が展示されている(
1821年頃にチェロキー文字を発明した北米先住民チェロ
キーの賢人、シクウォイア (セコイア) にちなんで命名
された)。また、「冬のソナタ」の並木でお馴染みのセ
コイアスギの後というギリシャ語が修飾されたメタセコ
イヤ並木も林立している。
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暫く、六甲をドライブし、宝塚の英国風ナチュラル庭園
「シーズンズ」に向かう。ここは英国人がーデンデザイ
ナー、ポール・スミザーがデザインしたという四季折々
に変化する風情が楽しめる。この「宝塚ガーデンフィー
ルズ」にはペットの広場やレストラン街などが集合する
おしゃれな街だ。
今年はじめてハーブに興味を持ったとはいえ、いきなり
全てを観賞したのと同じで驚嘆するばかり。千五百種も
の植物が丁寧に管理させているというのも納得。入園料
六百円にしては贅沢なお土産がついてくるような体験だ。
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シーズンズは、樹齢百年以上の大木や、昭和初期に建て
られた温室、昔の手水鉢など、歴史あるものを庭園の随
所に取り入れ、思い出を大切に残してある。イギリスの
歴史・自然景観を保存・活用する市民団体「英国ザ・ナ
ショナル・トラスト」から、庭園の開園を祝して、シシ
ング・ハースト・カースルガーデンで有名な白い蔓バラ「
ムリガニー」が寄贈されてもいる。
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充分にドライブ旅行を堪能した後は、宿泊先の雄琴温泉
「湯元館」に中国道→名神→湖西道路経て向かい、11
階の露天風呂「月心の湯」で汗を流すことに。極楽、楽
天、極東、楽市、気分上々、パックス・ジャポニカと気
宇壮大と合いなりました(翌日は、坂本の「日吉大社」
の白山宮、水ヶ浜の「シャーレ」へ立ち寄り帰宅)。
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ムラサキシキブ(紫式部、Callicarpa japonica)はクマツ
ヅラ科の落葉低木で、日本各地の林などに自生し、また
果実が紫色で美しいので観賞用に栽培される。非常に変
異の幅が広い植物。特に果実が白いものはシロシキブと
呼ばれ、よく栽培される。その他に果実の小さいコミム
ラサキシキブ、葉の小さいコバノムラサキシキブなどの
名称で呼ばれるものもある。より大きな変異としオオム
ラサキシキブ var. luxurians Rehd. があるという。
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塩トマト
rock salt
Rose solt
紫色の実を付ける「ムラサキシキブ」。花言葉は「聡明」。
話しは蛇足になるけれど、土産に「塩トマト 甘納豆」
を買ってみたが、結構いける。しかし、出所が極めて曖
昧で産地表示がない。中国産?問題だね。アンデスの天
然岩塩?使用というのも。
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