『ボーダー 二つの世界』
GRANS(2019年スウェーデン、デンマーク)
監督:アリ・アッバシ
脚本:アリ・アッバシ
イサベラ・エクルーフ
ヨン・アイヴィデ・リンクヴィスト
原作:ヨン・アイヴィデ・リンクヴィスト(「ボーダー 二つの世界」(早川文庫))
出演:エヴァ・メランデル
エーロ・ミロノフ
ステーン・リュングレン
■ストーリー■
税関で働くティーナは醜い容姿だったが、特殊な能力を持ち違法なものを感じ取るコトが出来た。羞恥や罪悪や怒りを嗅ぎ分けることが出来るのだ。ある日、違法なビデオをメモリーカードに入れていた男性を発見し証拠物件を押収する。携帯電話の記録からその男性がスヴァーネホルムに行き来していることが判明する。警察と協力して違法ビデオを作成した犯人を捜すことに、、、。
そんなある日、ティーナは自分と同じような容姿のヴォーレを税関で調べるが何も出てこなかった。ヴォーレはその後も税関を通り抜けようとし取り調べるが何も出てこなかったのだが、、、。
□■□ネタバレしてます□■□
■感想■
「モールス」(ハヤカワ文庫)のヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの同名小説(短編)の映画化作品。
「モールス」はスウェーデンで『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008年)として映画化。その後、ハリウッドで甘めに(観やすくなって)クロエ・グレース・モレッツ主演で『モールス』(2010年)としてリメイクされました、、。
「「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者が書いた小説の映画化だー」という情報しかなく鑑賞しました、、、。
観終わってから調べたら、カンヌ映画祭のある視点賞受賞作品でした、、、。
知ってたら観なかったのにッ!!!
【カンヌ映画祭】のある視点賞!!もうこれだけで、自分が絶対に好きじゃない確率が95%!!
やはり知らずに観てしまったのが『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』(2014年)、、、もうすでにどんな作品か忘れてしまいました、、。確か、動物パニック映画だと思って観たら全然そんなことない作品だったという記憶しかない、、、。
観終わって3日後にはどんな作品だったのか覚えていない、、、。
ボカシシーンもしっかりあり、意味が分からないのでは??
それは、『ぼくのエリ 200歳の少女』も同じですが、、、。『ぼくのエリ 200歳の少女』について言えば、物語の大事なシーンが分からない状態にッ!!
でも、今作はボカシシーンよりなにより観てて疲れちゃいました、、、。
エンターテイメント作品ではないです!
人類とは違う種族トロルを描いていますが、あくまでもドラマ!ドラマ!ドラマ!観ている人に色んなコトを考えさせるドラマ!!観る人を選ぶ作品でしょうか??
映画評論家(一般的な)には、受けそうな作品になっています、、、。
自分はキライな作品です。
トロルのヴォーレも人類から見るとひどいヤツですが、、、。種族が違うので罪悪感がないという。考え方が違う。人類もトロルに対して同じなんでしょうが。
ヴォーレも結局生き延びちゃうし(多分)、、ヒロインも映画の最後で満足そうな表情だし、、。
後味悪い作品でした、、、。
短編でも原作は自分は未読です。
原作者みずから脚本書いているので、こういう作品なんでしょうか??
ランニングタイム108分も長すぎ、、、。あと15分くらい短くても、、、。
原作は短編(らしいです)
同じ原作者のヴァンパイア物。
ハリウッドでリメイク(すごく観やすいです、、。)
『ぼくのエリ 200歳の少女』『モールス』の原作(上下巻の長編)