『スローターハウス・ルールズ』
SLAUGHTERHOUSE RULEZ(2018年イギリス)
監督:クリスピアン・ミルズ
脚本:クリスピアン・ミルズ
ヘンリー・フィッツハーバート
原案:ルーク・パスモア
クリスピアン・ミルズ
ヘンリー・フィッツナーバート
出演:エイサ・バターフィールド
フィン・コール
ハーマイオニー・コーフィールド
マイケル・シーン
サイモン・ペッグ
ニック・フロスト
マーゴット・ロビー
■ストーリー■
ドン・ウォレスは母親に勧められ伝統的な寄宿学校スローターハウスへ入学する。学園では寮でカースト制が敷かれており、女子寮アンドロメダ、秀才の寮ゼネフォン、筋肉バカのアスリート寮オリンポス、そして、ドンは最下層のスパルタの寮へ。ドンは最上級生のクレムジーに一目ぼれ、またルームメイトのウィルと打ち解けていくのだった。
一方、学園の敷地ではシェールガスを採掘するための水圧破砕の工事が行われていた。学園長は、経済的な理由で該当エリアを立ち入り禁止にして水圧破砕の作業を進めさせていた。
学校が休暇に入る頃、地下では水圧破壊の影響で何かが地上へと這い出ようとしていた、、、。
■感想■
サイモン・ペッグ、ニック・フロスト出演の学園モンスターパニック映画。
でも、ランニングタイム103分のうち60分弱は、学園物でストーリーが進んでいきます。
こういう映画なの??
と思っているとなぜか、中盤からモンスター映画になっちゃいます!
後半に本格的にモンスターが出てきて、それまで描いてきた登場人物たちがバタバタ死んでいきます、、、。
大体、学園の名前の”slaghterhouse”って、場(学園)って何??このネーミングからしてオカシイ。”サイダーハウス・ルール”にひっかけているんでしょうが、、、。
だけど、少し名前負け??”もっとぶっ飛んだ作品かと思ったら、マジメなモンスター映画でした。
じゃぁ、今までのドンたちの学園生活を描くシーンはなんだったの??こんなにていねいに描かなくても良かったのでは??って思っちゃいます、、、。
嫌な上級生クレッグの存在は、こういう映画でのお約束のキャラクターだから良いですけど、ウィルのルームメイトの件とか、学園長の存在とか、あまり必要なかったのでは??
ヒロインのクレムジーの友達ケイとかもいるだけのキャラクターで全然活躍しない。紹介シーンでチェスが強いっていう設定ありましたけど、それが後の展開に活きてこない、、、。
スパルタ寮のメンバーとかもあまり活躍するシーンないし、だったらそんなに前半で登場させなくても良かったのでは??
もともと学園の地下にいたという設定なら、森の中の大きな穴を発見するシーンも必要なかったのでは??
前半を、少しカット(10分くらい)したら、テンポが良くなるような気もするんですが、、、。
学園物+モンスター映画で、面白くなりそうな設定なんですが、、、。
オーソドックスなモンスター映画的展開な上に、あまり笑えないという中途半端な感じに、、。
でも、つまらなくはないです。
こういうティーン向けのコメディ調のモンスター映画が好きな映画ファンなら、必見かも??
学園、青春映画度 ★★★
モンスター映画度 ★★★★
ゲラゲラ笑える度 ★★
今作は、劇場公開もされず、ソフト化もされず、配信のみ公開に、、、。
そこまで、冷遇しないでも良いのでは??
こういうヒマつぶしに最適な作品こそ、レンタルとかした方が良いと思うのですが、どうなんでしょう??