『ザ・アウトロー』
DEN OF THIEVES(2018年アメリカ)
監督:クリスチャン・グーデガスト
脚本:クリスチャン・グーデガスト
原案:クリスチャン・グーデガスト
ポール・シュアリング
出演:ジェラルド・バトラー
カーティス・ジャクソン(50 Cent)
パブロ・シュレイバー
オシュア・ジャクソン・Jr
メドウ・ウィリアムズ
■ストーリー■
48分に1回、銀行強盗が起きる街ロサンゼルス。元系兵隊のメリーメン率いる武装集団のグループがコーヒーショップに立ち寄った現金輸送車を奪うが、彼らが奪っていったのは中身が空の輸送車だった。メリーメンを追っていたロサンゼルス郡保安局の保安官ニックは、刑事や犯罪者が立ち寄るバーテンダーのドニーに接近していることを知り、ドニーに情報を流すよう強要するのだった。メリーメンは、逃走にドニーの天才的なドライブテクニックを使うのが目的のようだった。
メリーメンのグループは連邦準備銀行の処分される紙幣を狙っていた。ドニーを配達員のバイトにつかせ、警戒厳重な連邦準備銀行にまず出入りさせるのだった。ドニーはニックに、メリーメンが襲う銀行の名前を伝えるが、それは連邦準備銀行とは違う銀行だっが、実際襲撃事件が起きてしまうのだった、、、。
□■□ネタバレあり□■□
■感想■
ジェラルド・バトラー主演の犯罪スリラー。
銃撃戦、現金輸送車強奪シーン、カーチェイスなどアクションシーンはすごいですが、アクション映画でなく、犯罪物でした、、、。
てっきりアクション映画??と思わせておいて、ビックリしたでしょ??系な感じの作品に最後は落ち着きます。
でも、ストーリー的には普通のドンデン返しなので、「う~ん、面白かったけど、、、」って感じに。
ストーリーでなく、主人公はジェラルド・バトラーでなく、オシュア・ジャクソン・Jrだったのー??っていうコトにビックリしちゃいました、、、。
アクション映画お馴染みの、犯人側の家族のエピソードや、主人公のジェラルド・バトラーの奥さんとの離婚話、子どもとの交流シーンなど色々なエピソードを入れているので、まさかこういう展開の映画だとは思いませんでした。
1番印象的だったのは、離婚しようとしていた奥さんが友人の家でデート?している現場にジェラルド・バトラーが現れるシーンですけど、新しい彼氏?みたいな男が全然違うタイプの男性でした。ジェラルド・バトラーにビビリまくりでしたけど、あれがデイヴ・バウティスタとかスティーヴ・オースティンだったら面白かったのに、、、。そこでケンカが始まったら、見せ場が1個増えたのに、、、。そのシーンのためだけに、ディヴ・バウティスタ出演って、超豪華なキャスティング。年齢的には2人とも1969年生まれなのでおかしくないでしょう。(スティーヴ・オースティンは1964年生まれです)
ランニングタイム140分と少し長めですが、飽きさせないで面白かったです。
アクション映画120%みたいな作品にしか思っていなかったので、少しは驚いたものの、驚き度は”思わずニヤニヤ”っていうくらいでしょうか??
バーテンダーの運転テクニックを披露するシーンとか、必要??
まぁ、あそこまで観客に(映画の中の刑事たちにもですが)見せておかないと、メリーメンが雇おうとしたした理由が希薄になっちゃいますけど、あの運転シーン、エンターテイメント映画にしても少しサービス精神旺盛すぎでは??
クライマックスの保安官たちと犯人グループの銃撃戦もハデすぎ!!
防弾チョッキ着ていても、チョッキの隙間を撃たれて血まみれで死んじゃうあたりも妙にリアル。
現金輸送車の警備員を反撃されそうになって撃ちまくって血も涙もない犯罪者グループですが、娘のボーイフレンドを脅すエピソードとか笑えるシーンもあって、何か妙なバランスの作品でした、、、。
アクション映画度 ★★★
犯罪映画度 ★★★★
ドンデン返し度 ★★
ちなみに、あのトイレにあったデリバリーの料理、大丈夫だったんですか??普通腐りそうですけど、、、。