@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『ブロンクスからの脱出』

2020-12-05 10:56:26 | イタリア映画/SF

ブロンクスからの脱出
ESCAPE FROM THE BRONX(1983年イタリア)
 監督:エンツォ・G・カステラッリ
 脚本:ティト・カルピ
    エンツォ・G・カステラッリ
 原案:ティト・カルピ
 音楽:フランチェスコ・デ・マージ
 出演:マーク・グレゴリー
    ヘンリー・シルヴァ
    ヴァレリア」・ドビチ
    パオロ・マルコ
    ティモシー・ブレント(ジャンカルロ・プレト) 
    アントニオ・サバト
    トーマス・ムーア(エンニオ・ジロラーミ)
    

 ■ストーリー■
 前作”ブロンクス・ウォリアーズ 1990年の戦士”から数年後(多分)、ジェネラル建設はニューヨークのブロンクスを再開発しようと住民を立ち退きを行っていた。そして、立ち退きに従わなかった住民者たちは殺しまくっていた。
 ジェネラル建設に発見された指名手配犯のトラッシュはヘリを撃墜するも、建設会社の別の部隊に家族を殺されてしまうのだった。復讐を誓うトラッシュは、立ち退きの手段をかぎつけた女性記者やブロンクスのギャングたちと協力し、ジェネラル建設の社長クラークをさらうことにするのだった。
 副社長ホフマンは、これをチャンスと考えフロイド・ラングラーと組み社長のクラークもろとも殺そうとするのだった、、。

 
 ■感想■
 エンツォ・G・カステッラリ監督、マーク・グレゴリー主演のポストアポカリプス映画『ブロンクス・ウォリアーズ1990年の戦士』(1982年)の続編。
 タイトルからも分かるようにジョン・カーペンター監督の傑作Sci-Fiアクション映画『ニューヨーク1997』(1984年)の亜流作品です、、。
  正確には亜流を目指した作品です、、、。
 全然、亜流になっていなくて、完全にオリジナルアイディアの作品になっちゃってます。
 
 当時、イタリアでは『マッドマックス2』や『ニューヨーク1997』のヒットを受けてエピゴーネンの作品が多く製作されました。その他『ブレードランナー』の要素も加わり、イタリアでのポストアポカリプスSci-Fi映画は独特の世界観を形成して1つのジャンルになるくらいに、、、。

 このジャンルの作品については、最近記事にしているので細かく書きませんが、『ブロンクス・ウォリアーズ 1990年の戦士』『ブロンクスからの脱出』以外で日本公開(ビデオスルー、TVのみも、、)された作品を、いくつかあげると、、、

 『ニューヨーク2109』(VHSソフト題:『サイボーグ・ハンター ニューヨーク2019年』)(1983年)
 『カー・バイオレンス』(VHSソフト題:『マッド・ファイター』(1983年)
 『核戦士シャノン』(1983年)
 『未来帝国ローマ』(TV題:『ローマ2072年 虐殺のグレディエーター』)(1983年)
 『近未来戦士テキサス2020年』(1983年)
 『ラスト・ソルジャー』(VHSビデオ題:『ザ・エクスキューター』)(1983年)
 『レプリコップ未来警察』(DVD題:『未来警察サイボーグコップ』)(1985年)
 『マッドライダー』(1983年)
 『アーバンウォーリアーズ 人類最後の都市』(1987年)
 『ラッシュ 地獄からの脱出』(1983年)等々、、。

 

 イタリアで多くの作品が作られSci-Fi映画の1つのジャンルになったのか、このジャンルの作品はアメリカでも製作されることに、、
 『近未来戦争 オメガ帝国の崩壊』(1985年)
 『ステール・ドーン 太陽の戦士』(1987年)
 『バトルトラック2053』(1991年)(カナダと合作)
 
 フィリピンでは
 『最後のアマゾネス』(VHSソフト題:『ストライカー』)(1983年)
 『ファイヤー・マックス』(1984年)
 『未来戦士スレイド』(1987年)(アメリカと合作です)、、、。
 
 イタリアのブームとは別で『マッドマックス2』のオーストラリアの近隣、ニュージーランドでは『バトルトラック』(1982年)が作られました。

 自分がふっと思いつくだけでもこれだけあるので、どれだけの作品が作られたのでしょうか??

  原案、脚本は『テンタクルズ』(1977年)『カー・バイオレンス』(1983年)『ライト・ブラスト』(1985年)のティト・カルピ。

 主演は前作に引き続き、トラッシュ役にマーク・グレゴリー。
 今回は、イタリアの俳優を中心にキャスティング。前作のヒットからすぐに作られた続編なんで揃えられなかったんでしょうか??
 国際的なキャストでは、ヘンリー・シルヴァが出演しています。
 アメリカ映画、イタリア映画、カナダ映画、オーストラリア映画、色んな作品に出演しています。 
 『皆殺しハンター』(1972年)『ザ・ボス 暗黒街の標的』(1973年),『マンハント』(1975年)、『恐怖のマンハント』(VHS題:『コンバット 恐怖の人間狩り』)(1976年)、『吸血の館』(1979年)、『アリゲーター』(1980年)、『メガフォース』(1982年)、『ラスト・ターゲット 狙われたスパイたち』(1984年)、『地獄のボンバー 史上最強のワンマン・アーミー』(1984年)、『パリ警視J』(1984年)、『刑事ニコ 法の死角』(1988年)、『リベンジャー 殺しの特訓』(1988年)、『電脳戦士サイ・ウォリアー』(1989年)、、、。
 メインな役から脇役まで、大作から低予算の作品まで、本当に色んな作品に出演しています、、。まだまだありますが書ききれません、、。
 確か、前に読んだ記事では、食事ができて、新しい服が着れて、ギャラがもらえるから色んな作品に出演するそうです。

 前作は、色んな作品の要素があったごった煮のような作品で、そこが魅力になっていましたが、今作はオリジナリティあふれる普通のSci-Fiアクション映画に、、。まとまりは今作の方がありますが、自分は前作の方が好きだったりして、、、。

 今作は、日本ではTV放送されていないと思うのですがどうなんでしょう??
 字幕で良いので、ブルーレイ化お願いします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする