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『ブロンクス・ウォリアーズ 1990年の戦士』

2020-12-04 23:57:19 | イタリア映画/SF

ブロンクス・ウォリアーズ 1990年の戦士(TV題:『ブロンクス・ウォーリアーズ』)
1990 THE BRONX WARRIORS(1982年イタリア)
 監督:エンツォ・G・カステラッリ
 脚本:ダルダーノ・サケッティ
    エリサ・ラビア・ブリガンティ
    エンツォ・G・カステラッリ
 原案:ダルダーノ・サケッティ
 音楽:ウォルター・リッツァッティ
 出演:マーク・グレゴリー
    ヴィック・モロー
    クリストファー・コネリー
    フレッド・ウィリアムソン
    ステファニア・ジロラーミ
    ジョージ・イーストマン
    ジョン・シンクレア

 ■ストーリー■
 1990年市当局はブロンクスを特別危険区域に指定した。法と秩序の回復は不可能となっていた、、。
 そんなある日”ライダー”ズ”の領域にマンハッタン・コーポレーションの跡を継いだアンが逃げ込むのだった。”ライダー”のリーダートラッシュに助けられたアンは”ライダーズ”に仲間になりつきあい始めるのだった。
 マンハッタン・コーポレーションは世界の60%の兵器を作る軍需産業で、アンをブロンクスから連れ戻すためブロンクス出身のハマーを雇うのだった。
 ブロンクス出身の賞金稼ぎハマーを雇い救出を命じるのだった。ハマーは”ライダーズ”のメンバーを殺しグループ同士で争わせ混乱させ、アンを取り戻そうとしていた。そしてアンは”スカベンジャー”に連れ去られてしまうのだった。
 そして、ハマーに買収された”ライダーズ”の1人アイスアンはアンをマンハッタン・コーポレーションに返すよう”スカベンジャー”のリーダーゴランを説得していた。
 一方、トラッシュはブロンクスのリーダー、オグルと合流、アンを救出するため”ゾンビ”の領域を抜け”スカベンジャー”の元へと向かうのだった、、、。



 ■感想■
 エンツォ・G・カステラッリ監督のイタリアの近未来Sci-Fi映画。
 出演者も超豪華で(もちろんイタリアのエンターテイメント作品としては)、ヴィック・モロー、クリストファー・コネリー、フレッド・ウィリアムソン、ジョージ・イーストマン。
 イタリア映画ファンだったら知っている方も少なくないと思いますがヒロインのステファニア・ジロラーミは、エンツォ・G・カステラッリ監督の娘さんです。
 主演のマーク・グレゴリーは1965年生まれなので今作当時17歳でした。今作のあと、続編『ブロンクスからの脱出』(1983年)、『アダムとイブVS食人族』(1983年)、「ランボー」のイタリア版「サンダー」シリーズ3作。『情無用の戦士』(1987年)、『デルタ・フォース・コマンド』(1988年)等々に出演しています。


 ”マッドマックス2””や”ニューヨーク1997””のヒットを受けて作られたポストアポカリプスのジャンルの1本です。
 今作は『ウォリアーズ』+『ニューヨーク1997』で1本作っちゃいました系です。
 自分的には『ウォリアーズ』より好きです!!ウォルター・ヒルのファンの方と『ウォリアーズ』ファンの方すいません、、、。

 ポストアポカリプス系ですが、意外に”マッドマックス2”や”ニューヨーク1997”の要素は低いです。
 ポストアポカリプス度 ★★★
 ウォリアーズ度    ★★★★
 ニューヨーク1997度  ★★

 すいません、、好きな作品でついストーリーかなり後半まで書いちゃいました、、、。

 マンハッタン・コーポレーションの跡取りになるのを嫌がってブロンクスに逃げ込んだヒロインを奪い返そうとする会社側ですが、映画の後半、クライマックスで突然の焼き討ち作戦に!!
 エンターテイメント作品としては、普通の展開ですが、良く考えると今までのストーリーはなんだったの??(良く考えなくてもですが、、、。)
 
 アンを会社に連れ戻さなくて良いの??え、どういうこと??
 『怒りの荒野』(1967年)で突然、リー・ヴァン・クリーフが悪党になるくらいの急展開!!

 最後は主人公以外、主な登場人物たち皆殺しで結局何も解決していない!!
 でも、イタリア映画、音楽がホントに映画を盛り上げてくれます!!この音楽だけでプラス10点!!

 「面白すぎ!!」


 イタリアでは、このジャンルの作品が数多くの作品が作られましたが、本当に傑作ばかり!!

 なんで、こんな面白い作品がブルーレイ化されないんでしょう??TV放映時の吹替音声つきで、どこかのメーカーさんブルーレイ化して下さい!!

コメント
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