『やっぱり契約破棄していいですか⁉』
DEAD IN A WEEK (OR YOUR MONEY BACK)(2018年イギリス)
監督:トム・エドマンズ
脚本:トム・エドマンズ
出演:アナイリン・バーナード
フレイヤ・メイヴァー
トム・ウィルキンソン
■ストーリー■
自殺の名所の橋で身投げをしようとしているウィリアムに老紳士が丁寧に声を掛ける。老紳士はレスリーという名前で暗殺者だった。死にたければ自分に依頼しろというのだ。ウィリアムは、橋から身投げするが、ちょうど通りかかった船に落ち命拾いする。
人生に絶望した作家の卵ウィリアムは今まで7回も自殺しようとして、そのたびに失敗を繰り返していた。ウィリアムは、後日、暗殺者レスリーに自分の殺しを依頼する。1週間以内に狙撃で殺すという契約を結ぶのだった。1週間以内に殺せなかったときは返金という条件だった。
そんなとき、若い女性の編集者エリーがウィリアムの小説を出版したいと申し出てくるのだった。打合せ中、落としたペンを拾おうとしてウィリアムがしゃがんだ瞬間、レスリーの弾丸がエリーのボスの頭を撃ちぬくのだった、、、。
■感想■
人生に絶望した青年が、自分を殺す依頼をするイギリスのコメディ映画。
プロの暗殺者に依頼した途端、小説を出版する話が飛び込んできて、殺しの依頼を破棄しようとするものの一方、暗殺者の方は、人数のノルマが達成せず、なんとしてでも青年を殺したがっています。
どこかで何回も観たコトあるような設定のコメディ映画ですが、今作も面白い!!
ランニングタイムも90分と短めなんで、あっという間に終わっちゃいます。
イギリス映画は、こういう軽いタッチのコメディ映画が得意ですよね。同じような設定でも、アメリカ映画だと、下ネタ入ったり、妙に緊張感あってアクション映画になっちゃったりしちゃいますけど、イギリス映画のコメディなんで、緊張感なしのゆるーい展開!!ほめてますからね、、。
レストランでの打ち合わせ中の突然の狙撃シーン!ペンを拾おうとして助かるなんて、このドジぶりは「ピンクパンサー」シリーズのクルーゾー警部??って思わず思っちゃいました、、、。(ふ、ふ、古い、、、例えが古すぎてすいません。)
コメディ映画度 ★★★★
ユルユルな展開度 ★★★★★
登場人物の魅力度 ★★★
思わずニヤニヤ度 ★★★★
手が震える殺し屋に引退を勧めるシーンで、マイケル・J・フォックスの映画のタイトルネタも延々と続いて、思わずニヤニヤ、、、、。なんで、マイケル・J・フォックスの出演している映画のタイトルだけで、こんなに引っ張るの??
レスリーを狙う暗殺者以外、基本的にゆったり構えて余裕ある登場人物ばかりなのも粋な感じです。記念品を受け取って、引退を確認したら上司も帰っていくシーンも、今までテーブルの下で拳銃を向き合っていたのに、大人な対応でニヤニヤ。
映画のラストで、一応映画的にはオチがついた感じになりましたけど、あのあとどうなったのか気になっちゃいます。救急車が来るシーンまでは観れましたが、、、。コメディだから、そこまで気にしないでということなんでしょうねぇ、、、。