『ホワイト・ストーム』
掃毒2天地対決 THE WHITE STORM 2 DRUG WARS(2019年香港、中国)
監督:ハーマン・ヤウ
脚本:ハーマン・ヤウ
エリカ・リー
エリック・リー
出演:アンディ・ラウ
ルイス・クー
ミウ・キウワイ
カリーナ・ラム
クリッシー・チャウ
■ストーリー■
香港の黒社会の組織「正興組」は麻薬を扱わないという掟があった。しかし、店で麻薬が売買されていたことがばれ地蔵(ジゾン)は指をつめることに。
組長の甥で地蔵の義兄弟ユー・シュンティンは組織をやめ、株の勉強を始め、15年間で実業家として成功していた。ある日、正興会にいたときにつきあっていた恋人から連絡が来るのだった。自分は病気で死にそうなので、シュンティンとの間にできた子どもダニーの面倒を見てくれと言うのだ。しかし、ダニーは麻薬中毒者になっており転落死してしまう。シュンティンは麻薬撲滅運動を展開していくのだった。
一方、地蔵は正興組を破門され、自ら組織を大きくし麻薬四天王にまでなっていた。
□■□ネタバレあり□■□
■感想■
アンディ・ラウ、ルイス・クー主演の香港ノワール。
監督は『幽霊刑事』(2001年)、『恋のQピッド』(2001年)、『インファナル・ディパーテッド』(2006年)、『血戦 FATAL MOVE』(2008年)や「イップマン」シリーズのハーマン・ヤウ(ハーマン・ヤオ)。
香港映画としては普通の感じのいつものアクション映画です。
産休明けの女性刑事が出てきますが、現場の手入れですぐに死亡!
アンディ・ラウと別れた恋人の子どもも存在が明らかになってからすぐにビルから落っこちて死亡!
このことが原因でアンディ・ラウは麻薬撲滅運動に過激に行っていくんでしょうが、死ぬまでの展開が早すぎ、、、。子どもがいたこともさっき知ったのに、、、。
刑事の子どもの同級生が麻薬の影響で飛び降りるシーンとかも、唐突すぎ!!何の前触れもなく唐突に、、、。
いかにもこの展開の早さは香港映画的ですけど、まるでTVドラマの総集編でも観ているかのような場面展開感!!
とにかく、登場人物たちが死にまくり、、、。
麻薬四天王もほとんど紹介もなく、お亡くなりに、、、。
ルイス・クーの仕業か、アンディ・ラウの仕業か、、、。
アクション映画定番の展開も!麻薬課の同僚の女性刑事と結婚するので指輪をもっていた刑事が出てきますが、案の定、死にます!!
今作では女性刑事が犠牲に、、、。
麻薬の取引現場を襲ってまで、撲滅を図るアンディ・ラウ。
警官も組織の人間も犠牲者出まくり、、、。
アンディ・ラウの役は、元犯罪者でなく、、今も犯罪者、、、。
この展開では、アンディ・ラウも。ルイス・クーも死ぬだろうなぁ、、。と思っていると、その通りの展開に、、。
ところで原題のホワイト”ストームには2の数字がついていますが前作はベニー・チャン監督、ラウ・チンワン、ルイス・クー、ニック・チョン主演のアクション映画『レクイエム 最後の銃弾』(2013年)です。
『レクイエム 最後の銃弾』の原題は”掃毒 THE WHITE STORM”でした。ストーリーは全然関係ない6年前の作品でした。
自分は潜入捜査官物のアクション巨編の『レクイエム 最後の銃弾』の方が断然好きです!!
前作ですが、ルイス・クーが出演していることしかつながりが無いです。ストーリー関係ありません。