『ロッジ 白い惨劇』
THE LODGE(2019年イギリス、カナダ、アメリカ)
監督:ゼヴリン・フィアラ
ヴェロニカ・フランツ
脚本:ゼヴリン・フィアラ
ヴェロニカ・フランツ
セルジオ・カシー
出演:ライリー・キーオ
ジェイデン・マーテル
リア・マクヒュー
リチャード・アーミテージ
アリシア・シュルヴァーストーン
■ストーリー■
ローラは、別居している夫リチャードの家に子ども2人エイダンとミアの兄妹を連れやってくる。リチャードは恋人グレイスとの生活を考えローラに離婚の話を切り出すが、ローラはショックで自殺してしまうのだった。
6か月後、リチャードは、グレイスとエイダンとミアの4人で雪山のロッジに行くことにする。エイダンとミアは母親が死んだのはローラのせいだと思っていて、行くのを嫌がっていたが、説得されロッジへいくことに。
エイダンとミアはグレイスのことを調べると、彼女はカルト教団の教祖の娘で、そのカルトは彼女を除き全員集団自殺したことを知るのだった、、、。
■感想■
『グッドナイト・マミー』(2014年)の監督&脚本のヴェロニカ・フランツ、ゼヴリン・フィアラが同じく監督&脚本のスリラー映画。
はっきり言って、ぎりぎりスリラー映画になていますが。基本は”ドラマ”。
日本映画でも、描けそうなレベルの内容、、、。
『グッドナイト・マミー』よりは、すこーしだけエンターテイメント度が増えましたが、、、ホラー映画や、本格的なスリラー映画を想像するとかなりガッカリ系な内容が待ち受けています。
『グッドナイト・マミー』の進化版といった雰囲気の作品で、最後まで観て、かなり疲れちゃいました、、、。
自分は『グッドナイト・マミー』も全然ダメダメで受け付けなかったんですが、今作もダメダメでした、、、。今作は『グッドナイト・マミー』よりは、いくぶんか観やすくなっていますけど、、。
最初に「ハマー」のクレジットが出たのでてっきりイギリスが舞台の作品だと思ったら、登場人物の乗る自動車のハンドルが左なので、アメリカ映画??と思っていたら、雪山のロケ地はカナダのケベックでした、、。というか今作のロケ地はすべてカナダのようです。
イギリス、カナダ、アメリカ合作の作品でした、、、。
製作ハマーフィルムの作品で最近観たのは、ダニエル・ラドクリフ主演の『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2012年)だったような気が、、。あれは怖いホラー映画でした。
調べたら『テスター・ルーム』(2014年)、『ウーマン・イン・ブラック2 死の天使』(2015年)もハマーフィルムでした、、、。『ウーマン・イン・ブラック2 死の天使』は続編だから当たり前なんですが、、、。
今作のようなスリラー映画とかでなく、ハマーフィルムには”ドラキュラ”シリーズみたいな作品を作って欲しいんですけどねー、。
ところで、今作の監督&脚本のゼヴリン・フィアラとヴェロニカ・フランツは『グッドナイト・マミー』と言い、今作と言い、子どもが大人に対して、悪意がある無しとかは別にして、何かするのが好きなんでしょうか??今作では、最悪の結果に、、。
子どもって無邪気に、大人だったら絶対にしないようなコト言ったり、しちゃうことありますもんねー。
でも、子どもたちにしてみれば、集団自殺したカルト教団の生き残りの教祖の娘っていうだけで、十分不気味なのに、そのうえ母親を自殺させた原因を作った女性と一緒にクリスマス過ごしたくない、、、。
大体、母親が死んで6か月経っているとはいえ、子どもの年齢を考えたら、一緒にバカンス過ごすのは早すぎでしょう。このお父さん、アウト!!レッドカード!!
なーんて思っていたら、生きることにレッドカードになっちゃいました、、。