『シライサン』
(2019年日本)
監督:安達 寛高
脚本:安達 寛高
出演:飯豊 まりえ
稲葉 友
忍成 修吾
谷村 美月
染谷 将太
■ストーリー■
瑞紀は、親友の香奈と食事をしていたが、香奈が何かにおびえだし目が破裂し突然死するのだった。
また、鈴木春男は弟から連絡を受け、部屋に急行するが間に合わず弟は目が破裂し死んでしまっていた。春男は弟の交友関係を調べアルバイト先の友人だった香奈も死亡したことを知るのだった。瑞紀は春男と知り合い、不自然な死に方の共通だったことから何かがあると感じ調べ始めるのだった。死ぬ直前、春男の弟と香奈と一緒に温泉に旅行した詠子の存在を知り家に向かうのだった、、、。
一方、記者の間宮幸太は、この不自然な死に方を知り記事にしようとしていた。
□■□ネタバレしてます□■□
■感想■
作家、乙一が監督、脚本のホラー映画。
乙一は、山白朝子、中田永一、枕木優士等々数多くのペンネームで活躍している作家で、今作では安達寛高の名前で監督&脚本しています。
今作に出てくる正体不明のモンスターですが、名前を知っただけで3日毎に襲ってくるという設定、ヒットしそうなホラー映画のキャラクターでは??
大ヒットした『リング』(1998年)はハリウッドでリメイクされましたけど、今作もハリウッドの映画関係者が知ったらリメイクしたがるのでは??
今作に文句をつけるとすれば、子どもが怖い話を聞いて、忘れるのか??ってコトです!!
大人だったら忙しくて忘れちゃう人がいるかもしれないですけど、子どもこそ絶対に忘れないはず!!少なくとも数か月は忘れないでしょう!!
忘れる以外に助かる方法がないっていうのも、なかなか良い設定です!!
実際に現れたら目をそらしちゃダメという野生動物のような生態(??)もなかなか面白い設定です!!お化けなのに目をそらさなければ近寄ってこないって!!
染谷将太演じる今回の事件を広めちゃった酒屋に勤める青年が、怖い話を子どもの頃に聞いていたのに大きくなるまで生き残っていた理由が明かされた時点で、この同じ理由が登場人物の誰かに使われるんだろうなぁ、、と思っていたらヒロインに、、、。
ところで、今作にはクレジットのエンドロールにあるオチが用意されていて、全然わからなかったんですが、、、その後ネットで調べたら、脚本家が間宮冬美になっていました、、、。
そんなの気づかないよー!!
映画の中の記者、間宮幸太(忍成修吾)の奥さんの名前です、、、。絶対に気づかない!!
サイゼリアのキッズメニューの間違い探しより難しい、、、。
大して宣伝もなかったですけど、今作はJホラー映画ファン必見の1本では??